2010年1月アーカイブ

ルリビタキのメス

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 オジロビタキを求めて天白公園へ。木の枝に誰がおいたのかミカンが輪切りして突き刺してあった。見ると鳥が食べた様子はない。このような餌やりは、やった人の気持ちは分からないではないが、自然的ではない。歩き回ったがオジロビタキに会えないので帰ろうと思ったとき、足元から小鳥が飛び立って低木の枝に止まった。ルリビタキのメスだ。尾羽が瑠璃色だ。逃げることなくじっとしていてくれる。かわいらしい鳥だ。脅かさないようにして数枚、撮影条件を変えて撮った。薄暗い場所なので、ISO感度を1000にしたので、ノイズが多い写真になったが、ピンボケではないので掲載したい。


 快晴、暖かい。今日はオジロビタキに出会えそうな気がする。
 シジュウカラにであった。絞りを5.6として絞り優先としたら、シャッター速度は1/250となり、まあまあの出来だ。

 オジロビタキに出会えたが、被写界深度をあげてピントをはっきりさせようと思い、絞りを6.3まで絞ったらシャッター速度が1/80となり、遅すぎてぶれてしまったので写真の掲載はやめる。腕前はまだまだ素人。再びオジロビタキに出会えることを期待したい。

 愛英黒石幼稚園の西から北西辺りにある緑の山や谷(土原1)で大規模な宅地造成が、開始されている。最近、急に始まったようだ。回りが宅地された後も40年~50年も緑の山が残されていた場所であるが、ついに緑の大規模な伐採が始まった。地図で見ると、現在緑の山であっても緑色に塗られていない、いわゆる緑地帯の指定になっていない私有地である。

 緑地帯指定がなければ緑を伐採して自由に宅地化できるということに、疑問を感じる。緑は住民の健康をまもるかけがいのない自然環境である。この地域で見られる野鳥は近年減りつつあるといわれながらも、まだ見られるのは、このような広い緑地が存在したことが幸いしていた。これが失われれば、野鳥がいっそう見られなくなるに違いない。これは辛いことである。

コゲラ、アオジ

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 天白公園。コゲラは常連だが、アオジは最近よく見かける。先日とは違った場所で、2羽が一緒に行動していた。


 

 晴天。少し空気が冷たいが、風はなく、日差しは強い。朝オアシスの森を歩いた時に、ジョウビタキのメスがいた。あいにくカメラを持参しなかったので撮れず、残念。後でカメラを持って天白公園に行く。シジュウカラとコゲラを撮った。この鳥たちは一緒にいることが多いようだ。まだまだカメラの腕は初心者クラスで露出、ピントが甘い。


 今日はレンズとカメラをカメラ用のルックサック(KATA DR-465)に入れて天白公園に出かけた。今までは重いAPO120-400付きの50Dを首からぶら提げて歩いていた。カメラとレンズがぶらぶらするのでゆっくりとしか歩けず、散歩の足取りが遅くなって運動にならなかった。ルックサックに入れたら身が軽くなって早足で歩けるようになったのでよかった。ただ、出先でレンズの着脱を毎回やることになるので、ごみがカメラに入らないように注意しなくてはならないのが少し厄介だ。

 天白公園の山の中を歩いていてもヒヨドリばかりで、今日はだめかなと思っていた矢先に、地面から飛び出してポールに留まった鳥がいた。早速撮ってみるとどうもルリビタキ(スズメ目ツグミ科)の雌だ。シロハラかと思ったが、足の色が黒い(シロハラは肌色)し、小型(約12cm、シロハラは約24cm)だから違う。モードダイヤルをTVにしてシャッター速度を1/1000、ISO感度400にしていたので、暗い写真になってしまった。 帰宅後、Photoshopで加工してやっとルリビタキ(のメス?)と分かった。濃い曇が出ていたので、思ったよりも暗かったらしい。漂鳥。

 大根池の西側を歩いていたら、また木の根元から飛び立って枝に止まってくれた鳥がいた。今度はシャッター速度を1/600、ISO感度を640にして撮った。これはアオジ(スズメ目ホオジロ科)だ。黄色の腹やピンクの嘴が特徴だ。中国北部やロシア東南部などから飛来し、中部地方以西で越冬する冬鳥だ。

