2019年7月アーカイブ

 天白区野並に所用があって出かけたので、ついでに以前から行きたかった八剣社と鎌倉街道に行ってきた。鎌倉街道とは、鎌倉幕府開設(1180年半ば)以来創られた、各地から鎌倉へ向かう中世の古道。

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野並の八剣社 鎌倉街道(上の道) 保存樹のクスノキ
東海通側から撮影
『愛知縣神社名鑑』はこの神社についてこう書いている。
「創建縁由は明かではない。古くより古鳴海の八劔社として崇敬あつく、明治5年7月26日、村社に列格する。大正元年12月5日、境内神社の内、六所神社と熱田社の祭神を合祀した」
 神社の裏側を撮影。鎌倉街道の一部が残っている。奥行方向が北方向。
 鎌倉街道は年魚地潟(あゆちがた)では3道に分かれていたらしい(下図参照)。八剣社の裏側の道は(上の道)になる。
境内にある。
樹齢、状態は不明。
名古屋市内のクスノキは10本が保存樹に指定されている。
 保存樹木は、健全で、かつ樹容が美観上特に優れていること。

 下の図面はWebページ「まちもよう」(http://www.matimoyou.com/index.html))から参照させていただきました。

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八剣社まわりの鎌倉街道の在り処

 年魚地潟(あゆちがた)周辺の鎌倉街道は、天白川・山崎川による土砂沖積及び干潟の陸地化、そして干拓等で地理が変化し、幾つもの経路が伝えられている。松巨島(まつこしま)を中心にした鎌倉街道は、代表的なルートを図示したものであり、これ以外に伝承がある。

 2008年7月に細口池公園でネジバナの写真を撮っていたので、再び細口池公園に行ってみた。

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細口池公園

細口池公園

豊かなヨシ原が特徴

 しかし、今回は探してみたが見つからなかった。天白区の公園の各所で、ネジバナが減っているのは確かだ。その他、気が付いたことは、咲いている花の種類が減ったことだ。10年前には見かけたマルバマンネングサ、ノビル、アメリカフウロ、アジサイなどなどが咲いていない。見かける野草は、道端でも見かける外来種のハルジオンとセイヨウタンポポくらいだ。そのたくましさには驚かされるが。


 しかし、良いこともあった。今の時期には大根池や戸笠池では見かけなくなった、カイツブリやバンの子育てが見られた。細口池は野鳥には住みやすいのだろう。

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カイツブリの親子 バンの親子
  雛が2羽いる。
こちらも雛が2羽いる。

 そのほか、ここでは多数のツバメが子育てをしているらしい。ボランティアの方々が池からヒメガマを駆除し、ヨシ原を復活させたことで実現できた。

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ツバメのねぐら造り ヨシ原の育成
苦節5年の努力で、ツバメが巣作りをし始めた。
ガマを除去するのに苦労している。


 

 天白図書館北の天白川河川敷は、野草で覆われている。何時もは土手の道路を歩いているが、梅雨時の野花を見てみたくなって、河川敷に降りて歩いた。野花の種類が戸笠公園とは違っているのが面白い。ネジバナはなかった。後で天白公園にも行って、芝生の中にネジバナを探してみたが、無かった。8年前の天白公園には、あったのに。人の出入りが激しくなった為か?

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ベニバナセンブリ

ベニバナセンブリ

ハルシャギク

清楚で可愛らしい花だ。
リンドウ科ベニバナセンブリ属、2年草、花期は6月~8月、帰化植物
ヨーロッパでは全草を苦味健医薬として利用する。
キク科ハルシャギク属、1年草、花期は6月~9月、帰化植物、ハルシヤとはペルシャのこと。北アメリカ原産。
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ムラサキツメクサ ムラサキツメクサの群生

ツマグロヒョウモン

ヨーロッパ原産の多年草、牧草として輸入されたものが野生化。花期は5~10月。マメ科シャジクソウ属。
ツマグロヒョウモンの  つがいを眺めるツマグロ ヒョウモンの雄



 雨上がりの芝生を見ると、小さな生き物が生き生きと生活している。散策中に最近見ていないネジバナをたくさん見つけたので、スマホで撮ろうとしたがピントが合わない。自宅に戻ってからEOS50Dに交換レンズEFS18-200mmをつけて、公園に戻り、草むらの中をいろいろと撮影した。ピントの合った写真が撮れた。よく見るといろいろな花や虫がいる。

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ネジバナ チョウトンボ
   数多く咲いている。
 チョウトンボも多くいる。
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ツルアリドオシ モンシロチョウ ショウジョウトンボ
アカネ科、ツルアリドオシ属
葉が卵型でないのが気になるが・・・
 チョウ目、アゲハチョウ上科、シロチョウ科。
 羽根に黒い紋が二つある。この紋からモンシロの名前が付いた。
トンボ目、トンボ科、アカトンボ亜科。44-55mm。平地の池や水田などでよく見かける。
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アオメアブ ハルジオン ヒョウモンモドキ?

 交尾の最中

河川敷や草原などでよく見かける。

キク科、ムカシヨモギ属の多年草、道端でよく見かける。北アメリカ原産の帰化植物。大正時代に観賞用として輸入された。
    チョウ
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ショウリョウバッタ ショウリョウバッタ セイヨウタンポポ
褐色のタイプ
緑色のタイプ
キク科、タンポポ属の多年草。ヨーロッパ原産の帰化帰化植物。

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