iPadはパソコンと比較すると、メディア情報を取り扱うのが大変に簡単にできるようになっているようだ。これに比較すれば、Windowsパソコンは使い勝手が悪い。iPadは機能を限定することで大胆なユーザインターフェースを可能とした。これによってコンピュータ利用のハードルを一気に下げて、年寄りでも子供でも使いたくなる環境を実現させた。
産業用ロボットは使い勝手においては、まだMS-DOS時代のパソコンレベルといえるだろう。そのために、なかなか利用が広がらない。
産業用ロボットのiPad版は機敏なコンプライアントなアームと高速の視覚認識システムが不可欠になる。如何に低価格で実現できるか?この実現を左右するのはソフトウエアの構築力だ。これらの開発は大学や国の研究所ではできない。メーカの技術者、それも若い世代の技術者に期待するしかない。
いま、一番にこの目標に近いところにいるロボットはKUKA のLight Weight Robot だ。