赤底の湿地

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 新池のコンクリート通路上に地下水が流れ出し赤い湿地を作っている。天白区では宅地化が進んだが、まだこのような赤い水底がところどころで顔を出す。30年前くらいの天白区丘陵地には水底がこのように赤い湿地帯が多くあった。そこには今はもう見られないシラタマホシクサやハッチョウトンボが生息していた。

 愛知県豊橋市天伯町の高師原(たかしばら)では「高師小僧(たかしこぞう)」という棒状で芯に穴が開いた褐鉄鉱(かってっこう)が採れる。愛知県指定天然記念物である。鉄分を多く含む土地に生えた植物の根の回りにバクテリヤが造り上げたものらしい。根の痕が芯の穴となって残っている。天白区丘陵地の水底に見られる赤い土壌を形成させているのと同じバクテリヤの仕業か。

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このページは、essahoiが2004年9月11日 11:46に書いたブログ記事です。

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