2010年4月アーカイブ

 パソコンが古くなっても、いままで使っていたアプリケーションソフトはバージョンアップしない限り、快適に使い続けられる。しかし、次第に次のような理由で、古いパソコンは次第に使いづらくなる。

 まず、ハードウェアの面では、液晶画面が暗くなるのが問題だ。これは使い続ける限り、確実にそうなる。バックライトが劣化するためだ(注1)。バックライトの交換はノートパソコンならば1万円~2万円でできる。その他、部品交換に費用がかかるものにハードディスクがある。しかし、私の経験では初期故障を別にすれば、机上で使う限りハードディスクが壊れる確率は低い。比較的長く使えるという印象を持っている。
 注1:CRTよりも寿命はずっと短い。

 パソコンを使えなくする大きな要因はむしろソフトウェアだ。たとえば、

 1.Webブラウザやセキュリティーソフトがバージョンアップし、旧バージョンのメンテナンスをメーカがしなくなる。そこで、新バージョンのソフトを入れざるを得ないが、新バージョンでは処理量が増大し、古いCPUでは動作が遅くなって使いづらくなる。メモリを増強すればある程度改善されるが、CPUが遅いのが次第にネックになる。

 2.セキュリティーソフトが古いOSをサービスしなくなる。ウイルスのパターンファイルの更新をしてくれなくなる。そこでOSをバージョンアップすると、古いパソコンでは動作が遅くて使いづらくなる。

 以上を考えると、パソコンを修理しながら使い続けても、10年が限界のような気がする。

 2000年台はじめに、パソコン生活を始めるに当たっていろいろ購入した機器を、長いものでは7年も使い続けている。サーバ用のデスクトップパソコン(自作)、日常仕事用のノートパソコン(Biblo MG75H)、システム手帳代わりに使っているPDA(Clie)など。しかし、どれも壊れて動かなくなることもなく、修理しながら使い続けられている。修理すればまだ数年、計10年くらいは使えそうで、パソコンの寿命は意外と長いなと感心する。

 1)自作したサーバ用デスクトップパソコンWindows2000pro,sp4(Celelon1.0A1256,1GHz,256MB,60GB)は24時間稼動で7年間ほど動いてきたが、2年ほど前に電源の冷却ファンが停止、電源だけを新品に換えて継続利用。しかし、今年になってWindows2000用のセキュリティソフトがサービスを停止してしまった。まだサービスを継続しているフリーソフトに交換して継続利用。

 2)日常仕事用のパソコンBiblo-MG75H(Windows XP Pro,sp3,Pentium4,1.6GHz,512MB,60GB)は寝ているとき以外はほぼ通電し、6年間使ってきた。以前に使っていたVAIOが2年弱でHDが壊れてしまったので、いやけがさしてFujitsu製に交換したものである。6年たつと液晶画面が相当暗くなってきた。明るい昼中では見にくくて苦労している。また、数年前までは快適に動いていたが、ここ数年は起動も、インターネットも大変処理速度が遅くなり、いらいらするほどになった。そんな中、先日、ついに冷却用ファンが異音を立てて停止してしまった。ファンの交換になんと17000円かかった。高すぎる!ここまでお金をかけたのだからと、この際、メモリを標準の512KBから1GBに増設し、PowerXのPerfectDiskでOSの深部までデフラグしたら、まあまあ快適に使えるようになった。しかし、見にくいところは相変わらずだ。バックライトは交換できるが高額を要求されそうで、我慢して使い続けることにした。

 3)ソニー製PDAのClie(PEG PH55)は5年間、机上の充電ドックで通電しっぱなしで使ってきた。画面が暗くなり、かつ液晶画面に傷がついて文字が書きにくくなった。そこで、液晶ユニットとバッテリーを交換することにした。Clieはすでに販売停止になっているから修理以外に選択肢はない。消費税込みで計25000円。これも高いが、画面は明るくなり、まだまだ当分は使えそうだ。

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PDAの Clieを修理

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 小生はシステム手帳の代わりにソニーのClieを長年使っている。前機であるIBM製のPDAは3年で故障したがClieは5年間使ってきた。毎日、なくてはならない電子手帳である。まだ、動作が不安定になることはないが、液晶画面が暗くなったこと、入力画面に傷が入ったことなど修理したい内容がある。
 今日ふとしたことで、ソニーがClie(PEG-TH55)の修理をまだ継続していることがわかった。来年7月で修理の受付は終了するらしい。部品の保有も同時期で終了。
 そこで、液晶画面とバッテリーの交換をこの際実施して、今後2ないし3年は使いたいと思った。ソニーに電話して修理してもらうことにした。

clie.jpg

 パソコンは長期に使うと、まず壊れやすいのは、HD、電源、ファン、液晶画面(暗くなる、傷がつく)などで、CPUなどの電子回路はなかなか壊れない。ClieにはHD、ファンなどはないので、電源(バッテリー)、液晶画面を交換しておけば、あと5年くらいは使えるとふんだ。
 次世代PDAともいわれるiPhoneもアプリケーションとして手帳機能は持っているが、ClieのToDoリスト、メモ帳、アドレス帳などは慣れ親しんできたので、非常に使いやすい。パソコンと同期できるのも良い。できれば使い続けたい。
 
 今後は、次に使うPDAを探すことになる。次のPDAはiPhoneのように、クラウド上のアプリケーションを使用するネットワーク型になるらしい。あわてずに使い勝手を吟味してゆきたい。

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