名古屋市議選で今まで第1党であった民主党が4位に後退してしまった。今まで民主党に投票した人の多くが今回は減税日本に投票したためだろう。自民党支持者の多くは自民党に投票したために、減税日本に続き、第2党につけることができた。
では何故、菅首相率いる民主党はそれほどまでに支持者から不信を買ってしまったのか? 政策が衆議院選挙時のマニュフェストからかけ離れ、一部の支持者の期待を裏切ったことかも知れない。一方、自民党にはできない新しい見方で国家を運営することに期待した人たちも居た。その人たちは支持を続けたが少数派であった。
小沢問題が災いしたとも思えない。なぜなら河村さんは小沢さんと共闘しそうな行動を選挙前にしていたからだ。
菅さんが増税路線に切り替えたのは、やはり、国家の財政事情を知ってしまったからだ。国民の減税希望に答えていたら日本がもたないとわかったからだ。増税路線、開国路線の中でも、弱者を見捨てない「最小不幸社会」の実現を訴えていたのに、理解されなかった。
果たして、減税路線は名古屋市、愛知県に経済の活性化をもたらし、市民の生活を豊かにすることができるのか?民主党の岡田幹事長などの意見は、減税すれば市の借金が積み上がり、市民の生活を苦しくするだけだという。勝負はこれから河村市長が約束を現実化できるかにかかっている。
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