沢登りとルートファインディングの訓練に参加した。大川入山は冶部坂高原と恵那山の間にあり、標高1908mで北、中央、南アルプスの山々を見晴らせるので人気がある。今日の登りは南沢取り付き点(約1140m)から沢の流れの中を上り詰めて、冶部坂峠~大川入山登山道(稜線)の鞍部(1640m)に出るコースである(図1)。
水量は思ったよりも少なく、少し物足りなかったが合流してくる多くの沢との出合で登るべき正しい沢を選択するのはなかなか難しく勉強になった。正しく較正した高度計と周辺の地形を頼りにして現在位置を確認しつつ登ったが、何度か間違えた。しかし、最後の爪辺りでは稜線が垣間見えてきたので、稜線の鞍部に出ることができた。藪の笹は比較的細かったが最後の急斜面の登りには苦労した。鞍部から頂上まできつい登りを終えると見晴らしの良い頂上に出た。下りは冶部坂峠登山口へ下りた。
沢登りのコース(赤線) |
南沢の様子 | 頂上の標識 |
頂上からの展望 | |
中央の山塊は中央アルプス、丸い形の頂上は空木岳、左に木曽駒ケ岳など。
左奥(写真にはない)には北アルプスの穂高岳など、写真中央から右にかけて蓼科山、八ヶ岳連峰、さらには、写っていないが南アルプスの北岳や塩見岳などが見晴らせた。
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