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猿投山で花を探す

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 11月にどんな花が咲いているのかと注意しながら猿投神社から頂上まで往復(帰りは自然観察路)した。わずかに見かけたがほとんど花の名前は解らない。黄色の花はニガナ、赤い実はヤブコウジ、・・・。ところで登りに一度、下りに一度、珍しくも蛇を見かけた。この季節はもちろんのこと、猿投山で蛇を見かけたのは今回が初めてだ。同じ種類の蛇ではなかったかと思う。比較的暖かい日だったので姿を見せたのか?

 猿投山は体力をチェックするのに良い山である。この夏はすこし体調を崩したので、おとなしくしていたが、また次の登山計画が近づいてきたので、体力をチェックした。軽装で、おにぎりを持って登った。12時40分に猿投神社上の駐車場を出発。頂上で昼食をとり、15時00分に駐車場着。計2時間20分。すこし自信がついた。

   写真:頂上から瀬戸市方面

 今年の夏は山に登れなかったので、伊吹山ドライブウェイをドライブしてお花畑を見てきた。花は昨年より豊富のように感じられた。天気もまあまあ良かったので、琵琶湖も見ることができた。

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サラシナショウマ(秋の花)

アカソが増えすぎ他の花を隠す

シモツケソウ(夏の花)などが
入り乱れて咲いている

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ヘリコプタによる救難訓練  イブキフウロ
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カワラナデシコ キンミズヒキ

 

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クサボタン 遥か眼下に琵琶湖が見えた

 沢登りとルートファインディングの訓練に参加した。大川入山は冶部坂高原と恵那山の間にあり、標高1908mで北、中央、南アルプスの山々を見晴らせるので人気がある。今日の登りは南沢取り付き点(約1140m)から沢の流れの中を上り詰めて、冶部坂峠~大川入山登山道(稜線)の鞍部(1640m)に出るコースである(図1)。
 水量は思ったよりも少なく、少し物足りなかったが合流してくる多くの沢との出合で登るべき正しい沢を選択するのはなかなか難しく勉強になった。正しく較正した高度計と周辺の地形を頼りにして現在位置を確認しつつ登ったが、何度か間違えた。しかし、最後の爪辺りでは稜線が垣間見えてきたので、稜線の鞍部に出ることができた。藪の笹は比較的細かったが最後の急斜面の登りには苦労した。鞍部から頂上まできつい登りを終えると見晴らしの良い頂上に出た。下りは冶部坂峠登山口へ下りた。

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沢登りのコース(赤線)
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南沢の様子  頂上の標識
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頂上からの展望
中央の山塊は中央アルプス、丸い形の頂上は空木岳、左に木曽駒ケ岳など。
左奥(写真にはない)には北アルプスの穂高岳など、写真中央から右にかけて蓼科山、八ヶ岳連峰、さらには、写っていないが南アルプスの北岳や塩見岳などが見晴らせた。


 豊富な花が咲くことで有名な横山岳(1132m)に白谷出合から登った。今夜の宿である料理旅館「長治庵」(登山口に近い杉本町にある)に荷物を預けて10時15分に登山開始。五銚子の滝から上の登りは相当にきつく、頂上までの高度差があと100-200mのところで仲間の一人の足がつってしまった。そこで安全のために全員引き返すことにした。しかし、春の花を楽しむことができた

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水量豊かな沢を登る 
(11時16分)
イカリソウ(11時22分)
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ニリンソウ シャク
    12時16分
    12時16分

 

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ミヤマキケマン ヤマブキ
    12時17分
    12時17分
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五銚子の滝で食事後、登山開始

(12時22分)

ヤマルリソウ(12時31分)
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ヤマシャクヤク シャクの群生(14時54分)
この上辺りで引き返す
(13時05分)
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ラショウモンカズラ

(15時2分)

ウツギ〔15時5分)
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ミヤマハコベ

(15時15分)

 16時30分下山。頂上近くや三高尾根で見られるはずだったイワウチハの花やカタクリノ花は残念ながら見ることができなかった。しかし、楽しい山行だった。今夜の宿である料理旅館「長治庵」にもどっておいしい料理を楽しんだ。

 4月28日に薮原宿から旧中山道鳥居峠を越えて奈良井宿まで歩いた。山道に入ると直ぐに雹、雷、強雨、強風の嵐(寒冷前線)に見舞われた。

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ヒトリシズカ(28日14時22分)
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エイザンスミレ

(28日14時22分)

