何ヶ月かに一度、自宅の郵便受けに名古屋市緑政土木局道路建設課から「施工ワーキングのススメ」というPR誌が投函される。今日も豪雨の中、第55号が投函されていた。
内容は学術検証委員会による施工作業の課題検討状況の報告である。まだ河村市長は自動車道路工事の継続を決断していないはずである。地下鉄桜通線が徳重まで延長され、バス路線も大幅に変更され、地下鉄野並駅交差点の渋滞はどう変わったのだろうか?市長は渋滞の状況を見て道路建設を中止するか、継続するかを判断すると言っていた。実態を確認してから判断するという市長の姿勢は正しい。
渋滞の状況の変化に関する報告もないままに、道路建設が既定路線であるかのように「施工ワーキングのススメ」というPR誌を発行、投函し続けるのはいかがなものか?
学術検証委員会はヒメボタルやタヌキなどに代表されるオアシスの森の環境を破壊しないように道路づくりをすることを検討しているが、道路を作らないことがもっとも環境を保全することを無視している。道路を作らなくても済む対策にもっと知恵を絞ったらどうか?
原子力学会の学者たちが原子力発電を継続する前提で、原子力発電に反対の学者たちを退け無視してきたやり方とそっくりではないか!
名古屋市の役人とその御用学者達は頭を冷やして、道路工事計画を廃止し森を破壊することをやめるべきである。豊かな森を育て名古屋市民の誇りの森としたいものだ。
「相生山の自然を守る会」の者です。まさに私達が何回も市に質問状を出してきたことを書いて下さっていて、嬉しく思いました。先週金曜日に市長と市民団体が話し合う会があり、そこで市長に質問したところ、「知らなかった。持っているか?」と言われました。ビックリ。緑政土木の道路建設部長は「システムについては話してあるが、細かいことは言っていない。建設を前提にした活動はしていない。継続審議をしているだけだ」。