2005年8月アーカイブ

 インターネットが広まり始めた1995年ころに、インターネットによる社会の変革は今後50年くらい続くと言う識者がいた。まだ、10年しかたっていないが、その間にインターネットバブルとその崩壊をすでに経験した。現在は世界的な景気の回復に伴って、米国では再びネット関連の起業ブームが起きているらしい。
 それはともかくとして、世の中のインターネット利用レベルはまだまだ、初歩的なレベルにある。どのように変化してゆくのだろうか?
 ひとつの方向はバーチャルワールドではないか?現実(リアル)社会のミラーイメージがネットの中で見れたら便利だ。それを指向した初歩的なものがすでにネット上にある。
道路の渋滞状況などはおおざっぱなものではあるが見ることができる。
 夕食をレストランで食べたい時に、レストラン名で検索すると、空き席・駐車場の空き状況などがリアルタイム表示されてほしい。そのようなホームページはなかなか無い。まだまだ、やることは山ほど残っている。

 最近、インターネットでの犯罪の質が変わってきたそうだ。昨年4月以降、大規模な感染被害を出すウイルスは登場していない。このことから、いたずら目的からお金目当ての犯罪へシフトが起こったと推察される(日経産業新聞2005年8月3日)。 
 いたずらの時代にはハッカーはハッキングを誇示するだけだったが、これからは犯罪者が持ち主に知れることなくパソコンに侵入して、プライベートデータを盗んでゆく。まったく気味が悪い時代になった。
 ネット経由でなくて、家宅侵入してパソコンから情報を盗んでゆくようなケースも企業などでは頻発している。次のターゲットは一般家庭かもしれない。
 どのように自衛したらよいのだろうか? まずは、重要データを決してデジタル化しないことが重要だろう。マルチメディアライフを安全にすごすには工夫がいる。

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