10月7日に蓮華温泉(1475m)に入り、8日には蓮華温泉→鉱山道路→三国峠→白馬岳→三国峠→白馬大池→蓮華温泉のコースで山行し、9日に帰宅する予定であった。しかし、8日は強雨と強風のために山行を断念し、その代わり強雨強風下ではあったが蓮華温泉周辺にある自然観察コースを歩いて兵馬の平(標高1300~1400m)などの湿原めぐりをした。明日の天候回復を期待する。
参考:7日には、春日井JR駅駐車場(AM8時)→中央道・長野道→豊科IC→白馬→平岩→蓮華温泉(PM4時)のルートを通って小型バスで移動。昼過ぎには148号線で小雨が降り出し、平岩から林道に入ると沢は濁流でいっぱいであった。山では強雨が降っていると思われた。
不幸なことに7日の夕方に白馬の稜線で女性4名が吹雪にあって遭難(凍死)した。1500mの蓮華温泉では雨であったが3000m近い稜線ではブリザードであったらしい。山の天候の変化の激しさに直面して言葉も無い。遭難者のご冥福を祈る。
写真:蓮華温泉(鈴木浩さん撮影)
(感謝:小生が持参したカメラがトラぶったので、今回の山行記録には鈴木浩さんの写真を掲載させていただいた。)
強雨強風の中でのハイキングであったがあまり寒くはない。紅葉が始まってはいるがまだ少し早いようだ。数多くの流れが湿原に流れ込んでいるが、強雨にも関らず流水は透明で濁っていない。このような自然の仕組みが湿原を豊かに維持しているのだと感心した。一方、木道は雨にぬれて滑りやすく、丸木の橋の上で滑って臀部をしたたか打ってしまった。雨の日の木道は危険がいっぱいだ。幸い怪我は無かったが、自らのバランス能力の不完全さを深く反省。山に登りたかったら足の筋力を鍛えてバランス能力を高めないといけない。山は自己責任の世界だから。
写真:兵馬の平での紅葉(鈴木浩さん撮影)
瀬戸川には多くの沢から白く波立った流れが下っている。強雨が降らなければこのような流れは見られないだろう。はじめての経験で、印象的だった。
写真:沢から瀬戸川へ落ちる流れ(鈴木浩さん撮影)
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