2007年4月アーカイブ

 4月28日に薮原宿から旧中山道鳥居峠を越えて奈良井宿まで歩いた。山道に入ると直ぐに雹、雷、強雨、強風の嵐(寒冷前線)に見舞われた。

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ヒトリシズカ(28日14時22分)
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エイザンスミレ

(28日14時22分)

奈良井宿

(28日14時36分) 

  しかし、悪いことばかりではない。嵐は翌日の幸運を運んでくれた。29日午前5時に仲仙寺登山口から経ヶ岳を目指して登り始めると空は青く澄み渡っていた。さらに、南、中央、北アルプスや御嶽山、八ヶ岳の山々は嵐が置いていった新雪で装いを新たにしてわれわれを迎えてくれた。
 経ヶ岳は頂上こそ見晴らしはよくないが、尾根を登る登山道の多くで日本アルプスの山々を展望できることで有名である。中央アルプスの木曾駒ヶ岳、宝剣岳が直ぐ南に迫っている。遠く北西には北アルプスの穂高岳、槍ケ岳がくっきりと見える。

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木曽駒岳、宝剣岳

(29日9時4分)

穂高岳など

(29日10時2分)

 南東には逆光ではあるが、甲斐駒ケ岳、千丈岳が見える。また、西には御嶽山の堂々とした姿が近くに見える。

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甲斐駒ケ岳、千丈岳

(29日8時3分)

御岳山

(29日9時18分)

 北東には蓼科山、八ヶ岳も見える。大いに満足した。
 経ヶ岳の7合目以上には残雪があり、特に8合目以上では、昨日の嵐で新パウダー状に積った新雪を踏みしめて登る喜びを味わうことができた。

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9合目にある石仏

(29日9時45分)

ダケカンバと残雪

(9合目、29日9時55分)

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経ヶ岳頂上

(29日10時24分)

経ヶ岳

(29日9時3分)


 登りは残雪に苦労したが、頂上に10時30分到着、下山は14時50分に仲仙寺登山口に到着した。

 近日中に中央アルプスの「経ヶ岳」へ登る予定がある。最近は天候に恵まれずに3つの山行計画が中止になったので、久しぶりの山行である。体が登山モードから遠ざかってしまっているので、体を慣らしに猿投山に登った。今日は雲は厚いが降水確率は40%ということで、11時ごろ家を出た。ウィークデーだから登山人は居なかろうと思ってきたが、それでも10人くらいと出会った。最初に出会ったのは子育て真っ最中くらいの若い女性で、単独で下りてきた。「後30分でケイタイが通じるから」と大声でケイタイに話している。なんとかつながっているらしい。それ以外に出会った人々は熟年の男性や子育てを終わった主婦然とした女性など。男性は単独行、女性は2~3人で歩いている。木々は新緑が息吹き始めている。鶯が追っかけてきて盛んに鳴いてくれた。車に乗って帰途に着いたらやっと空が明るくなってきた。

    写真:頂上からの展望。新緑が広がってきた。

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