2010年9月アーカイブ

 日本の「2チャンネル」でもそうだが、自分の名前は非公開で、意見のみをインターネット上で発表する仕組みはしばしば炎上するので、扱いには注意しなければならない。言葉使いは無礼な乱暴なものになり、意見も極端になってゆく。発信人の名前がわからないものだから無責任な意見がはびこってゆく。発言者の名前が知られるようになっていれば自制心や常識が働いて、発表意見が極端になることを防ぐが、それが効かない。単なる鬱憤晴らしのレベルにとどまっていれば良いが、暴動を誘発し、政府を脅迫して戦争まで始めさせかねないとなると、この仕組みは何とかしなくてはならない。現在、中国のインターネットの炎上振りを新聞で読むと、危険な感じを持つ。名前を明記しなければ投稿できないようにする規制が必要ではないか?この仕組みを改良しなくては、人類の平和に害悪を及ぼす。

 今日まで多くの中国人と日本人が善意によって中国の発展に協力してきたのに、今回の尖閣諸島での漁船拿捕事件で中国の一部の政治家や民衆がこれほど日本に無礼な態度をとるとは情けない。異常であるとしか言いようがない。
 中国と日本が協力すれば両国ともさらに繁栄してゆくことができるのに、何故これほどまでに、日本を敵視するのだろうか?
 中国内部の権力闘争が関係しているのではという意見もある。 今回の事件を起こした人間の狙いは日本の国民と中国の国民の間に憎しみをエスカレートさせることだろう。 
 日本は決して挑発に乗ってはいけない。中国の中にも日本と紳士的に話し合って問題を解決してゆこうという人々が居るはずである。時間が解決してくれる。

 日本でも、一部の国会議員が尖閣諸島に自衛隊を派遣させよと言ったり、尖閣諸島に行ってデモをするとか言い出す団体があるが、とんでもないことである。絶対にやらせてはいけない。憎しみがますますエスカレートしてしまう。政府はそれらの動きを中止させるべきである。

 国民が新しい政治形態を選択する過程であったと思う。
 いろいろな首相が次から次へと現れては消えていった。国民はこれからの激変する世界情勢を予測し、任せるに足る政党、政治家を探していたのだ。
 現状は不完全ではあるが、あたらしい政治をやれそうな政党と人とを選んだと思う。
 権力闘争ばかりやっていたので、その間に日本を取り巻く情勢が大きく悪化してしまった。
 この1週間ばかりの中国との摩擦を見て、われわれ国民は日本を取り巻く情勢の厳しいことを改めて知らされた。内輪割れをしている余裕はない。互いに知恵を出し合って平和的で強い日本を作ってゆかねばならない。将来のためなら痛みを我慢して、明日に備えねばならない。
 

中国との摩擦

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 民主党新政権樹立のタイミングで、中国との摩擦が勃発した。日本と中国は互いに必要とする隣国同士である。好むと好まざるにかかわらず、互いに利害関係をうまく調整する必要が常に求められる。良い悪いの追求をやりすぎると喧嘩になる。小異を残して大同を重んずるべきである。前原外務大臣の政治力に期待する。喧嘩をしてはいけない。互いによく話し合うべきである。

 やっと権力闘争が終わりそうだ。民主党代表選挙で国民はその意思を明確に示した。民主党の議員達はこれで国民不在の権力闘争は終わりにしなくてはいけないと思ったのではないか?小沢的突破力は民主政権樹立のエンジンになったことは多くの人が認める。しかし、政権第一党のこれからの政治手法としてはどうか?
 これからの民主党には、21世紀にふさわしい議論を尽くす民主的やり方で日本の政治を立て直してほしい。激変する国際政治の中で、高齢化社会の日本に残された時間は多くない。よく議論して道を間違えないようにすべきだ。課題先進国の日本には、世界に先駆けて新しい発展を作ってゆく多くのチャンスがあるはずである。過去、いろいろな困難を乗り切ってきた日本人のDNAを信じたい。

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