キャノンが私好みのポータブルプロジェクターの試作品を公開した(Canon Expo 2005 in Tokyo)。手のひらサイズで机上などにコンピュータのモニタ画面を投影できる。これとポータブルキーボードを用意すれば、ディスプレイを持たない超小型ポータブルパソコンが実現できるし、携帯電話でもパソコン並みの大きなモニタ画面を利用できることになる。眼鏡タイプのディスプレイの方が携帯向きではないかという意見もあろうが、複数人が同じ画面を見られるし、眼鏡のようなわずらわしさは無いだろう。どちらが良いかは利用者が判断するところではあるが、あたらしい提案型の製品であり、商品化が楽しみである。
写真1:机上に投影している様子。これはまだモックアップで、近い将来にここまで小型化する予定らしい。現状の実物は奥のスクリーンの前においてある。
図1:RGBのレーザ、MEMS(マイクロマシーン)、自由曲面走査光学系を使っている。(以上は日経エレクトロニクス 11-7 2005から引用させていただいた)
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