10年以上使い続けた自宅サーバが約10か月前にダウンして、しばらく放置してあったが、気を取り直して新しいコンピュータの下で再構築した。また、以前と同じように世の中のいろいろ気になる事象について、自分の考えをそこはかとなく書き留めてゆきたい。この間にいろいろなことが起こっては通り過ぎていった。北関東大震災と原子力発電所の爆発による未曾有の放射能被害、中国をはじめとするアジアの大発展と日本の相対的没落、日本社会の不活性化・・・などなど。
最近の決められない日本の政治を見ていると、橋下大阪市長も言っているように、日本社会は社会システムの大々的な再設計が必要な時期に来ていると感じる。明治維新、敗戦などで働いた外的強制力が日本を変え、その後の日本の発展の原動力になった。しかし、いよいよ戦後から続いてきた仕組みが現代社会に合わなくなった。そのために、しなくてもよい苦労を国民が強いられている気がしてしょうがない。
社会システムの大々的な再設計を成し遂げるには、今の政治家に任せていてはだめであろう。明治維新の先人たちが新しい社会をイメージし、新しい言葉を定義して、日本語を作り直すところから始めたように、目指すべき社会のイメージ、新しい概念や、言葉の発明から始める必要がある。日本再設計国民会議のようなものが必要になる。国家戦略会議では何をやるのか不明確である。日本再設計であれば、具体案がいろいろ出てくるに違いない。
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