大型モニタ画面

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 最近の流行は大型のテレビ画面である。電気店の店頭にはプラズマや液晶方式の大画面がにずらっと並べてある。60万円、100万円などと書かれた価格札が臆面も無くかかっている。
 ちょっと待ってほしい。ほんの1~2年前までは10万円以下の20から25インチのテレビが並んでいた。いつから日本人はこんな高額商品が買えるほど大金持ちになったの?
 横幅が1メートルに近い画面に百万画素を刻んでいるのだからコスト高になるのは当たり前だ。将来的にも低価格はあまり期待できないと思う(素人の感)。それに、1メートル幅の画面でも将来の画面としてはまだ小さすぎる。大画面化が容易なプロジェクタ方式にもっと注力して低価格を目指すべきだ。

 大画面が効果を発揮するのが3D映像である。見たことの無い人は、大阪にある「サントリーミュジアム天保山」のアイマックスシアター(地下鉄中央線大阪港駅下車)で観てほしい。その迫力に相当なショックを受けるはずだ。まさにバーチャルの世界へ入り込んだ気分になる。将来のホームシアタの中心的なコンテンツになるだろう。   
 3D映画を見ると感ずるのだが、小さな画面で小人が動き回るような映像は滑稽なだけである。ストーリのどこかのシーンで等身大の人間に出てきてもらわないと、玩具を見させられているように感じてしまう。
 3D映像を想定すると等身大の人間を写して画面を違和感無く構成できるためには1辺が1~2メートルはほしい。プロジェクタなら1辺2mのハイビジョンも低価格で実現できるのではないか?映像素子は小さいので製造コスト、材料コストの面で有利のはずである。ランプの寿命が少し気になるが、・・・。
 軽量だから別の部屋で観るために運ぶのも容易である。移動ができない大型テレビにはもうお別れをしたいものだ。

 3次元立体映像を実現するには2次元画像解像度を数倍にしないと2次元画像と同程度の2次元解像度が得られない。画像解像度の一部を奥行き情報などに使う必要があるためである。
 サントリーミュジアム天保山のアイマックスシアタで使う立体映像用のフイルムのサイズ(面積)は通常の35ミリフィルムの10倍以上、70ミリの3倍以上という映画史上最大のフィルムサイズを採用しているらしい。
 将来ホームシアターで立体映像を見るなら、現在のハイビジョンの数倍の画像解像度を持つ映像が必要になる。そうなるにはまだ5年以上は必要か?

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このページは、essahoiが2003年12月10日 15:19に書いたブログ記事です。

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