所用で名古屋駅に出かけたので、久しぶりにビッグカメラを覗いてみた。
一番華やかな展示があるのはやはりフラットテレビのフロアだ。確かに、ハイビジョン仕様の液晶テレビの映像では画像解像度は高くそれなりにきれいだ(特にブラビアがきれい)とは思ったが、CRTテレビで感じられる実世界の自然な感じがない。何故だろうか?何か華やかに作りこまれた絵のような感じで、実世界の見えとのひらきが大きすぎる。人為的な画像処理を受像機側でやりすぎているせいか?それとも(デジタル放送の場合)放送局側で映像データ圧縮をやりすぎているせいなのか(注1)?モニタのハードウェアの画質が悪いのか?期待すべきハードウェアがSEDなのか有機ELなのか、どれも実物を見たことが無いので解らないが、少なくとも現在のCRTレベルまでは映像品質を上げてもらいたいものだ。まだまだ改善項目が多い。
注1:現在のアナログハイビジョンをCRT方式のハイビジョン画面で見ると、人の顔の皮膚などの質感がのっぺりしている。ハイビジョンでないアナログ地上波放送の人の顔の質感のほうが実物に近いと感じている。映像信号のデジタル化の際に行われるデータ圧縮で質感が欠落してしまったに違いない。テレビ放送のデジタル化は時代の趨勢と考えると、当分の間、人類は実物とは異なった加工された映像で満足するしかないようだ。
コメントする