2006年6月アーカイブ

 家電メーカが1眼レフデジカメを製品化して、キャノン、ニコンというカメラの老舗に挑戦している。コンパクトデジカメ市場が飽和したので、カメラメーカの占有になっている1眼レフデジカメの商品領域に進出して儲けようということだ。1眼レフデジカメは撮像素子の面積がコンパクトデジカメの10から15倍程度も大きいので、画質が圧倒的に良いというメリットがある。しかし、ディメリットもある。レンズが大型化せざるを得ないので、カメラの携帯性は圧倒的に悪くなる。
 以前にもこのウェブログで主張したように、私としてはコンパクトカメラのサイズで1眼レフレベルの画質を追求して欲しいと思っている。人間の目はコンパクトカメラよりずっと小さいのに1眼レフ以上の性能を持っているのではないか?撮像素子の研究を深めれば不可能ではないと思う。
 ソニーや松下が1眼レフの分野に進出するのはやむをえないと思うが、より小型の撮像素子の高性能化を是非追求してほしいものだ。

参照1:ソニーα100

有効画素数 1020万画素
ボディの大きさ(幅×高さ×奥行) 約 133.1×94.7×71.3mm
ボディの質量 約 545g(電池、記録メディアなど、付属品含まず)
ズームレンズ(75-300mm F4.5-5.6)
外形寸法(最大径×長さ) 71mm×122mm
質量 約460g
合計質量 約1000g
合計外形寸法(幅×高さ×奥行) 133.1×94.7×約180mm

参照2:Panasonic DMC-FZ7

有効画素数 600万画素
外形寸法 (幅×高さ×奥行)112.5×72.2×約79.0mm(レンズ付き、突起部を除く)
ズーム35mm判換算:36~432mm相当(F2.8ワイド端~F3.3テレ端)
質量 約310g(本体)/約357g(メモリーカード、付属バッテリーパック含む)

 約2年半前(2003年12月10日)にこのウェブログで、当時店頭に並び始めた大型フラットテレビを批判したことがある。20から25インチのCRTテレビが10万円以下で買えるのに、32から40インチクラスで100万画素の大型フラットテレビの価格が60万円から100万円もしていたからである。そんな大型家具をリビングに持ち込んでほしくないということと、価格が10万円程度まで下がるはずが無いと考え、大型TVはプロジェクタ型にすべきだと主張した。

 大型フラットTVをリビングルームに持ち込みたくない気持ちと、プロジェクタ方式の高性能化、低価格化を期待する気持ちは今も変わらないが、価格が下がるはずがないという予測はまったく外れてしまった。SAMSUNG製の32型液晶TVのLN32R51B型(画面対角線長さ約90cm、100万画素)が12万円(ネット販売)で買えるようになってしまった。量産技術恐るべきとの感慨を新たにした。60万円から100万円もする高価な家電をこのように多くの人が買うとは思わなかった。

このアーカイブについて

このページには、2006年6月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2006年5月です。

次のアーカイブは2006年7月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。