18世紀に英国は当時の列強フランスやオランダを破って、東インドや北アメリカで覇権を確立し、政治的、経済的優位を誇った。その理由は国内政治が2大政党制の下で安定していたことが挙げられている(福井憲彦著、近代ヨーロッパ史、p46)。
21世紀のアジアはどうか?政治的に安定している国は勢いを持って富を蓄えている。中国、インド、韓国、シンガポールなど。
日本はどうか?2大政党制は実現したが、かって政権与党であった時代に民主党に痛めつけられたことへの復讐とばかりに、国会運営にブレーキばかりかけ,熟議の国会運営はできていない。何故ブレーキをかけねばならないかの必然性が国民にはさっぱり理解できない。これでは自民党の党首である谷垣総裁の政治家としてのレベルの低さを原因としてあげざるを得ない。党を治めて国のために働けない非力な総裁である。日本の政治は迷走し国力は下落の一途である。自民党が総裁をもっと見識のある政治家に代えて、国のためになる党運営をすれば、国民の自民党を見る目も変わってくるであろう。
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