トヨタ自動車が2004年3月11日にトヨタパートナーロボットと名づけた人間型ロボットなど3種類を発表した。
写真:トヨタパートナーロボット-二輪タイプ
(NIKKEI ONLINEデジタル家電2004.03.11から引用させていただきました)
世界で始めて人間型ロボットを発表したのは本田技研工業であり、もう6から7年も前のことと思う。日本が世界に誇れる快挙であった。当時ロボット研究者は大変おどろいたものだ。まず、これほど完成された形で2足歩行、それも階段を登ることができることに驚いた。さらに、それを本田がやったことに驚いた。ほとんどの研究者(当時のわたしを含めて)は人間型ロボットなど遠い先のことと考えていたし、本田が開発していることもほとんど知らなかったからだ。
それから数年後、今度はソニーがずっと小型の人間型ロボットを発表した。そして今度はトヨタである。
興味深いのは、日本では大企業がこのような未来型製品の開発に参入している点である。ロボット研究では世界最先端と思われる米国では、未来型ロボットの製品化研究は軍が中心のように見える。それも人間型ロボットではなく、無人攻撃機や無人戦闘車両などである。
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