Kunolabsを開始後1年間が経過した。振り返っての感想をまとめる良い機会だろう。
一番の感想は、コンテンツを制作している時間よりも、コンピュータやその周辺機器を触っている時間のほうが多かったということである。機械いじりが好きだからそうなったともいえるが、いじらざるを得ない事態に追い込まれたことも多い。私の場合、マルチメディアライフの研究(名前が大仰過ぎる?)が目的だからよいものの、マルチメディアライフを楽しむためには、現状は問題が山積といわざるを得ない。
通信回線、パソコン、周辺装置、ソフトなどをめぐる環境は日進月歩であり、現在でもまだそのスピードは衰えてはいないように思われる。映像や音楽などを扱うことが多くなり、システム性能が向上し続けている。また、ネットワークを介してのウイルス、ハッキング、スパムメールなどの危険が増している。これらに対応して先端のマルチメディアライフを享受するには、ユーザにもそれなりの努力が要求されるのが現状であろう。
写真:今回買い換えたノートパソコン
たとえば、私の場合、この半年に以下のような作業をする羽目になった。
(1)ワイフのWindows98パソコンのISDN回線をやめて無線LANを介してブロードバンドに繋いだ。
(2)Webサーバが壊れるとユーザに迷惑をかけるので、短時間で回復できるようにした。そのためにCドライブのディスクイメージを保存するソフトv2i(Power Quest社製)を導入。ディスクイメージを保存するために書き込み機能を持つDVDドライブ、ドライブを接するUSB2ポートなどを設置した。DVDドライブの設定では取扱説明書の説明だけでは正常に動作せず、苦労した。
(3)LAN上のパソコンのセキュリティソフトをバージョンアップすると、今まで動いていたアプリケーションが動かなくなってしまった。複数社のセキュリティソフトが混在しており、それぞれ扱い方が違うので苦労した。
(4)デスクワーク用パソコンのHDがクラシュし修復不可能になった。パソコンを交換し、作業環境を復帰させるために苦労した。
(5)HDのクラッシュに懲りたので、ネットワークHDを設置した。
(6)その他、いろいろのトラブル対策
なぜ、こんなに苦労しなければならないのか?やはり、まだ新しい技術が未熟でメーカが試行錯誤しながら製品を発表しているのが原因と思う。新しい技術を導入した新製品には驚かされるような問題を抱えているものがある。技術がこなれてくると次の製品では取り扱いがうそのように簡単になり、性能も安定してくるという経験を何度もした。
不良商品はきっぱりと棄てて、まともな商品に買い換えるのがマルチメディアライフを快適に過ごす秘策なのかもしれない。
さて、今後は機械いじりはそこそこにしてコンテンツ制作に力を注ぐつもりである。願わくば、機械がトラブりませんように。
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