2006年12月アーカイブ

 愛知高速交通東部丘陵線は起伏の多い地形の中を走っている。急勾配のコースに強いリニアモータと騒音の少ない磁気浮上構造(日本初)とを採用しており、無人運転されている。軌道にはいわゆるレールは見当たらず、板状の帯が3列敷かれている。静粛性については加速時にジーンというノイズが聞こえる以外は静かだ。加減速度が若干低いような感じがした。左右の揺れもわずかだがある。




写真:電車の最全部。運転手はいない。車窓からトヨタ博物館や愛・地球博記念公園が見える。


  写真:県立大学(左端中央)の奥の奥(北東)に見える
  海抜150から200mの丘陵部が海上の森。

  写真:記念公園にある観覧車(高さが88mで東海一、海抜約210m)に乗ると愛知高速交通東部丘陵線、瀬戸市街、名古屋市街(東山スカイタワー、名駅ツインタワー)、愛知県立大学、海上の森などが眼下に見える。

 久しぶりの晴天。今回は猿投山西回り登山口から広沢川を遡る。9時20分に広沢天神-の駐車場(標高約120m)を出発し赤猿峠-猿投山頂上-西宮のコースをたどって14時に広沢天神駐車場に帰着。月曜日ということもあって、猿投山頂上までは環境庁の自然保護員の人に出会った以外には誰とも会わなかった。

 猿投グリーンロード加納ICを出て北に600mほど向かうと、猿投山西回り登山道入り口の案内板が見える。そこを入って500mくらい進むと広沢天神(広沢川水神を祭る)があり、そこの駐車場に車を置かせてもらう。猿投山頂入り口の指示標識(標高約380m)まではアスファルト舗装の自動車道を歩く。

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猿投山西回り登山口 広沢天神

 広沢川は比較的水量の豊富な川らしく、いくつかの滝があって楽しめる。また、川辺にある天然記念物の菊石もめずらしい。

  写真:遊歩道の説明看板(10時)

 流れにさらされた岩面に何か模様が見えるが、これが菊石か?柵のために近づいて見られないし、案内板には、結晶模様を見られる場所が特定してないので、解りにくい。


 猿投山頂入り口の標識を右に見てさらに直進(北方向)すると、団九郎の岩屋の案内板がある。道路の右端(北東)を下り、踏み跡を追ってゆくと、砂防堰がありその左に岩屋があった。江戸時代初期の盗賊の住処だったらしい。登山道に戻ってさらに北に進むと道は大岩の上を通って行く。道路が西に方向を変える辺りに広場があり、藪の中に北方向に入ってゆく踏み跡が見える。

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団九郎の岩屋 大岩の上を通る登山道

 藪に入るとすぐに小さな流れがあり、そこは赤猿峠に登る沢の爪になっている。数分間沢を登ってゆくと赤猿峠に出た(11時10分)。この峠は猿投山から瀬戸の雲興寺に至る東海自然歩道上(標高約480m)にある。木の枝越しに瀬戸の市街が見える。

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赤猿峠

 赤猿峠から痩せ尾根伝いに歩くと、12時に猿投山頂上に到着。瀬戸市内がきれいに見える。さらに西宮へ下りる(12時45分)。境内から伊勢湾の海が光って見える。よく見ると低空に滞留した薄いガスが地上を覆っているのが見える。埃などの汚れなのか?水蒸気なのか?
 その後、ゆっくり歩いて広沢天神に14時に帰着。

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西宮からの展望

                                 

コナラ林の橙葉

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 見晴らしの丘から南に少し下った辺りの広場から見た南方向のコナラ林。黄葉というより橙葉というべきだろう。

 コナラの葉の黄葉は黄色になるのではなく、褐色でもなくて、橙色だ。今までは褐色になって落葉するのでつまらないと思っていたが実は橙色であり、森の中で見ると光が葉を透過して金色のように見える。

  写真:コナラの橙色(右)は黄葉している木の葉(左)と比較すると、色の違いがよくわかる。


 コナラの橙葉を森の東外側から見ると一瞬、木が枯れているのかな?と一瞬感じるような色合だ。

  写真:コナラの橙葉を森の東外側から見る

 黄葉せずに褐色にちじれて落葉してしまう落葉樹が多い中で、きれいな黄葉を見せてくれる木々もある。梅林の小路を南に下がった谷辺り(雑木林)の黄葉は今大変きれいだ。

 黄葉の一番鮮やかなのはタカノツメ(ウコギ科、タカノツメ属)だ。比較的に低木が多い。高木ですこし褐色かかっている黄葉はコナラだ。


 クヌギ(ブナ科、コナラ属)の葉はもう殆ど落葉しており地面はクヌギの葉で覆われている。コナラは橙色から褐色になり落葉も真近い。タカノツメは今が黄葉が鮮やかな時だろう。(コナラは細長いドングリ、クヌギは球形のドングリをつける)


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