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再び宇連山登山

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 3年ぶりに標高差800mレベルの登山に参加した。奥三河国定公園にある宇連山(929m)である。4年前には車を棚山高原パーキングにデポし、仏坂トンネルから登り、棚山高原パーキングに降りた。今回は公共交通機関利用だ。9時45分にJRの三河槙原駅から出発し、15時30分に三河槙原駅まで下りた。歩行時間は6時間弱で、標高差は前回よりも大きい。シャクナゲ尾根登山口から入り、744地点から頂上へ。下山は744地点、滝尾根展望台、亀石の滝分岐経由で亀石の滝へ降りた。
 登りは軽快であったが、下りは亀石の滝直前の100mくらいが急降下であったためか、筋力が耐えられず、林道に後10mで降りられるところで足が言うことを聞かなくなってしまった。初めての経験であった。ザックを(6kgくらい)若い人に持ってもらったら何とか10mを降りられた。それ以降の数十分の林道ウォークはザックを担いで歩けた。やはり3年間のブランクは大きい。週毎に山を歩くぐらいの鍛錬をしないと、安心して山に行けないと悟った。

 北尾根にある安山岩の尾根。744地点、ここで12時になってしまったので昼食(30分)

  頂上へ13時12分着三ツ瀬明神山がはっきりと見える。   
 予定が遅れているので、計画変更し滝尾根を下ることにする。13時20分に下山開始。

  滝尾根展望台(標高約400m)を14時25分に通過

 <12月に宇連山(奥三河929m)に登る予定なので、体力テストを兼ねて猿投神社から猿投山に登った。土曜日なので登山者は多い。中高年の登山者とランニング登山の若者。猿投山神社近くにある東昌寺大悲殿前に多くのモミジがあるが、紅葉はまだこれからといった風情。
 御門杉にくると登山コースの案内板が新しく建っていた。これは昨年までは無かった。同時に熊注意の看板も立っていた。いまどき熊のいない山なんて無い。登山者は鈴などを鳴らしながら熊にアッピールするのは最低限の常識だろう。11時に駐車場を出発。


 猿投山の登山道には黄葉・紅葉は少ないが、頂上付近には少しあり、目を楽しませてくれる。東の宮までの道では木立を通して紅葉が見える所がある。


 東の宮の直前に大きなケヤキの木があるが、これが黄葉していてきれいだった。


 東の宮を過ぎて尾根道を行くと左右の雑木林が黄葉してきれいだ。


 12時15分に頂上に着く。多治見市方面の視界が開け、周りの低木などが黄葉してきれいだ。


 下りは何時ものとおり自然観察コースへゆく。沢に下りてゆくと左側の斜面の黄葉がきれいだ。更に少し降りると2本の大杉が目前にそびえる。いつもながらその雄大な樹形に圧倒される。高々70-80年の寿命の人間よりも数倍は長くここに生きてきた生命力が迫ってくる。


2回目の海上の森

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  薄曇りであったが、雨は降らないとの予報なので、家を10時に出発して10時50分から登山開始。今回は物見山(327m)に登ることにする。
 海上の森センター→物見山→海上の池→海上の里→四つ沢→三角点(166.5m)→海上の森センターと歩いた。海上の池でおにぎりとゆで卵で食事。センター帰着が14時。


   物見山への道。杉の人工林がある。

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間伐の実習場 物見山の頂上
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頂上にあるベンチ 瀬戸デジタルタワーが遠く
(245m、写真はズームアップ)
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瀬戸の町並み 海上の砂防池
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上の砂防池から海上の里へ降りてゆく 里山サテライト
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棚田 三角点(四ツ沢から入る)
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また瀬戸デジタルタワーが目に入る センターへ向かう尾根道
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明るく、黄葉が目に心地よい

  野鳥もちらちらと見かけるがカメラに納まるほど沢山は居ないようだ。物見山から東に降りてきたらゲートに熊を見かけたので物見山方向へは入らないようにという掲示があり驚いた。熊は見かけなかったが、里山は日本中で熊だらけだ。

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  参考:クマ出没情報ブログ
日時:2010年10月27日午前10時30分ごろ
場所:瀬戸市広久手町
状況:
「海上の森」内の林道を通行中の男性が林道橋上から斜面にいるクマを目撃。
瀬戸市教育委員会では、海上の森、猿投山、三国山方面へレジャーにでかける計画のあるご家庭は、目的地を変更するなどご検討ください。と注意を促しています。

 今日は、近くにあるのに今まで出かけたことはなかった[「海上の森」を歩いてみた。
 インターネットで調べてみるといろいろな建物があるので、相当観光地化しているのかなと思っていたが、海上の里まわり以外は自然そのままといった感じであった。戦争直後は瀬戸物作りの燃料として樹木が使われ、ほとんど禿山になってしまったが、その後燃料の転換で雑木林が再生したところである。海上の里まわりは里山を復活させようとNGOや県がため池や田んぼを復活させている。里山復活にはやはり人の手が必要だ。

 午前11時ころから海上の森センターから森に入り赤池、屋戸川、屋戸川橋、四つ沢、海上の里、海上の森センタと、2時過ぎまで広い森の一部分を歩いた。

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海上の森センター ノアザミ
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赤池への道(欝蒼とした森)

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赤池(中型の茶色の鳥が飛び立った) 赤池近くにあった地図

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屋戸川の砂防ぜき 海上の里の水田
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水田用のため池 道沿いにあったアキチョウジの花

 相生山緑地やオアシスの森との大きな違いは、もちろん森の面積がずっと広いのは当たり前だが、小さな川、池や湿地が多いことだ。このために、乾燥したオアシスの森などと比べると植生が豊かで森が深い感じがした。コナラやアベマキ、ヒサカキなどが多いのはオアシスの森などと同じであるが、草花が多い感じがした。野鳥や小動物もこちらのほうが多いのではないか?