奈良井宿

(28日14時36分) 

  しかし、悪いことばかりではない。嵐は翌日の幸運を運んでくれた。29日午前5時に仲仙寺登山口から経ヶ岳を目指して登り始めると空は青く澄み渡っていた。さらに、南、中央、北アルプスや御嶽山、八ヶ岳の山々は嵐が置いていった新雪で装いを新たにしてわれわれを迎えてくれた。
 経ヶ岳は頂上こそ見晴らしはよくないが、尾根を登る登山道の多くで日本アルプスの山々を展望できることで有名である。中央アルプスの木曾駒ヶ岳、宝剣岳が直ぐ南に迫っている。遠く北西には北アルプスの穂高岳、槍ケ岳がくっきりと見える。

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木曽駒岳、宝剣岳

(29日9時4分)

穂高岳など

(29日10時2分)

 南東には逆光ではあるが、甲斐駒ケ岳、千丈岳が見える。また、西には御嶽山の堂々とした姿が近くに見える。

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甲斐駒ケ岳、千丈岳

(29日8時3分)

御岳山

(29日9時18分)

 北東には蓼科山、八ヶ岳も見える。大いに満足した。
 経ヶ岳の7合目以上には残雪があり、特に8合目以上では、昨日の嵐で新パウダー状に積った新雪を踏みしめて登る喜びを味わうことができた。

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9合目にある石仏

(29日9時45分)

ダケカンバと残雪

(9合目、29日9時55分)

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経ヶ岳頂上

(29日10時24分)

経ヶ岳

(29日9時3分)


 登りは残雪に苦労したが、頂上に10時30分到着、下山は14時50分に仲仙寺登山口に到着した。

 近日中に中央アルプスの「経ヶ岳」へ登る予定がある。最近は天候に恵まれずに3つの山行計画が中止になったので、久しぶりの山行である。体が登山モードから遠ざかってしまっているので、体を慣らしに猿投山に登った。今日は雲は厚いが降水確率は40%ということで、11時ごろ家を出た。ウィークデーだから登山人は居なかろうと思ってきたが、それでも10人くらいと出会った。最初に出会ったのは子育て真っ最中くらいの若い女性で、単独で下りてきた。「後30分でケイタイが通じるから」と大声でケイタイに話している。なんとかつながっているらしい。それ以外に出会った人々は熟年の男性や子育てを終わった主婦然とした女性など。男性は単独行、女性は2~3人で歩いている。木々は新緑が息吹き始めている。鶯が追っかけてきて盛んに鳴いてくれた。車に乗って帰途に着いたらやっと空が明るくなってきた。

    写真:頂上からの展望。新緑が広がってきた。

本宮山の鎖場

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 鎖場登り体験トレーニングをかねて一宮町ウォ-キングセンタ-(標高100m)から三河本宮山(789m)へ登った。山頂には砥鹿神社の立派な奥宮がある。山全体が良く整備されており、色々な登山道が楽しめる。2つの鎖場を登った。
 一つは山頂へ行く途中の林道脇にある垂直な岩壁で鎖が垂れ下がっている。他の一つは頂上から国見岩を経て下る参道(男道と女道がある)にある。男道には傾斜45度くらいの平の大岩があり、鎖が置いてある。
 垂直の岩壁の取り付きは逆勾配にへこんでいるので、腕力で体を持ち上げねばならず大変だった。垂直壁は初めての経験だったので、登れるか不安だったが、何とか登り降りできた。

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 男道の鎖場は片方が絶壁なので落ちたら命はなさそう。しかし、こちらの方が登り降りは容易だった。安全に登るには筋力、筋肉の柔軟性とももっと鍛える必要があると感じた。

 大普賢岳に登りたいが、厳冬期には笙の窟(1550)から先は初心者では登るのが難しいということで今日は笙の窟の少し上の日本岳までとし、下山時に和佐又山に立ち寄る計画とする。
 和佐又山ヒュッテ(約1150m)まで車で行きたかったが、途中から路面が凍結しており、歩いてヒュッテまで行く。8時30分にヒュッテ(1150m)に到着し9時に登山を開始。昨日登った観音峰より登山口の標高が高いせいか、地面は豊かな雪で覆われている。今日はアイゼンは使わずに登る。ただし、笙の窟から日本岳までは凍った岩場を歩くことが予想されるので、昨日は持ってゆかなかったピッケルを持参することにする(氷を割って足がかりを作ったりする目的)。

   図:本日のコース(Google Earthを利用)

