2011年2月アーカイブ

 甘いもの好きなメジロが満開の梅の花に集まってきた。いつもは人に敏感なメジロも甘い蜜には勝てない。人を横目で見ながら、逃げずに一生懸命蜜を吸っている。


 今日は一年ぶりに保呂公園から平子橋まで、水鳥を探して天白川の河川敷を歩いた。水鳥は予想通りに居たが、予想外の収穫として川縁の木や雑草の中で、ホオジロ、ウグイス?などを初めて見かけた。ホオジロは日本一見かける機会が多い野鳥らしいが、スズメと似ているので小生にはこれまで見分けられなかった。

IMG_5398-2.jpg IMG_5407-2.jpg
カワセミ コガモ

IMG_5422-2.jpg IMG_5431-2.jpg
カワウ ホオジロの水浴び
IMG_5425-2.jpg IMG_5434-2.jpg
ホオジロの群れ ホオジロの水浴び
IMG_5446-2.jpg a6daf6323dca003ac9ef6f93f778adf84bda238d.jpg
ホオジロ ウグイス
スズメ目ホオジロ科、留鳥
スズメ目ウグイス科、漂鳥または留鳥
IMG_5462-2.jpg IMG_5469-2.jpg
ウグイス ウグイス
IMG_5440-1.jpg IMG_5476-2.jpg
ジョウビタキ モズ

 ジョウビタキとアオジを見かけた。


 昨年と同じこの週にマヒワの群れが来ている。カワラヒワかもしれない。マヒワのほうが小型らしいが、良く区別できないでいる。

IMG_5365-2.jpg IMG_5377.jpg
カワウ

カワラヒワ

嘴がピンク色

IMG_5382.jpg IMG_5385.jpg
シジュウカラ

マヒワ

嘴が黒い

 オアシスの森を歩く。散歩の常連が久しぶりに御嶽山がきれいに見えるよと教えてくれたので、急いで梅林まで行って見る。しかし、半分は雲に隠れてしまっていた。春の空は変化が早い。満開の紅梅が青い空に映えてきれいだ。


 腰の具合も大分よくなったので、今日は荒池、農業センター、針名神社まで歩いた。荒池には水鳥の数が少なかった。昨年の今頃はたくさんいたのに。散歩に来ていた人が毎年鳥の数が少なくなると嘆いていた。池の奥の森にはオオタカが住んでいるそうだが、いつまでも居てくれるだろうか。わずかに葉の落ちた高木の梢で一羽のシジュウカラが淋しくピーピー鳴いていた。

 農業センターへ向かって田舎道を歩いてゆくと、メジロ、シジュウカラ、モズ、ジョウビタキなどを度々見かけた。森の中には野鳥はおらず、野菜畑、果物畑などには一杯居る。人間の住処がある里山には食べ物が豊富だからだ。人間がそれなりの環境を作ってやれば野鳥は多く集まってくる。 

 農業センターに来ると入り口に靴底を消毒するマットがおいてあった。ここでは名古屋コーチンを飼っているので、鳥インフルエンザウイルスの進入を警戒しているのだ。ソシンロウバイや菜の花が満開だった。野鳥は居ないだろうと期待していなかったが、未開花の梅ノ木にシメ(スズメ目アトリ科)が何羽かがいた。初めて見かけ、しかも写真に撮れたので感激した。ユーラシア大陸から冬に渡ってくる渡り鳥(冬鳥)だ。相生山緑地やオアシスの森では今まで見たことは無かった。

 しだれ梅も蕾が大きく膨らんでおり、開花はまじかだ。

 帰りに大堤池に立ち寄ると独り者のコブハクチョウ君が近づいてきた。人恋しいのだろう。この辺りにもう十年くらい住み着いているのではないか。5年位前までは連れ合いが居たが、どこかに行ってしまった。


 腰を痛めてしまってしばらく静養していたが少し良くなってきたので、野鳥に会いたくて重いカメラを持って相生山へ。まず相生山の北海道(畑)を歩くと、紅梅が大分咲いていた。また伊吹山がかすかに見えていた。畑の上を歩き回るジョウビタキ(オス)に出会ったが、それだけだった。

 桜並木に行くと、ジョウビタキのメスがいた。止まり木の上でくるくるとまわってくれたので、後姿も撮れた。前からの姿はオスと違うが、後姿はあまり差が無い。今年はどこへ行ってもジョウビタキを見かける。

 アオジやジョウビタキは毎年同じ場所にやってきて、一冬過ごしてゆく。一度場所を決めて定住を始めると、人をあまり警戒しなくなる。アオジは道路に降りて餌を探していることが多いのでスズメと間違えそうだ。一方、メジロは定住せずに森の中を常に移動しているし、一羽で居るときは警戒心がつよい。それぞれに特徴があって面白い。