  一方、道標が不完全で、分岐点の現在位置や行く先の指示が無いものがあったりして、初めてだと迷いやすいと思った。コンパスと地図(これがまた不完全)を持っていったので何とか入り口まで戻ることができた。

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一泊した尾瀬小屋 参加メンバー
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竜宮十字路から至仏山を見る。隆起した山らしい。 湧き水で川ができている。ミズバショウがきれい。
低層湿原に見られる池塘の中の浮島。水中にサンショウウオが泳いでいた。
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ここから水がもぐって、上の川に湧き出す。 花がついていないエイレンソウ

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ニリンソウ ムラサキヤシオ

        

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リュウキンカの群生
遠景に見える樹林は
横を流れる川によって育成されている。
ワタスゲ、まだ咲いている。


                           
 以後、山の鼻小屋まで平野を歩き、そこから鳩待峠まで100mくらい登る。鳩待峠からシャトルバスが出る。バスに乗って尾瀬からお別れだ。

 40年前の8月に個人で尾瀬に行ったが、今回ツアに参加して再訪した。奥只見ダム(750m)の近くにあるネイチャーカレッジ緑の学園で一泊。翌朝、奥只見湖を遊覧した後に湖畔からシャトルバスに乗り換え小池経由沼山峠(山の駅、1660m))で下車。沼山峠(1781m)を越えて湿原に入り、沼尻平経由で見晴(1415m)着。尾瀬小屋で一泊し、竜宮十字路、牛首分岐、山の鼻経由で鳩待峠(1591m)まで歩いた。歩行距離約22km。40年前は鳩待峠から見晴往復。今回は逆方向に尾瀬を横断したことになる。
 当時も山小屋は満員で廊下で寝たが、小屋の数が今より少なかったためで、尾瀬に入っている人の数は今回よりも大分少なかったはずである。今回は入山者が多く(9000人?)、木道は人が蟻の行列のように歩いている。国が豊かになり、多くの人が遠方からもやってこれるようになった証拠だ。今回は旅行社のツア(40人)で行ったこともあってあわただしっかったが、一方、ガイドさんからいろいろ教わることができた。

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魚沼市折立からトンネル総延長
18kmのシルバーライン(片側
1車線)で奥只見ダムに行く
(ダム工事用に掘られたトンネル)
奥只見ダム(重力式ダムでは
堤高157mは日本最高)
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ツア客は地下発電所を見学できる 奥只見湖
尾瀬ヶ原湿原などを水源とする
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奥只見湖から見える燧ヶ岳 湖畔の山肌に見られる雪崩道
雪崩で木が育たない
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御池から尾瀬沼山峠への道で
見られるブナの原生林。
シャトルバスで行く。

沼山峠から

尾瀬沼ビジターセンターへ、
エイレンソウの花
ユリ科エイレンソウ属

沼山峠を越えて尾瀬沼ビジターセンターを目指す。峠には残雪があり、一部ぬかるんでおり歩きにくい。今冬は大雪で雪の消えるのが遅いとのこと。 

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シラビソの3世代交代、
1世代(倒木)、
2世代(親木)、3世代(子木)

サンカヨウの花
メギ科サンカヨウ属
深山に生える多年草
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イワナシの花、常緑小低木
ツツジ科イワナシ属

峠を越えて大江湿原(低層湿原)に入るとミズバショウの群生が迎えてくれた。夏にはニッコウキスゲが咲き乱れる。

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ミズバショウの花
サトイモ科ミズバショウ属
大江湿原の木道
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タテヤマリンドウ、
リンドウ科リンドウ属
ワタスゲの花の散ったあと
カヤツリグサ科ワタスゲ属
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ショウジョウバカマ、
多年草
ユリ科ショウジョウバカマ属
湿原から見える燧ヶ岳、火山。
日本百名山(2346m)
尾瀬湿原は8000年前に
燧ヶ岳の山体崩壊でできた。

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リュウキンカ、
キンポウゲ科、リュウキンカ属
低層湿原(川の流域や湖畔)
に生える多年草
シラネアオイ、
キンポウゲ科、シラネアオイ属
一属一種の日本特産種
花びらのように見えるのはがく片
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尾瀬沼ビジターセンター近辺から燧ヶ岳 尾瀬沼ビジターセンター近辺
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尾瀬沼ビジターセンター近辺から燧ヶ岳 サルノコシカケ
このキノコは初めて見た

尾瀬沼の沼尻から今日の宿である尾瀬小屋に向かう。途中の白砂峠ではまだ残雪があり、滑りやすいので注意して歩く。岩がごつごつした道で登り下りがある。

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コミヤマカタバミ
ツツジ科ツツジ属
ムラサキヤシオ(ミヤマツツジ)
深山の針葉樹林などに生える
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ハウチワカエデの花 シロバナエイレンソウ

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ニリンソウ
キンポウゲ科イチリンソウ属

たはらアルプス

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 今日は渥美半島の田原市にある山々を歩いた。晴天に恵まれ、新緑がまぶしかった。豊橋鉄道の渥美線田原駅から清谷川(せいやがわ)沿いに衣笠山(278.4m)を目指して歩く。街中では道沿いに城宝寺(渡辺崋山の墓がある)、龍泉寺(芭蕉の句碑がある)、龍門寺など大きな寺々が並んでいる。清谷川の河川敷にはダイコンソウの白紫の花が咲き乱れている。

 たはらアルプスといわれる山々の中を、衣笠山ー滝頭山ー中西山ー藤尾山ー滝頭不動滝ー不動岳ー赤松山ー扇原ー稲荷山と歩いた。道はよく整備されて歩きやすく、道路標識も丁寧だ。迷うことなくあっという間に歩けてしまう。今回のコース以外にもいろいろな選択肢があり楽しめそう。
 滝頭公園横から上り始める。少し行くと紫色の小さな花が咲いている。キランソウだ。

 衣笠山の頂上からは三河湾の広い範囲が見える。風車や自動車運搬船が見える。トヨタ自動車の田原工場、東京製鐵の建物が見える。

 蔵王山にも風車が立っている。三河湾にはいくつかの島が見えるが、今日は晴れているのに中国からの黄砂が強烈らしく、かすんで見えにくい。


 衣笠山から少し下りたところに展望岩があり、そこからは仁崎の漁港が見える。

 これ以降は、あまり見晴らしの良いところはなかったが、開けた緑の道、滝、降り口には赤い鳥居のある神社仏閣ありで、箱庭を歩くようにのように楽しかった。

 16日の朝に出発し、17日に志賀高原を歩き、同日帰宅。
 「千と千尋の神隠し」に出てくる温泉宿のような古い木造四階建ての渋温泉「金具屋」(海抜約700m)に一泊した。内湯の「鎌倉の湯」では大きな木製の湯船でゆっくりと身体を休めることができた。他の内湯、外湯も回った人の話では「鎌倉の湯」が一番良かったそうである。

