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再び宇連山登山

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 3年ぶりに標高差800mレベルの登山に参加した。奥三河国定公園にある宇連山(929m)である。4年前には車を棚山高原パーキングにデポし、仏坂トンネルから登り、棚山高原パーキングに降りた。今回は公共交通機関利用だ。9時45分にJRの三河槙原駅から出発し、15時30分に三河槙原駅まで下りた。歩行時間は6時間弱で、標高差は前回よりも大きい。シャクナゲ尾根登山口から入り、744地点から頂上へ。下山は744地点、滝尾根展望台、亀石の滝分岐経由で亀石の滝へ降りた。
 登りは軽快であったが、下りは亀石の滝直前の100mくらいが急降下であったためか、筋力が耐えられず、林道に後10mで降りられるところで足が言うことを聞かなくなってしまった。初めての経験であった。ザックを(6kgくらい)若い人に持ってもらったら何とか10mを降りられた。それ以降の数十分の林道ウォークはザックを担いで歩けた。やはり3年間のブランクは大きい。週毎に山を歩くぐらいの鍛錬をしないと、安心して山に行けないと悟った。

 北尾根にある安山岩の尾根。744地点、ここで12時になってしまったので昼食(30分)

  頂上へ13時12分着三ツ瀬明神山がはっきりと見える。   
 予定が遅れているので、計画変更し滝尾根を下ることにする。13時20分に下山開始。

  滝尾根展望台(標高約400m)を14時25分に通過

 足腰の鍛錬に再び猿投山へ。今回は昨日のボランティア(雑木林の伐採)の疲れもあってか、前回(2週間前)より5分長い1時間20分で頂上へ到着。下りは登りと同じコースで1時間。今回は道路から見える猿投山も色づいている。東昌寺大悲殿の紅葉は真っ盛りで楽しめた。さすがは紅葉の名所だけのことはある。山頂から見える山肌も今迄で何度か見た中では一番きれいに色づいていた。今年は色づきが良いようだ。


 <12月に宇連山(奥三河929m)に登る予定なので、体力テストを兼ねて猿投神社から猿投山に登った。土曜日なので登山者は多い。中高年の登山者とランニング登山の若者。猿投山神社近くにある東昌寺大悲殿前に多くのモミジがあるが、紅葉はまだこれからといった風情。
 御門杉にくると登山コースの案内板が新しく建っていた。これは昨年までは無かった。同時に熊注意の看板も立っていた。いまどき熊のいない山なんて無い。登山者は鈴などを鳴らしながら熊にアッピールするのは最低限の常識だろう。11時に駐車場を出発。


 猿投山の登山道には黄葉・紅葉は少ないが、頂上付近には少しあり、目を楽しませてくれる。東の宮までの道では木立を通して紅葉が見える所がある。


 東の宮の直前に大きなケヤキの木があるが、これが黄葉していてきれいだった。


 東の宮を過ぎて尾根道を行くと左右の雑木林が黄葉してきれいだ。


 12時15分に頂上に着く。多治見市方面の視界が開け、周りの低木などが黄葉してきれいだ。


 下りは何時ものとおり自然観察コースへゆく。沢に下りてゆくと左側の斜面の黄葉がきれいだ。更に少し降りると2本の大杉が目前にそびえる。いつもながらその雄大な樹形に圧倒される。高々70-80年の寿命の人間よりも数倍は長くここに生きてきた生命力が迫ってくる。


2回目の海上の森

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  薄曇りであったが、雨は降らないとの予報なので、家を10時に出発して10時50分から登山開始。今回は物見山(327m)に登ることにする。
 海上の森センター→物見山→海上の池→海上の里→四つ沢→三角点(166.5m)→海上の森センターと歩いた。海上の池でおにぎりとゆで卵で食事。センター帰着が14時。


   物見山への道。杉の人工林がある。

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間伐の実習場 物見山の頂上
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頂上にあるベンチ 瀬戸デジタルタワーが遠く
(245m、写真はズームアップ)
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瀬戸の町並み 海上の砂防池
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上の砂防池から海上の里へ降りてゆく 里山サテライト
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棚田 三角点(四ツ沢から入る)
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また瀬戸デジタルタワーが目に入る センターへ向かう尾根道
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明るく、黄葉が目に心地よい

