2009年2月アーカイブ

 春が巡り、再びアカシヤの花が咲く季節になった。


 最近はオアシスの森ではなく、相生山緑地を中心にウォーキングしている。坂道が多いので足腰を鍛えるのに都合が良い。
 相生山神社沿いの舗装道路から桜並木道路の方へ降りてゆく北斜面には平行した細い下り道が何本かある。舗装してある道としてない道とがある。この北斜面は、昔、区画整理して住宅地として売ろうとしたのに、売れずに放置されたような雰囲気がある。かって住宅が建てられたのに住人が居なくなって解体されたような跡がいくつかある。いまは雑木が茂って緑いっぱいの緑地になり、野鳥の天国となっている。また、桜並木の北にはオアシスの森に続く緑深い小山がある。「白い街」と不名誉にも歌に歌われたように緑地帯の少ない名古屋市には、ここは残された貴重な森林地域である。これらはみな私有地と思われるが将来も住宅地として売るようなことはぜずに、現状を残すことができないものだろうか? たとえばナショナルトラストのような仕組みで一帯を買い取るとか。オアシスの森と一体化して広大な緑地が整備できれば、名古屋市民の宝物になることは間違いない。

 写真:住宅が解体された跡に雑木が繁茂し始めている

 写真:雨が続くと谷に川ができる

 オアシスの森や相生山緑地には川がない。沢や谷はあるのだが川を作れるだけの水がなく、滲み込んでしまうらしい。しかし、もう少しの水量がまとまれば常時水が流れそうなところもあるようだ。上の写真が流れがその例だ。

 今日はうす曇で大変に冷たい風が吹いている。あまりに寒いためかウォーキングしている人の数も少ないようだ。そんな中を相生山緑地からオアシスの森の稲田口へ向かって下りて来ると、目前の低木の枝にピューと飛んできてとまった。背中に相対した白い斑点が目立つ。ジョウビタキ(スズメ目、ツグミ科、冬鳥、繁殖は北海道も)のオスだ。尾をぴくぴく震わせている。

 ツグミは平坦で明るい畑などが好きらしい。冬鳥で晩春にはシベリヤなどの北方へ帰る。あまり鳴かないので口をつぐむ鳥の意味でツグミとなったらしい。よく太っている。


大きな椿の樹

| コメント(0)

 相生山緑地に大きな椿の樹があった。花の数が少ないがこれからまだ咲くのだろう。

 今日は久しぶりに寒さがぶり返し、午前中には雹がぱらぱらと降っていた。そんな中で山根口から梅林の小径に入った途端にコナラの根元に体長20cm-25cmくらいの小鳥がこちらを向いてじっとしているのが目に入った。あわててカメラのシャッターを切ろうとしたが、なんと!メモリ満杯で数枚削除するのに1-2分かかってしまった。しかしその間、逃げようともせずにゆっくり歩いている。落ち着いた鳥だ。先日(2月12日)相生山緑地で後姿を見かけた鳥に違いない。帰宅後調べたら、シロハラ(スズメ目、ツグミ科)であった。相生山緑地では良く見かけるようになった。冬鳥で晩春には北方(千島列島など)へ帰る。

 10番坂を上りきったところで、ジョウビタキ(スズメ目、ツグミ科、冬鳥)を初めて発見。最初はメジロかと思っていたが、少し色が違うようなので望遠カメラで覗いてみたらジョウビタキのメスであった。ジョウビタキはこの森でよく見かけるとは聞いていたが、なかなか確認できなかった。メジロなどと間違えていたのかもしれない。なかなかしぶいきれいな鳥だ。落ち着いた鳥で近くによってもなかなか逃げずに居てくれた。

白梅にメジロ

| コメント(0)

 梅の花の蜜を吸いに来たのか?


 コゲラとヤマガラが一緒に行動している場面に出会ったのは2度目だ。多数羽で行動すれば、外敵に襲われても自分が襲われる確率は減るし、餌を発見する確率も増えるということか?メジロも群れで居ることが多いが、コゲラやヤマガラと一緒に行動する場面に出会ったことはない様に思う。何故だろう?コゲラは樹の幹の上を忙しく歩き回る。枝の下側をさかさまになって歩くワザを持っている。カタカタと樹を突っつく音を立てる。キツツキの仲間である証拠である。動きがかわいらしい。

 冬鳥で背羽の黒が灰色になっている。この鳥は木の枝には留まらずに地面や岩の上を歩くのが好きらしい。スズメ目、セキレイ科、留鳥または漂鳥。


 

 アオジを見つけた場所の奥の草むらで比較的大きな(20cm?)鳥が歩いている。こちらを警戒しながらゆっくりと姿を隠していった。ムクドリの大きさだが飛び立って逃げない。シロハラだ。スズメ目ツグミ科、冬鳥。

 日陰のアスファルト道路の水溜り跡で3羽が遊んでいる。スズメか?と思ったが、スズメより大きめで、全体に黄色っぽいので、アオジ(スズメ目、ホオジロ科、漂鳥)らしい。アオジは冬には暗い林の地面で暮らすそうだが今日は隣の林から出てきたらしい。

 今日はうす曇で空気が冷たく感じる。中央坂を下っていたら下りきる少し前あたりで2羽のシジュウカラ(スズメ目、シジュウカラ科、留鳥)が遊んでいた。樹の枝間を飛び回っていたかと思うと、地上に降りてきて草むらで虫を探したりする。こちらを気にする様子もないので、久しぶりに近くで撮影(Lumix FZ-10)することができた。手ぶれているのか、鳥が動き回っているためか、ピントが甘いのか、なかなかシャープな写真が取れないのが残念だ。シジュウカラは特徴のある色模様を持っているので見つけやすい。あと、カワヒラやジョウビタキが居るらしいのだが、まだ撮れていない。この冬の間に何とか撮りたいと思うとワクワクしてくる。

 比較的良く見かけるが、動きが早く、なかなか全身を撮らせてくれない。腹のオレンジ色がきれいで、よく目立つので見つけやすいが警戒心が強く、すぐに逃げてしまう。スズメ目、シジュウカラ科、留鳥。

紅梅

| コメント(0)

 オアシスの森の梅林で紅梅が咲き始めた。


月別 アーカイブ

ウェブページ

リンク

Powered by Movable Type 7.0.1

このアーカイブについて

このページには、2009年2月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2009年1月です。

次のアーカイブは2009年3月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。