最近話題のiTunesをインストールした。Apple社が今年の4月28日に米国で開始した音楽配信のためのプラットホームである(iTunesの音楽配信については注1を参照してください)。音楽配信はまだ米国内限定で、国境を越えた配信は許していないから、日本の音楽ファンにはまだありがたみはない。しかしiTunesをインストールすると米国の音楽専門サイトから1日24時間流している音楽を聴くことができる。Blues、ClassicRock、Classical、Country、Jazz,・・・、Foreign musicなどの無数の分野をカバーする多チャンネルで放送が聴け、しかもすべて無料である。
今もMostlyClassical.comからBach-Ouvertureを聴きながらこの文章を書いている。電波によるラジオのようなノイズも、思考を邪魔するアナウンサの語りも無く快適である。こんな仕方で音楽を聞きながら同じパソコンで文章を推敲するなどは夢にも考えていなかった。目からうろこだ。常時接続ではこういうことができるのだ。Apple社に感謝しながらマルチメディア・ライフを満喫させていただいている。
注1:iTunesとは?
iTunesは困難を極めていた音楽配信ビジネスの世界に突然出現した希望の星である。何せ、配信開始後2週間で200万曲のダウンロードがあったといわれている(注2)。1曲99セントでしかもCD-Rや携帯プレイヤーへのコピー回数が無制限らしい。何故、こんなことが可能なの?コンテンツホルダーはネット配信を音楽ファイルが不正にコピーされるからと言って、あれほど警戒していたのに何故豹変できたのか?これについてはネット上でいろいろ議論されているから、ここではあえて議論しない。ビジネスに不可能はないと言う感慨を持った。
注2:日本の音楽配信の現状
各社のサービスを全部合わせても年間0.5万曲程度。
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