 翌日はバスで前山リフト入り口まで行った。宿(海抜約700m)から1700m~1800mの散策コースに着くまでの道路沿いから見える樹木は程よく紅葉しており、目を楽しませてくれた。

 リフト(1800m)を降りてから、志賀山(2037m)登山コースを歩く。山道は岩がごろごろし、木の根っ子が張り出した急登道であった。志賀山からの視界は無かったが、一旦下って登り返した裏志賀山(2040m)からの見晴らしはすばらしかった。四十八池(実際は60以上の池がある)、熊笹の山肌、黒姫伝説の龍が住んでいたという大沼池が良く見えた。いかにも伝説の生まれそうな雰囲気が漂う。

 裏志賀山を下って大沼池をまわり、大沼池の池尻で昼食。それから大沼池入り口まで林道ではなく、登山道をひたすら下る。花は見かけない。ヒカリゴケが見られそうな岩の陰がいくつかあったが、発見できず。1800mから上にある散策コースの周辺では、残念ながら紅葉はすでに終わっていた。大沼池入り口付近間で下ると、再び紅葉が見られ、ツルリンドウやゴゼンタチバナの赤い実が見れたのがうれしかった


 大沼池・・・黒姫伝説では黒姫が嫁いだ龍が住んでいた。黒姫山の由来。

 暑さが少し和らいできたので、瀬戸市にある定光寺周辺の山を歩いた。今日は正伝池の登り口(海抜約120m)から入り、正伝山(約180m)、高根山(253m)、大洞峠(240m)、山星山(327m)、宮刈峠(279m)、宮刈池(250m)、正伝池と歩いた。休まずに普通に歩いて約2時間。宮刈峠までは東海自然歩道を歩く。宮刈峠からは東海自然歩道を別れて県道205号線に向かって下る。あと正伝池までは県道205号線の歩道を歩く。山の中からの視界はほとんどなく、正伝山から高根山に登る途中で西方向に木の葉の間から高蔵寺(?)町がわずかに見える程度。山の中は自然休養林になっている。新緑か紅葉の時期ならば歩行を楽しめそうだが、今の時期は何もない。しかし、健康増進のための散策には適当な場所だと思った。

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正伝池、背景にこれから歩く山の尾根が見える。


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正伝山から高根山への途中で高蔵寺の町並が見える。


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高根山の休憩所


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大洞峠


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山星山


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山星山の休憩所


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宮刈峠、ここで東海自然歩道から分かれる。

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宮刈池、びっしりと木立に囲まれた自然味豊かな池。池に近づくと川鵜か何かがどぼんと飛び込んだ。

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205号線の歩道から山星山を写す。


秋神温泉の紅葉2

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 ケータイでアップ。


秋神温泉の紅葉

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高山市朝日町胡桃沢の秋神温泉にて。 ケータイでアップ。
御嶽山に朝から登ろうと思ってここで一泊したが、生憎、雨になってしまった。御嶽山の頂上は雪だろう。
秋葉温泉は標高1026mにある一軒家の旅館だ。少し早いが、紅葉が始まっている。昨晩の夕食はきのこ鍋がおいしかった。


猿投山で花を探す

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 11月にどんな花が咲いているのかと注意しながら猿投神社から頂上まで往復(帰りは自然観察路)した。わずかに見かけたがほとんど花の名前は解らない。黄色の花はニガナ、赤い実はヤブコウジ、・・・。ところで登りに一度、下りに一度、珍しくも蛇を見かけた。この季節はもちろんのこと、猿投山で蛇を見かけたのは今回が初めてだ。同じ種類の蛇ではなかったかと思う。比較的暖かい日だったので姿を見せたのか?

 8日に奈川温泉にある奈川倶楽部(ホテル)に一泊し、9日には乗鞍岳剣が峰に登る予定でいたが、台風接近による気象の不安定で、9日は晴れの予報が見事外れて朝から雨であった。登山を中止し、上高地に行き、大正池から河童橋までの散策に切り替えた。
 奈川倶楽部は3階建て(地下一階)の木造建築であった。カナダから木材を輸入して組み立てたらしく、しっかりとしたカナダ建築で、屋内のどこに行っても温度差のない心地よい暖房の効き具合が印象的であった。断熱性の良い木造建築のよさを味わうことができた。
 上高地では昨夜来の雨で梓川は増水していたが、槍ケ岳、穂高岳などの岩山から流れ出る水は濁っていないことが興味深かった。黄葉はまだまだで、ナナカマドが所々で紅葉しかけていた程度。時間つぶしにビジターセンターで山の写真を観賞した。登りたい山々が手に取るように撮影されていた。

 再び体力強化のために猿投山(猿投神社コース)に登った。13時40分に駐車場を出発、15時55分に帰着。食事休憩なしで所要時間は2時間15分、所要時間は前回と同じ。途中で出会った登山者はウィークデイにも拘わらず、若い人も含めて10人以上。今回、はじめての経験だが、下山途中、多分半分近く降りてきた場所で、リスが道を横切るのを見た。尻尾が体の大きさくらいにふわっと大きかったのでリスに違いない。リスは針葉樹帯にすみ、昼間行動するといわれている。同じコースでも毎回なにかしら新しい経験があるのはうれしいことだ。

 猿投山は体力をチェックするのに良い山である。この夏はすこし体調を崩したので、おとなしくしていたが、また次の登山計画が近づいてきたので、体力をチェックした。軽装で、おにぎりを持って登った。12時40分に猿投神社上の駐車場を出発。頂上で昼食をとり、15時00分に駐車場着。計2時間20分。すこし自信がついた。

   写真:頂上から瀬戸市方面

 今年の夏は山に登れなかったので、伊吹山ドライブウェイをドライブしてお花畑を見てきた。花は昨年より豊富のように感じられた。天気もまあまあ良かったので、琵琶湖も見ることができた。

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サラシナショウマ(秋の花)

アカソが増えすぎ他の花を隠す

シモツケソウ(夏の花)などが
入り乱れて咲いている

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ヘリコプタによる救難訓練  イブキフウロ
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カワラナデシコ キンミズヒキ

 

