これはADSLの通信速度との比較で言っているもので、自宅から地域の電話局(Last One Mile)までの光通信速度のことである。そこから先はみな光回線になるわけだから、ADSLもFTTHも条件は同じである。いくらFTTHでLast One Mileが速くてもプロバイダの回線が混めば、総合速度が数100Kbpsの速度に落ちてしまう。しかし、マスコミがこれを取り上げることはほとんどないのでFTTHは速いという神話ができてしまった。
私はBフレッツファミリー100で、プロバイダにBROBAを使っているが、午後8-10時のゴールデンタイムには1.5Mbpsでれば幸せというのが実態である。月毎の利用料金がBフレッツファミリー100の2倍もするベーシックでも同様のことが起こりうる。事実、ベーシックに契約している人(プロバイダは不明)がBNRスピードテストの掲示板で不満を述べている。
FTTHの優越性はプロバイダーの専用回線などが混んでいない時には大きく、スピードテストの結果が20Mbpsになる場合もある。しかし、正直言ってこんなに速くても一般家庭の使用目的にはありがた味はない。「総合通信速度は最低3Mbpsを保証します」と言ってくれたほうがずっと価値が高いがそれはできないらしい。
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