2006年1月アーカイブ

 高齢になってくると運動神経が低下してマイカーの運転ができなくなる近い将来のことが気になる。マイカーさえあれば生活物資の調達には何の苦労もないが、運転ができなくなれば、現状はバスを利用するしか方法が無くなる。効率が悪いこと甚だしい。これだけ技術が進歩した現代のことだから、工夫によりこのような状況を改善することは可能ではないか?新しいビジネスを立ち上げることにもなる。

 たとえば、インターネットで生活物資の調達ビジネスをやれないだろうか?スーパマーケット(生鮮食料、衣料品、薬品など)、ホームセンターなどが個人からの(少量な)注文をWebサイトで受けて、宅配するのである。生活協同組合(COOPO)では(Webサイト上からの受注ではないが)生鮮食料品に対して同様なことをやっている。この商品の範囲をもっと広げれば喜ぶ人は多いと思う。生鮮食料品を宅配する場合の大きな問題は、配達の時間に家人が在宅しているかどうかということだろう。不在でも宅配ができるように、冷蔵庫つきの配達品受け取り箱があるとその心配は無くなる。それはあたらしい家電製品になる。高齢者に限らず多くの人が買い物に多くの時間を使っている。そのすべての時間がどうしても必要なものではなかろう。若い人も使うようになると思う。

 キャノンが私好みのポータブルプロジェクターの試作品を公開した(Canon Expo 2005 in Tokyo)。手のひらサイズで机上などにコンピュータのモニタ画面を投影できる。これとポータブルキーボードを用意すれば、ディスプレイを持たない超小型ポータブルパソコンが実現できるし、携帯電話でもパソコン並みの大きなモニタ画面を利用できることになる。眼鏡タイプのディスプレイの方が携帯向きではないかという意見もあろうが、複数人が同じ画面を見られるし、眼鏡のようなわずらわしさは無いだろう。どちらが良いかは利用者が判断するところではあるが、あたらしい提案型の製品であり、商品化が楽しみである

 写真1:机上に投影している様子。これはまだモックアップで、近い将来にここまで小型化する予定らしい。現状の実物は奥のスクリーンの前においてある。

 図1:RGBのレーザ、MEMS(マイクロマシーン)、自由曲面走査光学系を使っている。(以上は日経エレクトロニクス 11-7 2005から引用させていただいた)

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