   写真:和佐又山ヒュッテ前

 歩き始めると直ぐに小普賢岳(左?)や日本岳(中央?)の背後に大普賢岳(白い山)が見える。大普賢岳に向かって登る。雪の中の歩行は快適で自然に笑顔が出てくる。今日はシャツ(ブラウス)の上に防寒用上着を着てきたためか少し汗が出てしまった。(冬山で汗をかくのは要注意だ。) 標高1500mだから昨日と同様にフリースの上着とレインウェアで十分だったかもしれない。

   <写真:大普賢岳の頂上がわずかに見える。

 快適な雪上歩行で、短時間で指弾の窟、朝日窟、笙ノ窟(約1500m)まで登れた。笙ノ窟では多くの垂れ下がった氷柱を予想したがわずかしかなく、それよりも地面から成長している太い(10cm径)氷柱が珍しかった。
 ザックとストックを笙ノ窟においてピッケルを持って日本岳まで登る。一度下ってから登り返す。道には氷結した岩や鉄梯子があり、滑りやすいのでピッケルで氷を割りながら進み、なんとか滑らずに日本岳(1505m)に到着できた(10時50分)。

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   写真:日本岳の頂上にて

 下山は往路を辿り、和佐又山コルから分岐して和佐又山(1344m)に登った(12時20分)。頂上では釈迦ヶ岳(1799.6m)を眺め、深い雪の感触を楽しみながらヒュッテまで下り(13時)た。昼食に猪肉入りのうどんを注文しおいしく食べて満足してから帰路に着いた。

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和佐又山頂上にて 釈迦ヶ岳

 何年か前に雪の伊吹山に登ったのと、昨年残雪の竜ヶ岳(鈴鹿)を登った以外、雪山は経験していないので緊張していた。しかし、今年の冬は異常に暖かくて雪は少なく、雪山登山の激しさは数分の1と思われ、少し安心する。27日は観音峰(1347m)登る。
  蛇トンネルをくぐって、観音峰登山口(標高約800m)まで車で行く。装備を準備して11時に登山開始。登山口近くは雪は殆ど無い。雪のないつり橋を渡って登山道へ入る。登りにかかると道は所々で雪が凍っており滑りやすい。注意してしばらく登ると神社跡休憩所(約1060m)についた。手洗い場で手を洗う。広場に雪は少なく所々地面が露出している。さらに登ると道は冠雪し始めたのでアイゼンを履く。観音平展望台(1285m)では周りは一面の雪となる。ここは展望が良く大日山、稲村ヶ岳、バリゴヤの頭などが眼前に広がっている。残念ながら頂上は雲に隠れて良く見えない。
  更に登ると雪が増え始め、しかも凍っている。アイゼンのおかげで観音峰の頂上(1347.4m)まで安心して雪上歩行を楽しめた。到着は13時30分。頂上の積雪は20cm位であろうか。下りは登山口の近くまでアイゼンをつけたままで下りた。アイゼンを履くと重いが、安心して歩ける。

   図:本日のコース(Google Earthを利用)

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   写真:観音峰の頂上にて(13時45分)

   写真:観音平展望台(下山時、14時15分)。大日山、稲村ヶ岳、バリゴヤの頭などが雲に霞んでいる。

 今夜の宿への帰路の309号線沿いで、丹生川上(にゅうかわかみ)神社下社(奈良県吉野郡下市町長谷1)に立ち寄る。祭られている闇?神(クラオカミノカミ)は伊邪奈伎(いざなぎ)、伊邪奈美(いざなみ)二尊の御子神とされる。創建は天武天皇白鳳四年(六七六年)。日本最古の水神である。降雨量の多いこの地区に祭られているのは納得できる。

   写真:丹生川上神社下社(16時40分)

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追伸:奈良県国道169号線での土砂崩れについて(2月1日)
 27日と28日に宿への往き帰りで上北山村西原を通った。土砂崩れのために一方交通の箇所があり信号で交通整理をしていた。ここで、30日に再び3度目の大きな土砂崩れがあり不運にも通りかかった車に乗っていた3名の人が亡くなった。2日違いとはいえひとごととは思えない。ご冥福を祈る。土木関係者によれば予測できない崩落だったとか?本当に予測できなかったのか疑問が残る。既に2度も崩落しているような危険度の高いところにはセンサを設置して危険を予知するくらいは出来るはずだ。再び同様な事故を起こさないように深い事故分析をやってほしいものだ。

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