これから人類が最大努力でやるべきこと

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 今、人類にとって一番重要度の高い技術目標は、人類の生存に必要十分な太陽光と大気温度を維持することである。これに失敗すると人類は破滅に近い打撃を得ることになるだろう。
 最近の研究では、人類が今まで排出したCo2(1000年間は滞留し続ける)だけで大気温度は今後数度上昇することは避けらないらしい。放っておけば後数年で北極の氷山は夏には消滅するし、グリーンランドの氷河も数十年以内に溶け去ってしまうだろう。数メートルの海面上昇や旱魃による砂漠化、暴風雨による大洪水などが今後どんどん地球を襲ってくることを覚悟しなければいけない。
 再生可能なエネルギー(太陽エネルギー)のみで人類の必要エネルギーをまかなえるように政治の世界も巻き込んで人類は動き出したが、それだけでは(それだけも実現できそうにもないが)とてもだめだということがわかってきた、
 むしろ積極的に大気に太陽光反射層を作って地球を冷やすことを考えないといけないレベルらしい(Newsweek 日本語版2009.7.15)。過去のピナツボ火山の大噴火で地球が一時的に寒冷化した経験から人為的に火山ガスの主成分であるSo2を大気中に散布することで地球の温暖化を止めるというわけである。これは意外に少ない予算で副作用も少なくできる可能性があるという。
 人類はすでに地球をそこまで追い詰めているのだという認識を持って行動することが21世紀には必要になる。今、日本人も含めて人間はトンチンカンなことをやっているのかもしれない。

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このページは、essahoiが2009年7月30日 16:30に書いたブログ記事です。

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