2019年3月アーカイブ
午後2時過ぎに菅田口からオアシスの森へ入る。鳥の気配はない。トンボ池近くでキタキチョウがたくさん飛んでいた。ヒメオドリコソウの花の蜜を吸っている。天白公園でもヒメオドリコソウにとまっていた。この花の蜜が好きらしい。ヒメオドリコソウはヨーロッパ原産の越年草で、シソ目シソ科オドリコソウ属。咲いている花を適当に撮りながら、山根口、稲田口、笹原、天白川緑地と歩いた。
キタキチョウが蜜を吸う ヒメオドリコソウ |
ヒメツルニチニチソウ |
シャガ | ミツバツツジ |
天白川緑地では、学校が春休みなので、子供たちが遊んでいた。自然の中で遊べるのは大変良いことだ。対岸の砂州では鳥が二羽、水浴びなどして遊んでいた。距離が遠いので鳥の種類は明確にはわからない。ハクセキレイか?
天白川緑地 菅田橋の南から西方向を撮る |
ハクセキレイが2羽 | 水浴び |
今日は気持ちの良い日曜日。オアシスの森を経て、螺貝池、戸笠池を回る。
オアシスの森の山根口ではウグイスが盛んに鳴いていたが、姿が見えない。場所をどんどん変えるので、しっかりと探せない。大きな三脚を据えた人がいたが、果たしてうまく撮れたかどうか?
梅林の奥でコヒガンザクラ?が満開だ。
コヒガンザクラ? |
稲田口へ向かうと、開花し始めたミツバツツジの群生があった。
コバノミツバツツジ |
周りの木々をきれいに整備してくれてあるので、今年も元気な姿を見せてくれそうだ。1950年代以前は、全山がツツジの花で真っ赤に染まったそうだ。
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戸笠公園では、黄色の花が咲き始めていた。池では、今日は多くの水鳥がいた。キンクロハジロが一羽交じっていた。種が違っても一緒にいると安心なのだろう。
ウンナンオウバイ | キンクロハジロの群れ |
戸笠公園で咲いている。
モクセイ科ソケイ属、常緑半つる性
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キンクロハジロとホシハジロの夫婦、同じハジロ属。カモ目カモ科ハジロ属。保全状況は減少懸念だそうな。冬鳥
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ツバメ | 2羽のツバメが交叉 |
最近、よく見かけるようになった。うれしいことだ。野鳥公園を整備すれば鳥は集まってくる。
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4~5羽のツバメが飛んでいた。
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ナヨクサフジ |
池の土手で沢山の花が咲き始めている。ヨーロッパ原産で飼料や緑肥として栽培、1943年ごろ日本に帰化。つる性1年草、マメ科ソラマメ属
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21日~22日は重いD50は持たず、スマホのみもって花を撮って歩く。春盛りで、野草も樹木も花をつけ始めている。道端の小さな野草の花を見つけるのは楽しみだ。ソメイヨシノはまだ未開花だ。
21日は戸笠池の土手などで撮る。
ムスカリ | ヒイラギナンテン(樹木) |
土手で咲いている。原産地は地中海沿岸~西アジア。野鳥が種を拡散しているらしい。土手などで広く繁殖している。キジカクシ科 ムスカリ属
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キンポウゲ目メギ科。
戸笠公園の植木。
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22日は天白中学の裏山の道から天白公園へ。裏山の道にシャガが一凛咲いていた。
シャガの花 |
アヤメ科アヤメ属。木の下、斜面など湿ったところに咲く。最近見かけなくなったので、うれしい。
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レンギョウ | ソメイヨシノ |
天白公園の植木。モクセイ科レンギョウ属、中国原産
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天白公園の桜はいつも遅咲きだ。
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河津桜(カワヅザクラ) |
早咲きの桜。一本だけありよく目立つ。最初に春を知らせる。
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天白図書館から北に上がって、ハローフーズの北にある天白川の南の堤防上の歩道を東に向かって野鳥を探した。この近辺は砂州や岸辺の草叢、灌木などが豊富にある。昨日もこのあたりをカメラなしで散策したところ、砂州でツグミやセキレイなどが遊んでいた。野鳥のえさが豊富にあるのだろう。
そこで、今日は午前10時ごろ、400㎜望遠をもって再び訪れた。ツグミはいなかったがハクセキレイやイソシギが撮れた。話しかけてきた人によると、先日カワセミが2羽いて、飛んだ姿が大変きれいであったとのこと。期待できる撮影スポットだ。このような環境を維持してゆきたいものだ。次回はぜひカワセミを撮りたい。
ハクセキレイ | ハクセキレイ |
草叢や砂州もあり、水もきれいで、野鳥にはうれしい環境 |
スズメ目セキレイ科、留鳥または漂鳥、ホオジロハクセキレイではなかった。過眼線(目の左右黒い線)がある。
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環境の色の中に溶け込んで、見逃すところだった、イソシギが1羽歩きまわていた。
イソシギ | イソシギ |
環境に溶け込んで識別しにくい。
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チドリ目シギ科
体長20cm+α
夏鳥または漂鳥
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今日は土曜日なので、ウオーキング目的ではなく、野鳥撮影をする目的で、午前10時ころから、オアシスの森から相生山緑地を散策した。天候は晴天である。何時ものように、菅田口から入って、山根口、稲田口、笹原と歩いたが、まれにヒヨドリを見かけるが、他の鳥は全く現れない。これほどの大きな森で野鳥を見かけないのは異常ではないか?空からはカラス、地上では野良猫が野鳥を狙っているのか?それともエサがないのか?笹原口で人家の横で、やっとムクドリの群れが撮れた。
