ケイタイ(SH506ic)で草花などを取ってモブログへアップすると、画像が大変に汚くなることがある。原因を探るために①ケイタイを2種(N504is[30万画素]とSH506ic[200万画素])、②SH506icの撮像画像サイズを3種、③コンデジLumix FZ10[400万画素]の画像 で画質を比較検討してみた。アップする画像のサイズはいずれも約288x352[10万画素 ]である。ケイタイの場合はすべて通信でアップ、コンデジはSDカード渡しとした。
今回の条件では写真1(悪い)<写真2<写真3<写真4<写真5(良い)の順でよくなる。CCDの画像解像度が低いとボケた写真になるのは予想通り。ただしSH506icの場合、写真3の条件で輪郭のエッジが不連続な直線で強調され、細かい輪郭の多い写真では画質の低下が特に激しくなることがわかった。SH506icの場合、写真4の条件がベストで、ベターは写真2の条件となる。
写真1:N504is(30万画素)、iショット(L)(288x352=10万画素)で撮影、iショット(L)(288x352=10万画素)で通信。ボケが目立つ。
写真2:SH506iC(200万画素)、iショット(L)(288x352=10万画素)で撮影、iショット(L)(288x352=10万画素)で通信。ボケは少し改善。
写真3:SH506iC(200万画素)、XGA(768x1024=78万画素)で撮影、iショット(L)(288x352=10万画素)で通信。画像の解像度は増したが輪郭にギザギザが目立つ。
写真4:SH506iC(200万画素)、2Mピクセル(=1224x1632)で撮影、iショット(L)(288x352=10万画素)で通信。画像の解像度は増し、輪郭のギザギザも若干低減。
写真5:Lumix-FZ10(400万画素)、4Mピクセル(=1728x1632)で撮影、384x288(11万画素)に画素数変換。輪郭部のギザギザはない。
一方、Lumix FZ10では輪郭のエッジが不連続な直線で強調されるようなことはない(写真5)。SH506icの場合に輪郭のエッジが不連続な直線(ギザギザ)が目立つのは、解像度が低いのにシャープ化の処理をしているためと思われる。画像処理ソフトに問題がありそうだ。