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クサボタン 遥か眼下に琵琶湖が見えた

 沢登りとルートファインディングの訓練に参加した。大川入山は冶部坂高原と恵那山の間にあり、標高1908mで北、中央、南アルプスの山々を見晴らせるので人気がある。今日の登りは南沢取り付き点(約1140m)から沢の流れの中を上り詰めて、冶部坂峠~大川入山登山道(稜線)の鞍部(1640m)に出るコースである(図1)。
 水量は思ったよりも少なく、少し物足りなかったが合流してくる多くの沢との出合で登るべき正しい沢を選択するのはなかなか難しく勉強になった。正しく較正した高度計と周辺の地形を頼りにして現在位置を確認しつつ登ったが、何度か間違えた。しかし、最後の爪辺りでは稜線が垣間見えてきたので、稜線の鞍部に出ることができた。藪の笹は比較的細かったが最後の急斜面の登りには苦労した。鞍部から頂上まできつい登りを終えると見晴らしの良い頂上に出た。下りは冶部坂峠登山口へ下りた。

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沢登りのコース(赤線)
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南沢の様子  頂上の標識
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頂上からの展望
中央の山塊は中央アルプス、丸い形の頂上は空木岳、左に木曽駒ケ岳など。
左奥(写真にはない)には北アルプスの穂高岳など、写真中央から右にかけて蓼科山、八ヶ岳連峰、さらには、写っていないが南アルプスの北岳や塩見岳などが見晴らせた。


 豊富な花が咲くことで有名な横山岳(1132m)に白谷出合から登った。今夜の宿である料理旅館「長治庵」(登山口に近い杉本町にある)に荷物を預けて10時15分に登山開始。五銚子の滝から上の登りは相当にきつく、頂上までの高度差があと100-200mのところで仲間の一人の足がつってしまった。そこで安全のために全員引き返すことにした。しかし、春の花を楽しむことができた

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水量豊かな沢を登る 
(11時16分)
イカリソウ(11時22分)
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ニリンソウ シャク
    12時16分
    12時16分

 

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ミヤマキケマン ヤマブキ
    12時17分
    12時17分
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五銚子の滝で食事後、登山開始

(12時22分)

ヤマルリソウ(12時31分)
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ヤマシャクヤク シャクの群生(14時54分)
この上辺りで引き返す
(13時05分)
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ラショウモンカズラ

(15時2分)

ウツギ〔15時5分)
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ミヤマハコベ

(15時15分)

 16時30分下山。頂上近くや三高尾根で見られるはずだったイワウチハの花やカタクリノ花は残念ながら見ることができなかった。しかし、楽しい山行だった。今夜の宿である料理旅館「長治庵」にもどっておいしい料理を楽しんだ。

 4月28日に薮原宿から旧中山道鳥居峠を越えて奈良井宿まで歩いた。山道に入ると直ぐに雹、雷、強雨、強風の嵐(寒冷前線)に見舞われた。

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ヒトリシズカ(28日14時22分)
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エイザンスミレ

(28日14時22分)

奈良井宿

(28日14時36分) 

  しかし、悪いことばかりではない。嵐は翌日の幸運を運んでくれた。29日午前5時に仲仙寺登山口から経ヶ岳を目指して登り始めると空は青く澄み渡っていた。さらに、南、中央、北アルプスや御嶽山、八ヶ岳の山々は嵐が置いていった新雪で装いを新たにしてわれわれを迎えてくれた。
 経ヶ岳は頂上こそ見晴らしはよくないが、尾根を登る登山道の多くで日本アルプスの山々を展望できることで有名である。中央アルプスの木曾駒ヶ岳、宝剣岳が直ぐ南に迫っている。遠く北西には北アルプスの穂高岳、槍ケ岳がくっきりと見える。

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木曽駒岳、宝剣岳

(29日9時4分)

穂高岳など

(29日10時2分)

 南東には逆光ではあるが、甲斐駒ケ岳、千丈岳が見える。また、西には御嶽山の堂々とした姿が近くに見える。

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甲斐駒ケ岳、千丈岳

(29日8時3分)

御岳山

(29日9時18分)

 北東には蓼科山、八ヶ岳も見える。大いに満足した。
 経ヶ岳の7合目以上には残雪があり、特に8合目以上では、昨日の嵐で新パウダー状に積った新雪を踏みしめて登る喜びを味わうことができた。

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9合目にある石仏

(29日9時45分)

ダケカンバと残雪

(9合目、29日9時55分)

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経ヶ岳頂上

(29日10時24分)

経ヶ岳

(29日9時3分)


 登りは残雪に苦労したが、頂上に10時30分到着、下山は14時50分に仲仙寺登山口に到着した。

 近日中に中央アルプスの「経ヶ岳」へ登る予定がある。最近は天候に恵まれずに3つの山行計画が中止になったので、久しぶりの山行である。体が登山モードから遠ざかってしまっているので、体を慣らしに猿投山に登った。今日は雲は厚いが降水確率は40%ということで、11時ごろ家を出た。ウィークデーだから登山人は居なかろうと思ってきたが、それでも10人くらいと出会った。最初に出会ったのは子育て真っ最中くらいの若い女性で、単独で下りてきた。「後30分でケイタイが通じるから」と大声でケイタイに話している。なんとかつながっているらしい。それ以外に出会った人々は熟年の男性や子育てを終わった主婦然とした女性など。男性は単独行、女性は2~3人で歩いている。木々は新緑が息吹き始めている。鶯が追っかけてきて盛んに鳴いてくれた。車に乗って帰途に着いたらやっと空が明るくなってきた。

    写真:頂上からの展望。新緑が広がってきた。

本宮山の鎖場

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 鎖場登り体験トレーニングをかねて一宮町ウォ-キングセンタ-(標高100m)から三河本宮山(789m)へ登った。山頂には砥鹿神社の立派な奥宮がある。山全体が良く整備されており、色々な登山道が楽しめる。2つの鎖場を登った。
 一つは山頂へ行く途中の林道脇にある垂直な岩壁で鎖が垂れ下がっている。他の一つは頂上から国見岩を経て下る参道(男道と女道がある)にある。男道には傾斜45度くらいの平の大岩があり、鎖が置いてある。
 垂直の岩壁の取り付きは逆勾配にへこんでいるので、腕力で体を持ち上げねばならず大変だった。垂直壁は初めての経験だったので、登れるか不安だったが、何とか登り降りできた。

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 男道の鎖場は片方が絶壁なので落ちたら命はなさそう。しかし、こちらの方が登り降りは容易だった。安全に登るには筋力、筋肉の柔軟性とももっと鍛える必要があると感じた。