ムクドリ |
道路沿いに南に向かって歩き、北沢辺りで再び相生山緑地に入る。桜並木を東に歩いても鳥はいない。
桜並木(東方向を見る) |
白竜池(10年前には跡があったが、今は全く無くなっている)辺りで山道を北に入ると、右側の竹林の中に、廃屋化した炭焼き小屋が見えた。10年前には炭を焼いていた。ここに来たのは10年ぶりになる。炭焼き小屋を右に見てさらに上ると、谷川が現れた。水流は無いが水がところどころに溜まっている。雨が降ると水流ができるだろう。これは10年前と変わらない。10年前には下の写真のようだった。
10年前の谷川の手前にある炭焼き小屋 | 10年前の谷川 |
材料の木材が集積してあった。
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流れは無いが、川の窪みに水がある。
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現在の様子は、
廃屋になった炭焼き小屋 | 現在の谷川 |
谷川は今も残っており、ここは野鳥たち動物の水飲み場になっていると想像される。実際には野鳥は見かけなかったが、・・・。相生山緑地で数少ない水源の一つ?と思われる。しっかりと残っていたのでうれしくなった。
さらに北に、急な坂道を登ると、林の中に明るい日差しの通る山道が整備されており、道の周辺の広場は、名古屋市が生産緑地地区と指定していた。人影は全くないが、歩道の整備の状態から見ると、散策に来る人は多いのではないか?開けた草叢には珍しい大きな蛾やモンキチョウを見かけた。モンキチョウは撮り損ねた。
緑地の中に開けた山道 | 開けた所には名古屋市の看板が立ててあった。 |
大きな蛾が居た。 |
山道は、相生山の北海道(緑地の中に開けた野菜畑)にも通じているようだ。今回はそちらへは行かず、東方向に山道を歩き、桜並木の東端に降りることができた。
今朝の天白公園はすがすがしく、暖かい日よりだ。近くに人気のない芝生の上や、溝の中や、小さな丘陵の陰で3羽のツグミや数羽のカワラヒワが食事に忙しい。これだけ小鳥が集まっているのも珍しい。人に心地よい気候は野鳥にとっても心地よいらしい。比較的近くによっても逃げない。
3羽のツグミ | ツグミ |
離れてそっと撮る。 |
ツグミ独特の姿勢
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ツグミ | ツグミ |
そっと近くに寄り、撮るが逃げない。
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羽の模様が美しい。 |
ツグミ | ツグミ |
いろいろ食べている。
虫かミミズか
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バックシャン?
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ツグミ |
天白公園でカワラヒワを撮るのは初めてだ。今日は群れでやってきた。
カワラヒワ | カワラヒワ |
尾羽の黄色がきれい、嘴はピンク。スズメ目アトリ科、留鳥
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カワラヒワ | カワラヒワ |
カワラヒワ |
先日、平子橋まで歩いた時、水鳥以外の野鳥の発見には恵まれなかったので、今回はさらに下って市立若宮商業高校下の川の合流点まで行ってみた。往復で13600歩。その結果、今年2度目のモズと、ホオジロなどを撮ることができた。平子橋の下流は両岸に草むらや灌木が多く、鳥が住み易いのかもしれない。
カモたち | |
奥の2羽はマガモ、手前の3羽はコガモ
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モズ | モズ |
木の実を加えるヒヨドリ | センダンの木立と実 |
若宮商業高校近くでセンダンの実をくわえている。
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10m以上の高木で、薄黄色の1cm近くの丸い実が沢山なっている。
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ホオジロ | ホオジロ |
帰りの登り道は、下り道の対岸を歩いた。ここでホオジロを見つけた。
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ホオジロは脇腹が赤褐色で、見分けられる。
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ホオジロ | スズメ |
5~6羽が飛んでいた。
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今日はウォーキングではなく、ゆっくりと野鳥を撮影する目的で出かけた。ぽつぽつと雨が降っているが、傘なしでも気にはならない。双子池、菅田口、山根口、稲田口、笹原と野鳥を探したが、カルガモ、ヒヨドリ、カラス、スズメ、ムクドリなどの常連以外には、今一番元気なメジロにしか出会えなかった。いまは、多くの種類の梅が満開を迎えているが、どこの梅林でもメジロが居るわけではない。梅林の間を群れで飛び回っているので、メジロの群れを見つけるのも簡単ではない。今日は稲田口でスズメの群れとメジロの群れが同じ梅の木に群がっていた。花は少し緑がかっている。調べてみると緑萼梅(りょくがくばい)らしい。
緑萼梅(りょくがくばい) | スズメ |
萼'(がく)が緑色の梅。ばら科、落葉高木。梅の花は120種ものるらしい。
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スズメも群れで行動する。
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スズメ | スズメ |
メジロ | メジロ |
甘い蜜に夢中
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メジロ | メジロ |