2009年4月アーカイブ
相生山緑地の中を自動車道が貫通するという話を聞いてからもう10年近くなると思うが、いまだに工事中で、完成するのかどうかも不明だ。1年ほど前までは盛んに工事していたが、この1年間は止まったままである。市民の抵抗が大きいらしい。(下の写真は工事半ばの道路。民家に近い道路の一部をトンネルにしたり、屋根を作って緑化したりしているが、大部分は屋根なしである。)
私も、市当局が思い切って方針転換をして、道路作りではなく森作りにお金をかけたほうが良いと思うようになった。最近の世の中の変化は100年に一度の大変化だということを認識すべきだろう。これからは都市に道路を増やすよりも、道路は減らして森や川や池を作って都市のヒートアイランド現象を抑えることが重要になる。自然にあふれた環境を復活させ、省エネルギ、省CO2の都市づくりをすることが至上命題になる。それへの頭の切り替えを早くしなければならない。
このような時は10年来の道路計画であっても、一旦保留して世の中の推移を見極めたほうがよい。そして100年来の変化に対応する事業に重点的に取り組むべきである。
今日は相生山緑地の桜並木から炭焼き小屋の横を通って北に入り、「相生山の北海道」と呼ぶ人もいる広大な畑に行ってみた。この畑は相生山緑地(名古屋市が緑地帯として使わせてもらっている)の一部らしいのだが、関係者以外は入らないようにとの標識もあり、おそるおそる畦道を歩かせてもらった。
一昨日の雨のおかげで、炭焼き小屋の裏にある谷川には水が流れている。オアシスの森や相生山緑地の中では、私の知る限り唯一、しばしば流れが見られる場所である。
谷川の手前にある炭焼き小屋 | 谷川 |
相生山緑地の山道の藪こぎを終えて、畑にでたところから畑を見る。遠くにおいてある自動車が白い点(写真の中央奥)のように見える。畑は大きくうねって東の方向(写真の中央奥方向)に下がっている。