 大普賢岳に登りたいが、厳冬期には笙の窟(1550)から先は初心者では登るのが難しいということで今日は笙の窟の少し上の日本岳までとし、下山時に和佐又山に立ち寄る計画とする。
 和佐又山ヒュッテ(約1150m)まで車で行きたかったが、途中から路面が凍結しており、歩いてヒュッテまで行く。8時30分にヒュッテ(1150m)に到着し9時に登山を開始。昨日登った観音峰より登山口の標高が高いせいか、地面は豊かな雪で覆われている。今日はアイゼンは使わずに登る。ただし、笙の窟から日本岳までは凍った岩場を歩くことが予想されるので、昨日は持ってゆかなかったピッケルを持参することにする(氷を割って足がかりを作ったりする目的)。

   図:本日のコース(Google Earthを利用)

   写真:和佐又山ヒュッテ前

 歩き始めると直ぐに小普賢岳(左?)や日本岳(中央?)の背後に大普賢岳(白い山)が見える。大普賢岳に向かって登る。雪の中の歩行は快適で自然に笑顔が出てくる。今日はシャツ(ブラウス)の上に防寒用上着を着てきたためか少し汗が出てしまった。(冬山で汗をかくのは要注意だ。) 標高1500mだから昨日と同様にフリースの上着とレインウェアで十分だったかもしれない。

   <写真:大普賢岳の頂上がわずかに見える。

 快適な雪上歩行で、短時間で指弾の窟、朝日窟、笙ノ窟(約1500m)まで登れた。笙ノ窟では多くの垂れ下がった氷柱を予想したがわずかしかなく、それよりも地面から成長している太い(10cm径)氷柱が珍しかった。
 ザックとストックを笙ノ窟においてピッケルを持って日本岳まで登る。一度下ってから登り返す。道には氷結した岩や鉄梯子があり、滑りやすいのでピッケルで氷を割りながら進み、なんとか滑らずに日本岳(1505m)に到着できた(10時50分)。

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   写真:日本岳の頂上にて

 下山は往路を辿り、和佐又山コルから分岐して和佐又山(1344m)に登った(12時20分)。頂上では釈迦ヶ岳(1799.6m)を眺め、深い雪の感触を楽しみながらヒュッテまで下り(13時)た。昼食に猪肉入りのうどんを注文しおいしく食べて満足してから帰路に着いた。

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和佐又山頂上にて 釈迦ヶ岳

 何年か前に雪の伊吹山に登ったのと、昨年残雪の竜ヶ岳(鈴鹿)を登った以外、雪山は経験していないので緊張していた。しかし、今年の冬は異常に暖かくて雪は少なく、雪山登山の激しさは数分の1と思われ、少し安心する。27日は観音峰(1347m)登る。
  蛇トンネルをくぐって、観音峰登山口(標高約800m)まで車で行く。装備を準備して11時に登山開始。登山口近くは雪は殆ど無い。雪のないつり橋を渡って登山道へ入る。登りにかかると道は所々で雪が凍っており滑りやすい。注意してしばらく登ると神社跡休憩所(約1060m)についた。手洗い場で手を洗う。広場に雪は少なく所々地面が露出している。さらに登ると道は冠雪し始めたのでアイゼンを履く。観音平展望台(1285m)では周りは一面の雪となる。ここは展望が良く大日山、稲村ヶ岳、バリゴヤの頭などが眼前に広がっている。残念ながら頂上は雲に隠れて良く見えない。
  更に登ると雪が増え始め、しかも凍っている。アイゼンのおかげで観音峰の頂上(1347.4m)まで安心して雪上歩行を楽しめた。到着は13時30分。頂上の積雪は20cm位であろうか。下りは登山口の近くまでアイゼンをつけたままで下りた。アイゼンを履くと重いが、安心して歩ける。

   図:本日のコース(Google Earthを利用)

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   写真:観音峰の頂上にて(13時45分)

   写真:観音平展望台(下山時、14時15分)。大日山、稲村ヶ岳、バリゴヤの頭などが雲に霞んでいる。

 今夜の宿への帰路の309号線沿いで、丹生川上(にゅうかわかみ)神社下社(奈良県吉野郡下市町長谷1)に立ち寄る。祭られている闇?神(クラオカミノカミ)は伊邪奈伎(いざなぎ)、伊邪奈美(いざなみ)二尊の御子神とされる。創建は天武天皇白鳳四年(六七六年)。日本最古の水神である。降雨量の多いこの地区に祭られているのは納得できる。

   写真:丹生川上神社下社(16時40分)

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追伸:奈良県国道169号線での土砂崩れについて(2月1日)
 27日と28日に宿への往き帰りで上北山村西原を通った。土砂崩れのために一方交通の箇所があり信号で交通整理をしていた。ここで、30日に再び3度目の大きな土砂崩れがあり不運にも通りかかった車に乗っていた3名の人が亡くなった。2日違いとはいえひとごととは思えない。ご冥福を祈る。土木関係者によれば予測できない崩落だったとか?本当に予測できなかったのか疑問が残る。既に2度も崩落しているような危険度の高いところにはセンサを設置して危険を予知するくらいは出来るはずだ。再び同様な事故を起こさないように深い事故分析をやってほしいものだ。

 久しぶりの晴天。今回は猿投山西回り登山口から広沢川を遡る。9時20分に広沢天神-の駐車場(標高約120m)を出発し赤猿峠-猿投山頂上-西宮のコースをたどって14時に広沢天神駐車場に帰着。月曜日ということもあって、猿投山頂上までは環境庁の自然保護員の人に出会った以外には誰とも会わなかった。

 猿投グリーンロード加納ICを出て北に600mほど向かうと、猿投山西回り登山道入り口の案内板が見える。そこを入って500mくらい進むと広沢天神(広沢川水神を祭る)があり、そこの駐車場に車を置かせてもらう。猿投山頂入り口の指示標識(標高約380m)まではアスファルト舗装の自動車道を歩く。

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猿投山西回り登山口 広沢天神

 広沢川は比較的水量の豊富な川らしく、いくつかの滝があって楽しめる。また、川辺にある天然記念物の菊石もめずらしい。

  写真:遊歩道の説明看板(10時)

 流れにさらされた岩面に何か模様が見えるが、これが菊石か?柵のために近づいて見られないし、案内板には、結晶模様を見られる場所が特定してないので、解りにくい。


 猿投山頂入り口の標識を右に見てさらに直進(北方向)すると、団九郎の岩屋の案内板がある。道路の右端(北東)を下り、踏み跡を追ってゆくと、砂防堰がありその左に岩屋があった。江戸時代初期の盗賊の住処だったらしい。登山道に戻ってさらに北に進むと道は大岩の上を通って行く。道路が西に方向を変える辺りに広場があり、藪の中に北方向に入ってゆく踏み跡が見える。

