いまさら政権交代をしたからといって、国家破綻が遠のくわけではなく、かえって早足となって近づいてくる。今求められているのは時間との戦いだ。いまや海外の日本に対する見方が一変してしまったらしい。根源にあるのはリーマンショック後に加速した猛烈な財政赤字だ。日本を取り巻く貿易環境はここ数年で様変わりである。今のままでは、今後さらに環境は悪化することが予想される。日本は開国を迫られており、今こそ大胆な貿易環境の再構築が求められている。こんな事態に際して国がやるべきことは与野党の誰がやっても同じはずである。
そんな危機に際してさえ、自党の筋論ばかりを言い合っている国会の有様を見ていると、この国は黒船や、敗戦というショックでも来ない限り自分で国を変える事ができないのかと悲しくなる。日本人とはそんな低レベルな国民なのか?
そんな時に、自民党のOBが民主党に手を貸そうと、立ち上がってくれた。与謝野さん(元自民党 特命担当大臣-経済財政政策担当)、柳沢さん(元厚生労働大臣)である。菅さんは時間を稼ぎ、助っ人にはどんどん計画を作ってほしい。さらに、心ある議員は政党を問わず、党内で声をあげてほしいと思う。これができれば日本は必ず立ち直れる。
国民の80%が与野党協議を要求している。それに反して野党は与野党協議を拒否している。国民の一人ひとりが声をあげるべきときだ。
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