2009年4月アーカイブ

一休庵跡

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 今日は稲田口から相生山に入り渓流(?)を見て、桜並木から相生小学校へ向けて歩いた。今日もせせらぎには水がある。流れを見るとうれしくなる。いつも思うことだが、この流れを何とか干上がらないようにできないものか?里山の昔からの自然を維持することも重要ではあるが、より豊かにするために手を加えることも重要ではないか?欧州などの豊かな自然は多くの場合、人手が入っている。名古屋市はこのようなところにお金を使って欲しいものだ。
 相生小学校に出る前の道の北側には、昔、一休庵という料理屋(?)が在ったらしい。建物の設備の跡が散見される。跡地はいまは本当に荒れ放題だ。


 菅田口に水草が白い花を咲かせている。ヘラオモダカという多年草の水草らしい。オモダカ科サジオモダカ属。咲く季節が本来は8月だが、4月からでも咲くらしい。また、直径数センチの丸い葉の浮き草もあるが花はない。そばではからたちの花が咲いている。北原白秋の歌が懐かしい。棘がいたいよ~


 相生山緑地の中を自動車道が貫通するという話を聞いてからもう10年近くなると思うが、いまだに工事中で、完成するのかどうかも不明だ。1年ほど前までは盛んに工事していたが、この1年間は止まったままである。市民の抵抗が大きいらしい。(下の写真は工事半ばの道路。民家に近い道路の一部をトンネルにしたり、屋根を作って緑化したりしているが、大部分は屋根なしである。)

 私も、市当局が思い切って方針転換をして、道路作りではなく森作りにお金をかけたほうが良いと思うようになった。最近の世の中の変化は100年に一度の大変化だということを認識すべきだろう。これからは都市に道路を増やすよりも、道路は減らして森や川や池を作って都市のヒートアイランド現象を抑えることが重要になる。自然にあふれた環境を復活させ、省エネルギ、省CO2の都市づくりをすることが至上命題になる。それへの頭の切り替えを早くしなければならない。
 このような時は10年来の道路計画であっても、一旦保留して世の中の推移を見極めたほうがよい。そして100年来の変化に対応する事業に重点的に取り組むべきである。

次々に花が咲く

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今日は双子池口から入る。入り口にはヤエヤマブキ(バラ科ヤマブキ属)が満開だ。森の中ではガマズミ(コバノガマズミ)(スイカズラ科ガマズミ属)がいたるところで咲いている。似たような花だが葉の形が違うカナメモチ(バラ科カナメモチ属)の花もあちこちで咲いている。稲田口に出ると民家の庭から飛んできて草むらに繁殖したアジュガ(十二単の園芸種、シソ科キランソウ属)が満開だ。森から出ると山根台の公園でフジ(マメ科フジ属)が満開で、クマバチが仕事に忙しい。

相生山の北海道?

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 今日は相生山緑地の桜並木から炭焼き小屋の横を通って北に入り、「相生山の北海道」と呼ぶ人もいる広大な畑に行ってみた。この畑は相生山緑地(名古屋市が緑地帯として使わせてもらっている)の一部らしいのだが、関係者以外は入らないようにとの標識もあり、おそるおそる畦道を歩かせてもらった。
 一昨日の雨のおかげで、炭焼き小屋の裏にある谷川には水が流れている。オアシスの森や相生山緑地の中では、私の知る限り唯一、しばしば流れが見られる場所である。

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谷川の手前にある炭焼き小屋 谷川



          相生山の北海道

 相生山緑地の山道の藪こぎを終えて、畑にでたところから畑を見る。遠くにおいてある自動車が白い点(写真の中央奥)のように見える。畑は大きくうねって東の方向(写真の中央奥方向)に下がっている。

新緑が初々しい

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 今日もオアシスの森と相生山緑地で新緑と野の花を楽しむ。

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ハナニラ(ユリ科ハナニラ属 橙色の葉のカエデ?
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ミヤマガマズミ
(スイカズラ科ガマズミ属)
この時期は特にこの
あちらこちらに咲いている。
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梅の実が実り始めた むせ返るような緑、
コナラも新緑が全開
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カキドオシ(シソ科カキドオシ属)

 今日も相生山緑地を歩く。また、いろいろなチョウチョを見かける。10種類くらいも居るのではないか?いや、もっとかな?モンキチョウ(シロチョウ科、モンキチョウ亜科)とモンシロチョウ(シロチョウ科、モンシロチョウ属)は多数飛び回って花の蜜を吸っている。珍しかったのはクロコノマチョウ(タテハチョウ科、コノマチョウ科)だ。樹木でうす暗くなっていた道の枯れ葉に留まっていた。


     さてどれが蝶か?擬態

千秋家の墓

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 今日は相生小学校から入り、桜並木の西端から少し南に上がりグラウンドを西によぎり、千秋家の墓へと歩いてみた。墓は明治以降にここに建てられたらしい。千秋氏は古くは藤原南家季範の子孫・熱田大宮司家の流派で、季範の娘は源義朝に嫁して頼朝を生んでいる。千秋家は織田信長から野並をはじめとして3ヶ村を所領としていただいた旧熱田神宮の宮司を明治時代初期まで世襲で務めたとのこと。そうすると、相生山緑地はもとは千秋家の土地であったわけで、その後、土地の所有者がどのように変わっていったのか?なぜ、相生山が現在まで山のままで残されたのか?現在の地主も千秋家由来の人たちかもしれない。興味深い。


 久しぶりに細口池公園へスイセンを見にゆく。まだ満開には少し早かったか?桜と一緒に咲くのでとても華やか。

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