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団九郎の岩屋 大岩の上を通る登山道

 藪に入るとすぐに小さな流れがあり、そこは赤猿峠に登る沢の爪になっている。数分間沢を登ってゆくと赤猿峠に出た(11時10分)。この峠は猿投山から瀬戸の雲興寺に至る東海自然歩道上(標高約480m)にある。木の枝越しに瀬戸の市街が見える。

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赤猿峠

 赤猿峠から痩せ尾根伝いに歩くと、12時に猿投山頂上に到着。瀬戸市内がきれいに見える。さらに西宮へ下りる(12時45分)。境内から伊勢湾の海が光って見える。よく見ると低空に滞留した薄いガスが地上を覆っているのが見える。埃などの汚れなのか?水蒸気なのか?
 その後、ゆっくり歩いて広沢天神に14時に帰着。

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西宮からの展望

                                 

 昨日に続いて京都北山を歩く。葛川(かつかわ)学校前から峰床山(みねとこやま)に登り、大悲山峰定寺(ぶじょうじ)へ下りる。
 朝、車で葛川学校前(標高330m)まで行き、7時15分に山行開始。江賀谷を登り、中村乗越、六尺道、八丁平、オグロ坂峠、峰床山、俵坂峠を経由し大悲山峰定寺(標高450m)に13時に到着。峰床山は花背(はなせ)地域(2.5万分の1地形図名)にある。"みねとこ"と言い、"はなせ"と言い、いかにも京都らしい雅な響きの名付けだと感心する。

  写真:江賀谷を登る(8時25分)。



 写真:八丁平は広く明るい高層湿原(標高約800m)だ。日本のトンボの中で最小の種類であるハッチョウトンボがいるらしい。(9時13分)



 写真:峰床山(970m)は京都府では2番目に高い山だ。頂上南方には良好な視界が開けており、京都府最高峰の皆子山(みなこやま、971.5m)が見えた(10時43分)。峰床山を下り俵坂峠に至る途中で久多中継局の横の道を選ぶ。ここを間違えると悪路を下ることになってしまうので要注意(通路標識が二つあって選択に迷う)。

  写真:俵坂峠(800m)からの急な下り。北山杉で有名な杉が整然と並んでいる。さすがに手入れが行き届いている。(11時37分)



  写真:大悲山 峰定寺(450m)。850年前に創建された。崖に臨んだ舞台懸崖作りの本堂が印象的(500円を払うと拝観できる。カメラの持込は禁止)。金比羅天立像など多くの重要文化財があるが、普段は観る事はできない。境内には高野槙の大木(写真)がある。(13時37分)


  写真:峰定寺で車に乗り帰路に着く。途中、鞍馬寺の山門横(標高250m)を通る(比叡電鉄鞍馬線の鞍馬駅近く)。まだ紅葉が残っている。(14時52分

 紅葉の季節が終わった晩秋の京都北山を散策した。今日は貴船山と魚谷山を歩く。
 北山(丹波)は人類学者・今西錦司、科学者・西堀栄三郎、民俗学者・梅棹忠雄山、文化人類学者・川喜多次郎など京都大学出身のフィールドワーカーの学者達が青年時代に歩いた山域である。1000m以下の地味な低山群が多く広がっている。そこでの体験を下にヒマラヤや南極探検などに出かけ多くのパイオニア的業績を上げた。
 今日は車で比叡山電鉄二ノ瀬駅(標高200m)までゆき、10時15分に二ノ瀬ユリ道から山行を開始。貴船山(標高722m、三角点のない方のピーク)、滝谷峠、滝谷峠分岐、柳谷峠、魚谷山(標高816.2m)、柳谷峠、滝谷峠分岐を経て松尾谷出会(標高350m)に15時到着。

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貴船山への道

(11時45分)

貴船山頂上(722m)

(12時01分)

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貴船山頂上のケルン

(13時20分)

今西錦司博士のレリーフ

  比叡電鉄二ノ瀬駅から貴船山までの道は北山杉を中心とする樹林帯の中である。紅葉の季節は終わり登山道には紅葉の絨毯も見掛けた。滝谷峠からの谷道には魚谷山への標識(谷から離れる)があるが、その道は踏み跡がわかりにくいらしい。今回は谷筋を歩いた。滝谷峠分岐から魚谷山に至る谷道には北山をこよなく愛した日本山岳会の大先輩・今西錦司博士のレリーフがあった。この道を通って魚谷山によく登ったそうだ。北山は春の新緑、秋の紅葉、冬の深雪など魅力に富み、また神社仏閣なども多くあって楽しみの多い散策エリヤのようだ。

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魚谷山の頂上

816.2m、視界はない

(13時49分)

魚谷山から柳谷峠を経て
滝谷峠分岐に至る谷道

(14時23分)

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谷道から見える紅葉の終わった広葉樹林(14時26分)

 松尾谷出会いから車に乗り、16時に本日の宿である石楠花山荘(大津市葛川梅ノ木町)に着いた。明日は、峰床山に登る。

 国見岳尾根からいったん下山し、御在所岳ロープウェイを往復して眼下の紅葉を眺めた。今が最盛期と思われる。写真は60m鉄塔の前後で撮ったもの。60m鉄塔はロープウェイ用としては日本一の高さ。

 紅葉見物に裏道を登った。天狗の庭は例年のようにきれいに紅葉していた。天狗の踊り場から少し登った所にある岩ガレ谷から国見尾根(1004m)へ急登した。尾根に上がると谷の北向こうの南斜面がきれいに紅葉していた。

写真:天狗の庭

写真:国見尾根鞍部から北方向に見える紅葉


写真:登山口近くに多い黄葉したカラマツ(14時27分)(カメラはケイタイSH506iC)

登り口に近くまで下りてくると、カラマツのすばらしい黄葉が迎えてくれた。



写真:蓼科山登山道入り口で(15時08分) 。(カメラはPanasonic DMC-FZ10)

樹高3mくらいのマユミの花が満開であった。(ニシキギ科、ニシキギ属)
開花期は5~6月であるが、狂い咲きか?


