PS3に期待したい

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 CELLコンピュータを使ったゲーム機PS3がいよいよ11月11日に発売される。はたして予定通り発売されるだろうか?
 ソニーの新しいプラットフォームCELLコンピュータシステムには期待が持てる。デモ機を見た人の話によるとCG画像がより自然で滑らかな動きになったそうだ。画像処理や音声処理などのリアルタイム処理に弱かった従来型のプラットフォームを棄てて、リアルタイム処理に強い分散処理型のものに創り変えた。高品質なインタラクティブなCG処理が魅力的な速度で提供される。それも5万円(PS3)というとんでもない安い価格でだ。10年ほど前ならば数億円出してももっと質の悪いものしか手に入らなかった。
 久多良木さんはCELLコンピュータをゲームマシンだけではなく、ユーザインタフェースが悪くて使いにくいデジタル家電を感覚的に容易に使えるようにするために使いたいといっている。どのようなインターフェースを見せてくれるだろうか?PS3よりもそちらの方が楽しみだ。

 この1から2年ほどの状況を見ていると、マルチメディアの分野では革新的な機能(コンセプト)を持った機器は生まれず、従来のコンセプトの中での改良、開発が殆どだ。一方、ネットワークサービスについてはWeb2.0と総称されるネットワーク関連技術がいろいろ面白いことをできるようにしている。ロングテールとかいう新しいビジネス種も活発化してきた。また、Google Earthという地球上のあらゆる箇所の衛星写真が誰でも見られるという楽しみも実現してくれた。
 新しいアプリケーションやサービス(新しい酒)はやはり新しいハードウエア(新しい皮袋)があって始めて実現されるという実感がある。Googleのサービスもインターネットというインフラやグリッドコンピュータなどのハードウエアが使えるようになって初めて実現したのだ。
 ソニーのCELLコンピュータというハードウエアはどのような革命を見せてくれるだろうか?

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このページは、essahoiが2006年11月 2日 17:58に書いたブログ記事です。

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