最近、日本の将来について憂えることが一杯ある。
やらねばならないことが解っているのに、手が打たれずに、ずるずる先延ばしにされている。ハイパーインフレを起こすかもしれない国の膨大な借金に歯止めがかからない、出生率の低下が止まらない、医療・介護現場の荒廃、格差問題(ワーキングプア)の放置、Co2削減に画期的な対策が取れない(西独では太陽電池利用が急進しているのに日本は停滞)などなど。国の指導層の実行力のなさは目に余る。国民側も些細なことに興味が集中してしまって、迫り来る大問題に関して議論が盛り上がらない。このような状態がいつまでも放置されるのも、政治、経済、社会などの監視役であるべきマスコミがまったく機能していないこともある。(マスコミは自分の責任を認識しているのか?マスコミが危機意識を持って国民の前に実態を明らかにし、政治家、官僚を呼んでカメラの前で国民と議論させ世論を盛り上げるべきである。政治家批判だけではだめではないか?)
もっとも不安なのが日本の首相である。あまりにも未熟で、稚拙な首相のように思える。その血筋に偉大な政治家がいたというだけで、首相に担ぎ出す取り巻きが居る。彼の実績は何であったのか?2世政治家が多すぎる。こんな自民党には希望の持てる日本を実現させる能力がない。このような党に日本を託すことはできないのではないか?民主党はどうか?民主党は未熟な党かもしれないが、一度日本を託してみたらどうだろうか?変えること自体に価値がある。新しい展開が出てくる可能性がある。それで日本がすこしぐらいつまずいても、その後から出てくる新しい伊吹に期待できる。
会社でも、リーダは一定期間勤めたら、いやおうなく新人に交代するというメカニズムがあり、ベテランに比べていかにも頼りなげに見えた新人でも、ちゃんとやって、古い首脳陣ができなかった改革をなし遂げている。いや、このようなメカニズムがあるからこそ、会社の没落が防げられているといえる。しがらみのない思考でゼロから取り組みなおすということが如何に重要か、国民はもっと認識すべきではないのか?
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