荒池の最近のブログ記事
腰の具合も大分よくなったので、今日は荒池、農業センター、針名神社まで歩いた。荒池には水鳥の数が少なかった。昨年の今頃はたくさんいたのに。散歩に来ていた人が毎年鳥の数が少なくなると嘆いていた。池の奥の森にはオオタカが住んでいるそうだが、いつまでも居てくれるだろうか。わずかに葉の落ちた高木の梢で一羽のシジュウカラが淋しくピーピー鳴いていた。
農業センターへ向かって田舎道を歩いてゆくと、メジロ、シジュウカラ、モズ、ジョウビタキなどを度々見かけた。森の中には野鳥はおらず、野菜畑、果物畑などには一杯居る。人間の住処がある里山には食べ物が豊富だからだ。人間がそれなりの環境を作ってやれば野鳥は多く集まってくる。
農業センターに来ると入り口に靴底を消毒するマットがおいてあった。ここでは名古屋コーチンを飼っているので、鳥インフルエンザウイルスの進入を警戒しているのだ。ソシンロウバイや菜の花が満開だった。野鳥は居ないだろうと期待していなかったが、未開花の梅ノ木にシメ(スズメ目アトリ科)が何羽かがいた。初めて見かけ、しかも写真に撮れたので感激した。ユーラシア大陸から冬に渡ってくる渡り鳥(冬鳥)だ。相生山緑地やオアシスの森では今まで見たことは無かった。
しだれ梅も蕾が大きく膨らんでおり、開花はまじかだ。
帰りに大堤池に立ち寄ると独り者のコブハクチョウ君が近づいてきた。人恋しいのだろう。この辺りにもう十年くらい住み着いているのではないか。5年位前までは連れ合いが居たが、どこかに行ってしまった。
ユリ科ゴボウシ属。多年草。やや湿った草原、河原、湿原やその周辺草原などに生育する。
<今日は荒池まで歩いて往復する。大堤池から荒池をに向かって歩いていると桃が赤く実っていた。モモはバラ科サクラ属。リンゴやナシ、モモ、ビワ、イチゴ、サクランボ、ウメなど、果物にはバラ科が多い。
今日は土曜日で晴天だ。体調も良い。平針農業センタ周辺にある緑地帯まで遠出して、野鳥を撮ることにする。APO120-400レンズを買ってから初めての遠出だ。EFS18-200レンズも持ってゆくのでリュックサックの重さ込みで4.3kgを背負って歩くことになった。土曜日というのに緑地帯の細道を歩く人は少ない。眼を凝らしながら針名神社や付近の雑木林を歩いてみたがシジュウカラとヒヨドリしか見つけられなかった。満開を迎えつつある紅梅を撮ったりしながら荒池に向かう。
荒池に着くと超望遠レンズ付きのカメラを持った熟年男性が3人ほど何かを待っている。それが、オオタカ?を待っていると分かったのはそれらしい鳥が空に現れたときだった。高速連写で鳥を追っている。小生は最近はタカなど見たこともなかったので興奮して少し撮らせていただいた。
やはりここここの自然度は高いんだなーと感心しながら、池を見ると今日は数多くの珍しい水鳥がいる。やはり大根池とは違う。池はずっと広いし周りに人も少ないので安心して食餌できるからなのだろうか?カンムリカイツブリ、カイツブリ、ヨシガモ(雄)、ヨシガモはシベリヤなどからの渡りで冬鳥、ハシビロガモ、ヒドリガモ、その他が識別できた。カンムリカイツブリはレッドデータブックで危急種に指定されているとのこと。冬鳥。貴重な鳥だ。また、複数種の10羽以上のカモが円陣を作って頭を水の中に入れて回転している。何かの儀式みたいで興味深い光景だった。何をやっているのだろうか?
追記:みんなでぐるぐる輪を作って回って、水の渦を作り、プランクトンを集めて食べるらしい。
他の3人はまだ根気よくタカの次の出現待っているが、小生は根気が続かず帰ることにする。ところが途中でタカが獲物に狙い付けて急飛翔する肩がいかった鳥影が空をよぎった。飛翔の方向は荒池方向である。あまりに急でカメラを用意することができなかった。残念。次回にまた来よう。
しかし、帰り道の農地でトラツグミに出会うことができた。成鳥を真近で見るのは初めてでまたまた興奮した。
今日の遠出の撮影散策の成果に満足しながら岐路を行くと大堤池にでた。ここで一羽のコブハクチョウが葦に隠れて食事していた。どうもここに住み着いているのではないか?6年前に荒池で泳いでいたハクチョウと同じ個体のような気がする。コブハクチョウは日本に渡りをする鳥ではなく、動物園かどこかで飼われていたものが逃げ出したものが各地に定住しているらしい。
久しぶりに荒池(名古屋市の農業センターの東南)まで歩いた。荒池の北側道路沿いの部分がきれいに整備されていた。ここ1~2年の内に整備されたようである。池そのものは自然の形で残されている。釣り人が腰まで浸かってつりに熱中している様は絵になる。
農業センターから荒池に行く途中に人工のトンボ池があり、"なんとメダカが居るではないか! これこそ実物の顔を見るのは数十年ぶりか?"と思った。しかし、後で専門家から聞いたら、メダカ(ダツ目メダカ科)ではなくカダヤシ(カダヤシ目カダヤシ科)というメダカに似ている北アメリカ原産の外来種であることが分かった。まぎらわしい!なんでこんなところにカダヤシをおいているのか?!せめてこんなところだからこそメダカをおいてほしかった。
15時過ぎ、名古屋平針農業センターを一周する散策コースを歩く。途中にある荒池は大きな池だ。桜並木もあったがや満開時期は過ぎていた。池を一周しようと思ったが道がなく断念。鴨などから離れて一羽の白鳥がいた。首が長いのでオオハクチョウかとも思うが、オオハクチョウは関東以北にしかいないということなので、コハクチョウか?それとも???。 カモ目 、カモ科。コハクチョウなら全長(翼開長) 115.0-150.0(180.0-225.0cm) 、オオハクチョウなら全長(翼開長) 140.0-165.0(218.0-243.0cm) 。
補足(2010.02.20): コブハクチョウと分かった。カモ目、カモ科。嘴の付け根に黒いこぶがある。動物園などで放し飼いにされていたものが、逃げ出して留鳥になった。この近辺に住んでいると思われる。オオハクチョウと同じくらいに大きい。
ヨーロッパ、中央アジアを中心に生息する。デンマークの国鳥。