データファイルをいつまで保存するか

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 10年以上もパソコンを使っていると、紙になかなか書かなくなってくる。ノート代わりにパソコンを使うわけである。気がついてみると、周りには紙の書類ファイルはほとんどなくなり、複数種類のメディア(HD、FD、ZIP、MO,CD-R,DVD-Rなど)の中に複数の形式のファイルが(乱雑に)分散して保存してある状態になっている

 メディアに保存してあるから大丈夫と思って安心していたらしっぺ返しを食う。メディアが破損して読めなくなる(FD、MO、HDなどで経験した)、メディア用のドライブがなくなってしまう(たとえばFD、MOドライブは、そのうち世の中から消えてしまうかもしれない)、保存していたファイル形式を読み出すアプリケーションが新しいWindowsのOSで使えなくなってしまう(文書作成用のクラリスワークスで経験した)など、10年単位で放っておくと読み出しができなくなる例が出てくる。

 適当な時間間隔でデータを新しいメジャーなメディアに移し替えたり、アプリケーションをメジャーなものに変更するなど保全作業が必須になる。筆者の場合、今でもWindows98パソコンが手元にあるのでクラリスワークスの文章はテキストファイルに変換できるが、図形情報はビットマップイメージとしてしか変換できなくなってしまった。

 情報をデータファイルのような生の形で保存しておくからそのようなトラブルが起こる。それらをデータファイルとして保存するのではなく知識としてまとめて紙の本にしておけば、データファイルはもう保存しておく必要はない。紙の寿命は数百年もある。情報化時代の現代においても紙の本という形が最も信頼にたる保存方式と思う。


投稿者 tosi : July 27, 2004 04:19 PM

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このページは、essahoiが2004年7月27日 18:05に書いたブログ記事です。

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