生活の豊かさを感じさせてくれる要素として衣食住がある。現在の日本では衣食に関しては、次第に良質なものが得られるようになってきてはいるが、住宅に関してはまだまだ問題が多い。例えば夏熱く冬寒い住宅が多い。使えるエネルギーが安く手に入り、例えば、全館空調などができれば、生活の満足感は大いに高まるはずである。これからの日本を設計する時の一つの目標として、維持費が十分に安い快適な住宅というのはどうであろうか?現在は自家用車や便利な家電製品などで豊かさを感じているが、そろそろ需要が飽和している。これからはレベルの低い状態にとどまっている住宅の質をワンランク高めることを目標としてはどうだろうか?現在では全館空調などは電気代が高くなり、だれでもというわけには行かないが、低価格で断熱性の高い住宅や、環境にやさしく低価格なエネルギーを開発できれば皆が利用できるようになる。大きな需要(内需)が隠れている。
このような良質な住宅に住むことを目指すのは心躍ることではないか?
オバマ次期米国大統領は環境やエネルギー技術を米国の新ニューディール政策として取り組むといっている。エネルギ価格が高騰傾向にある現在では必然的に必要になる政策であり、正に時期を得ている。その国民のやる気を国家レベルで結集する政治家の政策提案レベルの高さに脱帽したい。日本の政治家も、国民の心を希望に躍らせるような目標設定と取り組みを実行して欲しいものだ。もし日本が世界を凌駕する関連商品を開発できれば日本の新しい輸出商品となりうる。
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