  野鳥もちらちらと見かけるがカメラに納まるほど沢山は居ないようだ。物見山から東に降りてきたらゲートに熊を見かけたので物見山方向へは入らないようにという掲示があり驚いた。熊は見かけなかったが、里山は日本中で熊だらけだ。

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  参考:クマ出没情報ブログ
日時:2010年10月27日午前10時30分ごろ
場所:瀬戸市広久手町
状況:
「海上の森」内の林道を通行中の男性が林道橋上から斜面にいるクマを目撃。
瀬戸市教育委員会では、海上の森、猿投山、三国山方面へレジャーにでかける計画のあるご家庭は、目的地を変更するなどご検討ください。と注意を促しています。

 今日は、近くにあるのに今まで出かけたことはなかった[「海上の森」を歩いてみた。
 インターネットで調べてみるといろいろな建物があるので、相当観光地化しているのかなと思っていたが、海上の里まわり以外は自然そのままといった感じであった。戦争直後は瀬戸物作りの燃料として樹木が使われ、ほとんど禿山になってしまったが、その後燃料の転換で雑木林が再生したところである。海上の里まわりは里山を復活させようとNGOや県がため池や田んぼを復活させている。里山復活にはやはり人の手が必要だ。

 午前11時ころから海上の森センターから森に入り赤池、屋戸川、屋戸川橋、四つ沢、海上の里、海上の森センタと、2時過ぎまで広い森の一部分を歩いた。

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海上の森センター ノアザミ
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赤池への道(欝蒼とした森)

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赤池(中型の茶色の鳥が飛び立った) 赤池近くにあった地図

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屋戸川の砂防ぜき 海上の里の水田
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水田用のため池 道沿いにあったアキチョウジの花

 相生山緑地やオアシスの森との大きな違いは、もちろん森の面積がずっと広いのは当たり前だが、小さな川、池や湿地が多いことだ。このために、乾燥したオアシスの森などと比べると植生が豊かで森が深い感じがした。コナラやアベマキ、ヒサカキなどが多いのはオアシスの森などと同じであるが、草花が多い感じがした。野鳥や小動物もこちらのほうが多いのではないか?

  一方、道標が不完全で、分岐点の現在位置や行く先の指示が無いものがあったりして、初めてだと迷いやすいと思った。コンパスと地図(これがまた不完全)を持っていったので何とか入り口まで戻ることができた。

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一泊した尾瀬小屋 参加メンバー
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竜宮十字路から至仏山を見る。隆起した山らしい。 湧き水で川ができている。ミズバショウがきれい。
低層湿原に見られる池塘の中の浮島。水中にサンショウウオが泳いでいた。
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ここから水がもぐって、上の川に湧き出す。 花がついていないエイレンソウ

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ニリンソウ ムラサキヤシオ

        

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リュウキンカの群生
遠景に見える樹林は
横を流れる川によって育成されている。
ワタスゲ、まだ咲いている。


                           
 以後、山の鼻小屋まで平野を歩き、そこから鳩待峠まで100mくらい登る。鳩待峠からシャトルバスが出る。バスに乗って尾瀬からお別れだ。

 40年前の8月に個人で尾瀬に行ったが、今回ツアに参加して再訪した。奥只見ダム(750m)の近くにあるネイチャーカレッジ緑の学園で一泊。翌朝、奥只見湖を遊覧した後に湖畔からシャトルバスに乗り換え小池経由沼山峠(山の駅、1660m))で下車。沼山峠(1781m)を越えて湿原に入り、沼尻平経由で見晴(1415m)着。尾瀬小屋で一泊し、竜宮十字路、牛首分岐、山の鼻経由で鳩待峠(1591m)まで歩いた。歩行距離約22km。40年前は鳩待峠から見晴往復。今回は逆方向に尾瀬を横断したことになる。
 当時も山小屋は満員で廊下で寝たが、小屋の数が今より少なかったためで、尾瀬に入っている人の数は今回よりも大分少なかったはずである。今回は入山者が多く(9000人?)、木道は人が蟻の行列のように歩いている。国が豊かになり、多くの人が遠方からもやってこれるようになった証拠だ。今回は旅行社のツア(40人)で行ったこともあってあわただしっかったが、一方、ガイドさんからいろいろ教わることができた。