 約3週間ぶりにオアシスの森で鳥を探した。ヒヨドリとカラスはいるが、その他ではメジロしか撮れなかった。相生山緑地でもオアシスの森でも気配を感じて撮るとすべてメジロだ。木の上よりも地面を探さなくてはいけないのかもしれない。それでもAPO120-400と50Dの使い方に慣れるにはよい教材である。なかなか手ぶれなく、はっきりとした画像が撮れない。鳥のすばやい動きにマニュアルフォーカスがどうしても遅れるし、ピントをしっかり合わせるのは難しい。身体に使い方を覚えこませ、頭で考えなくても手が動くところまで行かないとよい写真は撮れない。


 Apo120-400を付けて天白公園に行く。途中で電線に留まったツグミを見つける。森の中に入っても別のツグミがいた。暗みに入っていたので、よい写真は得られなかった。木立に中に入ってゆくとモズが枝に留まってキョロキョロしている。比較的近くにいたし、モズは人をあまり恐れないからよい写真が取れた。また、コゲラが十数メートル先の葉の隙間からみえた。マニュアルフォーカスに切り替えて何とか撮れた。今日はまたピクチャースタイルにニュートラルを採用してみた。画像の加工がしやすいスタイルらしい。若干シャープネスなどの加工をしてみたが、仕上がりにあまり差は感じられない。今日の撮影モードはTv(シャッター速度優先)で速度は1/1000秒、ISO感度は640。
 


コガモ、コサギ

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 天白川の菅田1辺りに出かけた。ここには堰があり、魚が集まるので水鳥も集まる。晴天だが風が冷たい。コガモ(カモ目、カモ科)が浮いていたが、数羽は寒さを避けて首をすくませていた。マガモと比べると一回り小さい。コガモはユーラシア(ロシアなど)から渡って来て越冬する冬鳥だ。

 コサギ(コウノトリ目サギ科、指が黄色)が魚を狙って走り回っている。カワウも同じところで魚を追っているのでゆっくりとしていたら横取りされてしまう。このサギは中国東北部などから渡ってきた冬鳥だ。

 APO120-400を使ったが、ISO感度を高くしすぎていた(640)ためか、サギの白が白とびしてしまった。それにしてもこのレンズを手持ちで撮っていると左腕が疲れる(カメラとレンズで合計約2.5kg)。水鳥は動きが穏やかなので、それほどでもないが、林の中で野鳥を狙っていると、腕が揺れるのでAFが鳥ではなく木の葉や枝に焦点をあわせてしまい、うまく鳥にあわせることが難しい。そこでMFで狙うと、まだ慣れないためか、やっとピントが合ったときには鳥が飛び去ってしまうという悲惨を何度もなめている。余計に左腕がしびれてくる。まだまだ修行が足りない。しかし、不思議なもので、ますますうまく撮ってやろうという野心がわいてくる。当分の間、左腕をしびれさせながら鳥を追うことになりそうだ。

 今日は風がないので暖かい。大根池も昨日よりは凍っている部分が減っている。マガモ、ヒドリガモやバンが南西の岸寄りの葦の中に入り込んで根元を掘り返している。被写体距離が短くなったので詳細な姿が取れた。昨日はいなかったヒドリガモ(カモ目カモ科)がいたのでいろいろと撮る。頭頂の黄色の毛がかわいらしい。同じように見えても毎日新種のカモが混じっているところが興味深い。マガモ、ヒドリガモはユーラシア大陸などで繁殖し、日本には冬鳥として飛来し、越冬する。


 その後、北の山に入り込んでジョウビタキなどを探したがいない。あきらめて帰ろうと思ったらよく太ったツグミが近くに留まってくれた。いままでで一番明瞭に撮れたのではないか?厳密に画像を見ると35mm換算で640mmの超望遠レンズを手持ちで撮影しているので手ぶれている。次は三脚を持ってこようかな?