蓼科山へ登山

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 10月15日に蓼科山(2530m)に登った。バスでビーナスラインを走り女神茶屋蓼科山登山道入口(1720m)まで送ってもらった。標高差810m。登山口辺りは黄葉が盛りで大変に美しい。。旅館を朝遅く出たので登山開始がAM8時になってしまった。

  写真:蓼科山登山口付近

 女神茶屋からの登山道は複数ある登山道の中でも、一気に登るので一番きついらしい。頂上までの標高差は810mであり、殆ど直登である。カラマツの林を抜けると、植生はシラカバ、ダケカンバ、コメツガに変わる。この辺りから岩がごろごろした道になり、ストックはかえって邪魔になる。登りにくい道であった。

 蓼科山は深田久弥によれば「円錐形状に更に円錐丘を戴いた複火山」であり、円錐丘は大きいもので体長ほどもある大岩が数知れず積み重なった山である。頂上に上がってみると、下の写真1、9、10で分かるように、そこは唖然とするような数の岩に埋め尽くされた円形広場(直径約100m)で、中央が少し沈んでいて土の地面は見当たらない。自然にはいつも驚かされる。人の創造を越えているところが新鮮だ。
 360度の展望があり、雲も少なく遠くに北アルプス、御嶽山、中央アルプスなどがよく見える。また近くには八ヶ岳連峰が迫力を持って迫っている。諏訪盆地に下りてゆく長い裾野が大変優雅だ。しかし、南アルプスは生憎雲の中だ。今日は望遠カメラ(Panasonic FZ10)を持ってきたので急いで写真を撮った。


 北アルプスが遠くに見えるが肉眼ではなかなか山姿を判別しにくい。

写真1:北アルプス連山(12時17分、右からから左へ、白馬岳、鹿島槍岳、剣岳、針ノ木岳、立山・雄山など)


 カメラでズームアップすると山姿が明らかになってくる。白馬岳から甲武信岳まで反時計方向にカメラをずらしながら撮影した。山名はカシミール3D(ソフトウエア)を使って蓼科山山頂からの展望図を作り、写真と比較して判定した。

 

写真2:白馬三山(12時07分、鎧ケ岳、杓子岳、白馬岳)など

白馬三山は先日(7から8日)のブリザードで全面冠雪している。他の山々はまだまだら模様程度だ。



写真3:五竜岳から蓮華岳まで(12時08分、鹿島槍ケ岳など)



写真4:剣岳や立山・雄山(12時08分)



写真5:剣岳や立山・雄山をさらにズームアップ(12時08分)



写真6:野口五郎岳から槍ケ岳まで(12時08分)

 槍ケ岳辺りまで内陸に入ってくるとまだ山に雪はない。



写真7:常念岳から西穂高岳まで(12時08分)



写真8:乗鞍岳と鉢盛山(12時17分)

 西の方角には乗鞍岳が見える。ズームアップしたら雄大な山姿が見えた。乗鞍岳の左下には木曽川の源流の鉢盛山が見えている。



写真9:御嶽山と経ケ岳(12時16分)

 さらに西南にカメラを向けると御嶽山や経ケ岳のシルエットが雲の上に見える。



写真10:木曾駒ケ岳、南駒ケ岳(12時16分)

 さらに南へカメラを振ると中央アルプスの木曽駒ケ岳や南駒ケ岳が見える。



写真11:南八ヶ岳(12時02分)

 さらに南へカメラを振ると、南アルプスの山々が見えるはずであるが、雲に隠れて見えない。残念。カメラを南からわずかに東方向へ振ると、近くの南八ヶ岳連峰が視界に飛び込んでくる。山裾が緩やかに諏訪盆地へと流れてゆく。



写真12:甲武信岳など(12時02分)

 南東にカメラを振ると、甲武信岳(こぶしだけ)などが見えてくる。甲武信岳は日本百名山の一つ。甲斐、武蔵、信州の国の境にある山の意味でつけられた名前との説がある。


 風が強くじっとしていると寒い。バスの迎えの時間までに登山口に下りなければならないので、昼食をあわただしく摂って直ちに下山する。再び岩の上を下りてゆく。ストックはザックに仕舞って、両手を使って下りる。

 今回はズームカメラを持っていったので、たくさんの山姿を確認記録することができた。南アルプスを撮れなかったのは残念だが、また別の山から撮影する楽しみができた。

 9日は昨日までの暴風雨が嘘のように朝から快晴であった。蓮華温泉ロッジから見える小蓮華岳の山頂は雪で真っ白だ。白馬大池では初雪程度の積雪と予想されたので、白馬大池(2380m、蓮華温泉からの標高差905m)まで登ることにした。AM6時に出発。
 植生はカラマツやシラビソが多く、天狗の庭を過ぎて高度が上がるにつれてカラマツは黄葉してくる。枝が垂れ下がったカラマツの老木も見られる。天狗の庭(2093m)を越えてしばらくすると、登山道に雪が見え始めた。白馬大池に近づくにつれて雪は多くなったが、「庭の雪」程度だ。途中で幅30cm程度の崖の道をトラバースするところに雪が積もっていて、一瞬怖く感じたが、雪はやわらかくすべることは無かった。山側の草を掴んで渡りきった。 白馬大池にでると、一面の銀世界だった。積雪は10cm程度と思われる。

写真:白馬大池(AM9時過ぎ)(鈴木浩さん撮影)

 白馬大池にあった小屋は閉鎖されていて入れない。凍った屋根の雪が溶け出して、大きな音を立てて滑り落ちている。冠雪した山々の美しさに思わず声を上げてしまった。この数日は雪女として表現されている雪の怖さと美しさを身近に感じた日々であった。

写真:白馬大池2(バックは小蓮華岳)、樹氷も見える。(鈴木浩さん撮影)

 登りはゆっくり登ったので、3時間強(蓮華温泉ロッジ標準時間2時間50分)費やしてしまった。下山は標準の速度で、約2時間弱(標準時間2時間)で下りた。登山道の雪も大方消えていて歩きやすくなっていた。途中天狗の庭で20分ほど小休止。少し開けた斜面に立派な庭があった。天狗が作ったに違いないと思うほど形のよい樹と石がバランスよく並んでいる。振り返ると真っ白く冠雪した小蓮華岳(2769m)や三国境(2751m)が目に飛び込んできた。

写真:冠雪した小蓮華岳と三国境(天狗の庭から撮影)(鈴木浩さん撮影)

