NHKデジタルで[太平洋戦争70年 なぜ戦争へと向かったのか「満州事変 昭和は謀略から始まった」]を見た。陸軍と言う大官僚組織が、如何に国を戦争へと追いやったかについて述べている。これが真実であったかどうかは解らないが、共感できる部分も多い。
軍の中で多くの実力者(野心家)がそれぞれ自分の主張をし、統制が効かず、軍としての方針が決まらぬうちに勝手に行動し、多くの誤りを重ねてゆく。迷走し、戦争へと押し流されてゆく。
今の日本はどうか?
官僚が暴走して戦争を始めることはなさそうだが、2大政党が互いに足を引っ張り合って、何も決まらない状態が長く続いている。両党の政治方針に大差は無いと思われるのに、国民のことを考えず、与党を倒すことしか考えていないので物事が決まらない。こんな状態がこれ以上続くと一部の国民が民主政治に絶望し全体主義的、独裁的なリーダを求め始めるかもしれない。非常に危険な状態になっているといわざるを得ない。
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