最近、私には、人類社会はいったい何をやっているのかという思いが強い。特に、経済活動において、携帯電話やi-tunesのような音楽プレイヤーや半導体に世界中の半導体メーカが何千億円、何兆円という投資競争をしている。この分野での経済戦争に負けたらその国が衰退するような表現が雑誌などに書かれている。携帯電話がそれほど人類にとって重要なものなのか?という疑問がある。クリーンなエネルギ開発に同じだけの資金をかけるほうが、人類にとってはずっと有益だと思うのだが。
しかし、経済活動というのは所詮そのようなものかもしれない。
かっては、胡椒がベネチアという中世で最も栄えた都市国家を作り出したように、またそれがルネッサンスという人間復興を人類にもたらしたように、一見つまらないものが、案外人類の明日を左右するものになるのかもしれない。
クリーンなエネルギについて;
たとえば太陽電池。一般住宅で昼間に必要な十分な電力をまかなえる発電能力を持っているのに、価格が高く、電力会社から電力を買ったほうが安い。開発にもっと資金を投入して安く作れるようにすれば、CO2問題が一挙に解決すると思うのに、人類はそこには資金を投入しない。何故だ?
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