 今日はメジロが逃げてゆくところが撮れた。すばしっこい様子が表現できた。

 もうスイセンが咲いている。12月ごろから咲き始める多年草の花だ。これはニホンスイセン(ヒガンバナ科スイセン属)。ニホンと名が付いているが地中海沿岸の原産 で、小アジア、中国を経て鎌倉時代に日本にきた。今や日本全土で咲いているたくましい花だ。英名Narcissus(ナルシソス) はキリシャ神話に出てくる水面に写った自分の姿に恋をした美少年の名前である。


常連の水鳥

| コメント(0)

 大根池は荒池などと比べると、水鳥の飛来は少ない。餌となる水草が少ないのかもしれない。それでも時々普段には見かけないカモが混じっている。それを見つけるのが楽しみとなる。カイツブリでもいろいろ見かけの異なる種類がある。きょうも首の毛の色が焦げ茶で小型のもの(カイツブリ)と白く大型のもの(アカエリカイツブリ)と2種類来ている。ヒドリガモはユーラシア大陸からの渡り、バンは西日本では留鳥。

ノスリか?

| コメント(0)

 相生山緑地を歩いていると、空を旋回している鳥を見つけた。タカ科の鳥だろうとおもって、カメラを向けたがなかなか視界に入らない。望遠を広角側に戻して、あせって探してやっとワンショットだけ撮れた。次の瞬間には空から消えてしまった。急降下したに違いない。後で調べてみてもノスリかトビかのどちらかと思われる。尾羽が丸くカーブしているので、ノスリ(タカ目タカ科)ではないか?今後は空にもっと注意をおいて、もっと精細な写真を撮りたいものだ。意外とタカ科の鳥は多いように思うが、高度が高いし動きが速いからきれいな写真がなかなか撮れない。


常連と出会う

| コメント(0)

 新顔の鳥は天白公園になかなか姿を見せない。一方、昨年と同様にマヒワ(スズメ目アトリ科)の大群が公園の木に群がっていた。昨年も2月6日におなじようにマヒワに大群を写真に撮っている。正確に同じ時期なのが面白い。オオバン(ツル目クイナ科)やハクセイキレイ(スズメ目セキレイ科)などの常連も多く居る。

 昨日、アカゲラが居たといううわさを聞いたので、その場所に出かけてみたが見つからなかった。マヒワとジョウビタキが居たので撮った。マヒワは中国北部で繁殖し、越冬のために日本に飛来する。マヒワのオスは頭が黒い。なるべく近寄って撮るほど鳥の毛並みや目の表情が輝いてくる。鳥の種類ごとに、来る場所が毎年決まっている。深い森の中ではなく人家に近いところにくる。畑の野菜などを食べているのか、野菜に居る虫を食べているのか?

 先日、白梅が咲き始めたと思ったら、今日は紅梅が咲いていた。やはり紅梅のほうが華やかだ。

 今日は昼前に出かける予定があったので、相生山口から稲田口に向かってオアシスの森をショートカットで歩いた。ところがそれが大正解で、初めてルリビタキのオスが撮れた。オアシスの森には鳥が少ないと思っていただけに予想外の収穫であった。きれいな鳥だ。できれば横からの姿も撮りたかったが、逃げられてしまった。

 また、光の関係が良かったのか、コゲラがカラフルに撮れた。腹の羽毛の茶色がきれいだ。今までは光の具合が悪かったのか、茶色の羽毛がはっきりと撮れていなかった。こんなにきれいな茶色であったのかと感激した。

 いつも良く出会う散歩の仲間から、同じところでアカゲラを見かけたよと声を掛けられた。今まで出会ったことはないので明日以降、しっかりと探してみよう。今の時期は野鳥が一番たくさん見られる。

 今日は風がなくて暖かい。TVの天気予報によると最高温度は12度くらいで、3月の後半の暖かさとのこと。久しぶりに相生山の北海道(畑)に出かけてみる。ここは入り口のところで猛犬に吠えられるのがいやだが、我慢して通り過ぎる。11時ころになってしまったので、野鳥が多く現れる時間帯より遅くなったかもしれない。ちらほら鳥を見かけたが、それほど多くいるわけでもない。かろうじて遠くの枝に止まっている一羽を撮ったが、遠すぎて種類をはっきり特定できない。ルリビタキのメスか?帰りは畑から相生山緑地の藪に入って、炭焼き小屋に降りたが、服やリュックが枯葉だらけになってしまった。

 ナンテンやセンリョウ、マンリョウの赤い実やツツワブキの黄色い花などもなくなってしまった。サザンカの花もしぼんでしまった。この冬は雨が非常に少ない。この2ヶ月くらいは1月17日に大雪が降った以外、雨は降っていない。土はからからで木々や野菜の葉も生気がない。鳥は何を食べているのだろうか?

月別 アーカイブ

ウェブページ

リンク

Powered by Movable Type 7.0.1

このアーカイブについて

このページには、2011年2月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2011年1月です。

次のアーカイブは2011年3月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。