 名古屋は昼間でも2℃程度。大根池の北側が凍って、水鳥は南側に追いやられてしまった。水が冷たく水鳥とは言っても陽当たりで身体を温めたくなる。ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、カイツブリなど、いつもは葦の中に隠れているバンまでが陽にあたっている。

マガモは嘴がすべて黄色で渡り鳥である。カルガモは嘴が黒く留鳥である。

 天白公園。朝方に雪が降り、木々の枝だが白く雪で覆われている。北半球には大寒波が襲来とかで、イギリスなどはグレートブリテン島が雪で全島埋もれてしまったらしい。日本も寒波に包まれ沖縄では熱帯魚が仮死状態で浮き上がったとの報道もあった。名古屋は寒いには寒いが、風がないのであまり寒さは感じない。。SIGM APO120-400ズームをつけて歩く。北西の小山は小鳥の声でにぎやか。オジロビタキ?、ジョウビタキのメス?が2回ほど眼前に現れてくれたが、シャッターチャンスを逃がす。いつもの常連を写して今日は終わる。

 正月早々風邪を引いてしまった。インフルエンザではないが長引いて性が悪い。やっとお医者のお許しが出たので、EFS18-200をつけて天白公園へ。うす曇りだが風もなく鳥が元気そうな日和だ。土原の坂を天白中学側から愛英黒石幼稚園へ向かって南東に登ってゆくと、電線でヤマガラが遊んでいた。この冬での初登場だ。


 天白公園の西の山に登ると混成軍の鳥の群れが飛び回っている。メジロ、シジュウカラ、エナガなど。コゲラもいたが撮れなかった。群れを成していたほうが安全なのだろう。敵を早く見つけられるし、的を絞らせがたい。今日は動体撮影モードを一部使ってみた。鳥の羽の精緻な動きに感動する。
 まずはメジロの飛翔とシジュウカラ。

 次にエナガの飛翔。飛び立つところから枝に着陸するまで。人間の機械技術ではとてもこんな飛翔制御はできない。ヘリコプターのような不完全なものしかつくれていない。省エネルギーで機敏な動きができるようになるまでには、軽量で機敏に動くアクチュエータを開発しなければならない。動物の筋肉の精緻な構造の作り方を人間はまだ知らない。

 大根池に下りるとマガモの雄と雌が仲良く泳いでいた。一斉に飛び立ったが不意を付かれて飛翔を撮影できず、残念だ。次回を期待しよう。

 SIGMA APO120-400を使っての二日目だ。相生山緑地、オアシスの森を歩く。鳥はいるのだが木の葉の中を飛び回っていて撮りづらい。カメラとレンズで合計2.5kgと重いので、左腕が痛くなってくる。長い間撮影姿勢でシャッターチャンスを待っていられない。左腕を鍛錬しなくてはと思う。レンズがかさばって散策の足取りも重くなりがちだ。やはり、毎日の散策と野鳥撮影散策とは分けなければならないだろうか。しかし、そうするとシャッターチャンスは格段に少なくなる。今まではリュックを使っていなかったが、これからはリュックの中にカメラとレンズを入れて毎日散策することになるかも。これなら歩きやすい。

 ハクセキレイがいた。冬鳥だから背羽の黒が灰色になっている。

 ハクセキレイをとった後、木の葉の中を群れで飛び回っている鳥を取りたかったが、木の葉に隠れてうまく取れない。カワラヒワか?風きり羽の一部に黄色の羽が見える。

 今まではキャノンのEFS18-200ズームで鳥を撮ってきたが、野鳥には望遠のレベルが不足しがちであった。せっかくのでデジタル一眼EOS50Dなので超望遠のSIGMA APO120-400 を入手した。EOS50Dの撮像素子はAPS-Cなので、35mm撮像素子換算では400X1.6=640mmの超望遠になる。まだ使い慣れないが、早速撮影に自宅周辺を歩いてみた。幸いにツグミがテレビアンテナにとまっていたので、400mmで手持ち撮影してみた。結果はわずかに手ぶれしているようだ。しかし、記念すべき最初のショットだ。次にヒヨドリを撮った。こちらは手ぶれなしで撮れたようだ。

 やはり640mm望遠はすごい。高解像度で野鳥を撮る事ができる。これからが楽しみだ。

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