私なりに考えたホームサーバが必要になる基本的要件とは以下のようである。
1)家庭内に複数のパソコンがあるという前提が必要になる。
2)各パソコンのユーザが共通に使いたくなるデータやアプリケーションがある。
3)それが他のパソコンに入っているとすれば、それを立ち上げなくては見ることができない。
4)そこで常に立ち上がっているコンピュータが必要なわけで、これがホームサーバである。
5)そこには、家族や友人の写真や、ビデオ(録画されたテレビ映像も含む)などが入っている。
6)複数パソコンとホームサーバとをハブを介してイーサネットケーブルで繋げばLANが構成される。自分のコンピュータを立ち上げればサーバの内容を見られる。
7)さらにハブにルータを接続すれば、ルータが持っているゲートウェイ機能によりLANをWAN(World wide Area Network)、つまりインターネットにつなぐことができる。LAN上のパソコンはそれぞれ個別にインターネットにアクセスが可能になる。ルータにはワイヤレス通信機能を持っているものが多いので、自宅の中でイーサネットケーブルを引き回さなくてもLANが構成できる。
8)サーバは単なるNAS(Network Attached Strage)でも良いが、Webサーバやファイルサーバにすれば外出先から、サーバに蓄積された情報にアクセスできるし、自分が属しているコミュニティとの情報交換の場として掲示板やチャット室などを設けることができる。