これからの高齢化、少子化社会では、いろいろな面で従来の社会システムを変革しないと活気のない社会になってしまう。たとえば、現在は車社会であり、車を利用するという前提で町作りがされているので、高齢者にとっては住みにくい状況になっている。バスを利用したいのだが、運行時間が不正確になりやすく、バス停での待ち時間が多くなり、必ずしも快適に利用できない。運行状況がリアルタイムで表示されておれば、バスが接近したときにバス停に出かければ、タイムリーにバスを使え、快適性は増すに違いない。
たまたま、名古屋市交通局のWebサイトを見てみたら、さすが交通システムの先進都市の名古屋市だけのことはある、そのようなシステムが「市バス接近情報システム」としてすでに運用されていた。1分毎にバスの現在位置が表示されるので、バスの接近を確認してからバス停に出かけることができる。すばらしい。欲を言えば、表示方法を改善してほしい。1分毎にページ全体が再読み込みされてしまい、その度にページをスクロールしないとバスの位置が確認できないなど、まだまだ表示方法に改良の余地がある。しかしながら、少なくともバスを使いやすくする方向で研究開発が進んでいることがわかった。このような努力がなされれば、少子・高齢化社会になっても快適に生活をおくれるかもしれない。期待が湧いてきた。
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