今日は森の谷筋に入ってみた。
まずカクレミノの幼木を見つけた。ウコギ科カクレミノ属。常緑高木。ヤツデの仲間だ。幼木の葉には深い切れ込みがあり、その形が昔のわらで編んだ蓑(ミノ)の形に似ているのでこの名がついたらしい。大木に育つと切れ込みは少なくなり、同じ木の葉とは思えない形になる。葉厚も薄くなり、黄葉、紅葉、落葉する葉もでてくる。
カクレミノを撮っているとカタカタと聞きなれた音がするので、よく見るとコゲラだ。赤松の幹に穴を開けているようだ。この秋では始めて見かけた。いらっしゃい。
アオハダの大木だ。モチノキ科モチノキ属。落葉高木で樹皮を引っかくと青い肌が出てくるのでこの名がある。アオハダやモチノキなどモチノキ科モチノキ属には樹皮からとりもちが採れる。昔はとりもちを木の枝に塗っておいて小鳥を捕まえたりした。落葉し赤い実がつくはずであるが、まだついていない。
相生山緑地に入るとへら型の木の葉で、赤い実をつけたピラカンサスがあった。バラ科トキワサンザシ属。長い棘を樹皮に持つ。別名として、トキワサンザシ、タチバナモドキなどがある。野鳥のウソが好むと聞いたことがあるが、実は弱青酸毒を持つということなので、大丈夫なのだろうか?
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