自民党の勢いが強く、民主党は低落気味らしい。自民党安倍総裁の国防軍発言、現憲法への罵倒発言、インフレ率2%達成までの無制限な国債の発行発言、などなど、何か危なかしいものを感じる。これで物事がうまくゆけばよいが、うまくゆかずにマイナス効果ばかり出てくることだってありうる。国民のやりようのない不満を過激な発言であおって、票に結びつけようとするようなやり方だ。失敗したら政権を放り出すような不安もないではない。もっと冷静な安心できるリーダはいないのか?現在の日本の課題はそう簡単に解決できるようなものばかりではない。どの党が勝っても同じだという冷めた見解もある。民主党の野田首相は発言の内容からすれば、まだ安心できる人物のようだ。ただ党としての実行力が弱いのが問題だ。多くの国難が日本に迫っている。このような時は、国が内部で分裂してはいけない。新約聖書(マルコ3章24節)にもある通り、「もし国が内輪で割れれば、その国は立って行けない」である。話し合い協力して政策を練ってゆく必要がある。これこそが民主主義だ。日本の政治家は特にこの訓練ができていないように思う。選挙が終わったら、自民党も民主党も協力して国難に対処してくれることを切に望む。この点に関しては石破自民党幹事長に特に努力を期待したい。