今日、名古屋市の金山にある都市センタービルの11階で開かれている[戦争に関する資料館調査会の「収蔵資料展」](平成23年1月12日(水)~2月6日(日) )を見てきた。戦時中の遺物、たとえば赤紙召集令状、出征までにやるべきことの手順指示書、千人針、疎開地から母親に出された小学生の手紙、食料の配給手帳、少年飛行隊員の勧誘ビラ、不発弾、などなどが展示され、当時の緊迫した生活が伝わってくる。中でも一番衝撃的だったのが、壁に架けられていた名古屋市中心部の空襲後の焼け野原の写真である。ここまで徹底的に破壊尽くされたのかとショックを受ける。11階には名古屋市の現在の町の姿が1/1000の模型で常設展示されているので、それとの比較でその破壊の猛烈さが解る。政治家や国民の長期にわたる判断ミスの積み重ねがこのような悲惨な結果を招いてしまったのだ。
現在日本は再び困難に直面しているが、歴史に学んで、再び失敗を繰り返さないようにしたいものだ。
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