社会の動向の最近のブログ記事

 S社の超小型のラジオ(AM,FM,TVが聞ける)をイヤホンを使って寝床で聞くのが筆者の習慣である。眠れない夜とか、早朝に目が覚めてしまったときなど、パートナーに迷惑をかけることなくTVやラジオ番組が聞ける。大変に魅力的なラジオなのだが、このイヤホンの線が良く断線する。いままで二人用に4台買ったが、そのうちの3台までが1年と少しでにイヤホンの線が切れてしまった(使い方が悪くて断線したのか、設計が軟弱なのか?は不明)。最初の一台はイヤホンのジャックが接触不良になってしまった。残りの3台はイヤホンのケーブルが巻取り方式になっているが、その内の2台のケーブルが断線気味で、聞こえたり聞こえなくなったりする。1台1万円程度のラジオであるが、今回1台を修理に出したらなんと5100円も取られた。購入した家電量販店がメーカに修理に出す手数料として2000円取り、メーカが修理代金として3100円取った。1万円の商品のイヤホン断線修理に5100円とは、なんともやりきれない感じである。すぐに線が切れるような設計をしたメーカが一番非難されるべきだが、3100円の修理費に対して2000円の手数料を取る家電量販店の殿様商法に腹が立った。コンピュータで決めの細かい経営がやりやすくなり、ユーザ本位のサービスが可能になった時代に逆行している。ユーザの気持ちを考えず、売る側の都合を優先して経営をするような家電量販店に明日はないはずである。

IT技術と景気

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 情報化技術は仕事の自動化をする目的から始まった。もともとは自動化のためのツールであった。いまでも自動化のためにIT技術を使うというケースが多いと思われる。「今まで人がやっている仕事をコンピュータにやってもらう」といアプローチである。このアプローチはニーズは明確であり効果もあるが、必ず仕事を失う人が出てくる。ITは失業を生む、不景気の元凶である、などと言われることも多い。もちろん本来は仕事をリエンジニアリングして、新しく仕事を展開をする生産的な面があるのであるが、そこまで行かずに失業を生むだけのものもないとはいえない。

 だから、これからのIT技術利用の取り組み方、考え方として、すでにある仕事を自動化するというスタンスではなくて、新しい仕事、効果を作るということを主目的にしなくてはならない。そのような目で身の回りを見ると、いろいろな可能性が浮かんでくる。今はまだ、コンピュータをテレビや電話のように使いこなす人が多いとはいえないので、パソコン利用を社会のインフラとして埋め込むことがなかなか難しい面もあるが、人々の生活のインフラとして埋め込まれてしまえば、世の中の問題点を解決するいろいろなアイディアが出てくる。

 私の住んでいる天白区島田一つ山周辺は40年-30年前に宅地造成が進んだ地域で、当時、家を建てた若者が今はもう現役を終えはじめている。商店が少なくなり、医院や介護施設が増えている。5年後に相生山に地下鉄の駅ができるということもあって、最近は老人が住んでいた跡に若者が家を建て始めている。この地域が今後どのように発展してゆくか興味深い。

 21世紀での地域社会を活性化させてゆく重要な道具に情報化技術がある。大きな工場や敷地は要らない。地域から発信できる何かがあれば地域は活性化してゆく。その何かが見つかればすばらしいが、そのためにはまず地域から発信する能力をつけねばならない。

考えれば変な状況

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 最近、私には、人類社会はいったい何をやっているのかという思いが強い。特に、経済活動において、携帯電話やi-tunesのような音楽プレイヤーや半導体に世界中の半導体メーカが何千億円、何兆円という投資競争をしている。この分野での経済戦争に負けたらその国が衰退するような表現が雑誌などに書かれている。携帯電話がそれほど人類にとって重要なものなのか?という疑問がある。クリーンなエネルギ開発に同じだけの資金をかけるほうが、人類にとってはずっと有益だと思うのだが。

 しかし、経済活動というのは所詮そのようなものかもしれない。
 かっては、胡椒がベネチアという中世で最も栄えた都市国家を作り出したように、またそれがルネッサンスという人間復興を人類にもたらしたように、一見つまらないものが、案外人類の明日を左右するものになるのかもしれない。

 インターネットが広まり始めた1995年ころに、インターネットによる社会の変革は今後50年くらい続くと言う識者がいた。まだ、10年しかたっていないが、その間にインターネットバブルとその崩壊をすでに経験した。現在は世界的な景気の回復に伴って、米国では再びネット関連の起業ブームが起きているらしい。
 それはともかくとして、世の中のインターネット利用レベルはまだまだ、初歩的なレベルにある。どのように変化してゆくのだろうか?
 ひとつの方向はバーチャルワールドではないか?現実(リアル)社会のミラーイメージがネットの中で見れたら便利だ。それを指向した初歩的なものがすでにネット上にある。
道路の渋滞状況などはおおざっぱなものではあるが見ることができる。
 夕食をレストランで食べたい時に、レストラン名で検索すると、空き席・駐車場の空き状況などがリアルタイム表示されてほしい。そのようなホームページはなかなか無い。まだまだ、やることは山ほど残っている。

 最近、インターネットでの犯罪の質が変わってきたそうだ。昨年4月以降、大規模な感染被害を出すウイルスは登場していない。このことから、いたずら目的からお金目当ての犯罪へシフトが起こったと推察される(日経産業新聞2005年8月3日)。 
 いたずらの時代にはハッカーはハッキングを誇示するだけだったが、これからは犯罪者が持ち主に知れることなくパソコンに侵入して、プライベートデータを盗んでゆく。まったく気味が悪い時代になった。
 ネット経由でなくて、家宅侵入してパソコンから情報を盗んでゆくようなケースも企業などでは頻発している。次のターゲットは一般家庭かもしれない。
 どのように自衛したらよいのだろうか? まずは、重要データを決してデジタル化しないことが重要だろう。マルチメディアライフを安全にすごすには工夫がいる。

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