相生山緑地の中を自動車道が貫通するという話を聞いてからもう10年近くなると思うが、いまだに工事中で、完成するのかどうかも不明だ。1年ほど前までは盛んに工事していたが、この1年間は止まったままである。市民の抵抗が大きいらしい。(下の写真は工事半ばの道路。民家に近い道路の一部をトンネルにしたり、屋根を作って緑化したりしているが、大部分は屋根なしである。)
私も、市当局が思い切って方針転換をして、道路作りではなく森作りにお金をかけたほうが良いと思うようになった。最近の世の中の変化は100年に一度の大変化だということを認識すべきだろう。これからは都市に道路を増やすよりも、道路は減らして森や川や池を作って都市のヒートアイランド現象を抑えることが重要になる。自然にあふれた環境を復活させ、省エネルギ、省CO2の都市づくりをすることが至上命題になる。それへの頭の切り替えを早くしなければならない。
このような時は10年来の道路計画であっても、一旦保留して世の中の推移を見極めたほうがよい。そして100年来の変化に対応する事業に重点的に取り組むべきである。
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