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魚沼市折立からトンネル総延長
18kmのシルバーライン(片側
1車線)で奥只見ダムに行く
(ダム工事用に掘られたトンネル)
奥只見ダム(重力式ダムでは
堤高157mは日本最高)
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ツア客は地下発電所を見学できる 奥只見湖
尾瀬ヶ原湿原などを水源とする
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奥只見湖から見える燧ヶ岳 湖畔の山肌に見られる雪崩道
雪崩で木が育たない
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御池から尾瀬沼山峠への道で
見られるブナの原生林。
シャトルバスで行く。

沼山峠から

尾瀬沼ビジターセンターへ、
エイレンソウの花
ユリ科エイレンソウ属

沼山峠を越えて尾瀬沼ビジターセンターを目指す。峠には残雪があり、一部ぬかるんでおり歩きにくい。今冬は大雪で雪の消えるのが遅いとのこと。 

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シラビソの3世代交代、
1世代(倒木)、
2世代(親木)、3世代(子木)

サンカヨウの花
メギ科サンカヨウ属
深山に生える多年草
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イワナシの花、常緑小低木
ツツジ科イワナシ属

峠を越えて大江湿原(低層湿原)に入るとミズバショウの群生が迎えてくれた。夏にはニッコウキスゲが咲き乱れる。

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ミズバショウの花
サトイモ科ミズバショウ属
大江湿原の木道
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タテヤマリンドウ、
リンドウ科リンドウ属
ワタスゲの花の散ったあと
カヤツリグサ科ワタスゲ属
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ショウジョウバカマ、
多年草
ユリ科ショウジョウバカマ属
湿原から見える燧ヶ岳、火山。
日本百名山(2346m)
尾瀬湿原は8000年前に
燧ヶ岳の山体崩壊でできた。

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リュウキンカ、
キンポウゲ科、リュウキンカ属
低層湿原(川の流域や湖畔)
に生える多年草
シラネアオイ、
キンポウゲ科、シラネアオイ属
一属一種の日本特産種
花びらのように見えるのはがく片
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尾瀬沼ビジターセンター近辺から燧ヶ岳 尾瀬沼ビジターセンター近辺
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尾瀬沼ビジターセンター近辺から燧ヶ岳 サルノコシカケ
このキノコは初めて見た

尾瀬沼の沼尻から今日の宿である尾瀬小屋に向かう。途中の白砂峠ではまだ残雪があり、滑りやすいので注意して歩く。岩がごつごつした道で登り下りがある。

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コミヤマカタバミ
ツツジ科ツツジ属
ムラサキヤシオ(ミヤマツツジ)
深山の針葉樹林などに生える
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ハウチワカエデの花 シロバナエイレンソウ

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ニリンソウ
キンポウゲ科イチリンソウ属

たはらアルプス

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 今日は渥美半島の田原市にある山々を歩いた。晴天に恵まれ、新緑がまぶしかった。豊橋鉄道の渥美線田原駅から清谷川(せいやがわ)沿いに衣笠山(278.4m)を目指して歩く。街中では道沿いに城宝寺(渡辺崋山の墓がある)、龍泉寺(芭蕉の句碑がある)、龍門寺など大きな寺々が並んでいる。清谷川の河川敷にはダイコンソウの白紫の花が咲き乱れている。

 たはらアルプスといわれる山々の中を、衣笠山ー滝頭山ー中西山ー藤尾山ー滝頭不動滝ー不動岳ー赤松山ー扇原ー稲荷山と歩いた。道はよく整備されて歩きやすく、道路標識も丁寧だ。迷うことなくあっという間に歩けてしまう。今回のコース以外にもいろいろな選択肢があり楽しめそう。
 滝頭公園横から上り始める。少し行くと紫色の小さな花が咲いている。キランソウだ。

 衣笠山の頂上からは三河湾の広い範囲が見える。風車や自動車運搬船が見える。トヨタ自動車の田原工場、東京製鐵の建物が見える。

 蔵王山にも風車が立っている。三河湾にはいくつかの島が見えるが、今日は晴れているのに中国からの黄砂が強烈らしく、かすんで見えにくい。


 衣笠山から少し下りたところに展望岩があり、そこからは仁崎の漁港が見える。

 これ以降は、あまり見晴らしの良いところはなかったが、開けた緑の道、滝、降り口には赤い鳥居のある神社仏閣ありで、箱庭を歩くようにのように楽しかった。

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