 12時過ぎに蓮華温泉に帰着した。小屋前から見ると、朝日岳(2418m)はまだらに冠雪、雪蔵岳(2610m)は全面冠雪のように見える。午後1時過ぎにはそろそろ始まっている紅葉を見ながら、多くのハイキング客でにぎわう蓮華温泉を後にした。

 写真:蓮華温泉から見た朝日岳と雪蔵岳、小屋周りの紅葉(PM1時過ぎ)

 10月7日に蓮華温泉(1475m)に入り、8日には蓮華温泉→鉱山道路→三国峠→白馬岳→三国峠→白馬大池→蓮華温泉のコースで山行し、9日に帰宅する予定であった。しかし、8日は強雨と強風のために山行を断念し、その代わり強雨強風下ではあったが蓮華温泉周辺にある自然観察コースを歩いて兵馬の平(標高1300~1400m)などの湿原めぐりをした。明日の天候回復を期待する。

 参考:7日には、春日井JR駅駐車場(AM8時)→中央道・長野道→豊科IC→白馬→平岩→蓮華温泉(PM4時)のルートを通って小型バスで移動。昼過ぎには148号線で小雨が降り出し、平岩から林道に入ると沢は濁流でいっぱいであった。山では強雨が降っていると思われた。
 不幸なことに7日の夕方に白馬の稜線で女性4名が吹雪にあって遭難(凍死)した。1500mの蓮華温泉では雨であったが3000m近い稜線ではブリザードであったらしい。山の天候の変化の激しさに直面して言葉も無い。遭難者のご冥福を祈る。


写真:蓮華温泉(鈴木浩さん撮影)
  (感謝:小生が持参したカメラがトラぶったので、今回の山行記録には鈴木浩さんの写真を掲載させていただいた。)

 強雨強風の中でのハイキングであったがあまり寒くはない。紅葉が始まってはいるがまだ少し早いようだ。数多くの流れが湿原に流れ込んでいるが、強雨にも関らず流水は透明で濁っていない。このような自然の仕組みが湿原を豊かに維持しているのだと感心した。一方、木道は雨にぬれて滑りやすく、丸木の橋の上で滑って臀部をしたたか打ってしまった。雨の日の木道は危険がいっぱいだ。幸い怪我は無かったが、自らのバランス能力の不完全さを深く反省。山に登りたかったら足の筋力を鍛えてバランス能力を高めないといけない。山は自己責任の世界だから。

写真:兵馬の平での紅葉(鈴木浩さん撮影)

 瀬戸川には多くの沢から白く波立った流れが下っている。強雨が降らなければこのような流れは見られないだろう。はじめての経験で、印象的だった。

写真:沢から瀬戸川へ落ちる流れ(鈴木浩さん撮影)

 

焼岳登山

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 今日は焼岳に登り中ノ湯温泉に下りる予定。今日も上天気だ。焼岳(標高2430m)は日本アルプスで唯一の活火山である。1915(大正4)年 に噴火 (水蒸気爆発)し、泥流によって梓川がせき止められ大正池が形成された。また、1962年(昭和37年)にも水蒸気爆発に伴う噴石で負傷者が4名でた。頂上近辺ではいまでもガスが噴出し、南峰は立ち入り禁止である。

 朝5時30分に山岳研究所を出発し、梓川沿いにある登り口(1495m)から登山道に入る。標高差935mを登る。最初はシラカバやダケカンバの林の中である。しばらくすると左側に峠沢が見える。沢はガリーと呼ばれる浸食谷で、火山灰(または泥流)が堆積した斜面を水の流れが削り取ってできたように見えた。頂上には溶岩ドームが見える。

写真:峠沢(7時40分)。(以下、カメラはPanasonic DMC-FX9)


 先に40人ほどのグループが登っており、梯子などで渋滞し、なかなか進めない。予定時間より遅れて小屋に到着。

写真:新中尾峠にある焼岳小屋(8時32分)(2080m)


 中尾峠展望台(2130m)から見える笠ヶ岳は、深田久弥によれば「笠ヶ岳の金字塔がこんなに立派に見えるところは他にない」そうだ。峠では盛りを過ぎたヤマハハコを見かけた。近くの草むらに蒸気を噴出している直径40~50cmの穴が2個あった。噴出音はするが噴気は見えず硫黄臭もあまりない。活火山らしい顔が見え始めた。

写真:中尾峠展望台(2130m)から見た笠ヶ岳(8時56分)。


 岩場にさしかかった辺りにはっきりと噴気が見えるガス噴気孔があった。硫黄臭があり周辺の岩に黄色の硫黄が付着している。ガスの大部分(99%以上)は水蒸気。
 参考:火山ガスが硫化水素や亜硫酸ガスを比較的多く含む場合,これを硫気という。これらを噴出しているところが噴気孔または硫気孔である。

写真:ガスの噴気(9時21分)


 溶岩ドームの裾を巻いて登る。このドームは約2000年前の噴火でできたとされる。

写真:溶岩ドーム(9時48分)。


 峠沢とは異なり溶岩流の断面が露出している。

写真:溶岩流(9時54分)


 北峰頂上直前にある噴気。規模は今までで一番大きい。風が噴気を登山道と逆方向に押し流しているので濃い噴気を吸わずに済んでいる。

写真:北峰頂上直前にある噴気(10時01分)


 焼岳北方頂上(2444m、上高地からの標高差は949m)に到着。展望は良く、槍ヶ岳の他にも上高地や穂高連峰などが真近かに見える。

写真:焼岳北方頂上から見える槍ケ岳と穂高岳(10時17分)


  頂上には中高年女性が多い40名くらいのグループが先着しており、座るスペースを見つけるのに苦労した。標識には標高2455mとなっているが、これは南峰(2455m、登頂不許可)の標識を流用しているのか?下山は中ノ湯温泉に向かって、急勾配の岩場を下りてゆく。

写真:焼岳北峰頂上(2444m)(10時33分)


 1持間ほど下るとリンドウ平(約2000m)と呼ばれる開けた広場に出る。ここまでの下山道沿いでもリンドウを見かけたが白山で見かけたリンドウより花が小ぶりだ。広葉樹の紅葉はまだだ。振り返ると焼岳南峰(2455m、左のピーク)、北峰(右のピーク)がよく見える。リンドウ平以降は樹林帯を下る。

写真:リンドウ平(11時48分)


 中ノ湯温泉(1500m)まで下りた後、ヘヤピンカーブの自動車道(158号線)を1時間ほど歩き14時00分に中ノ湯バス停(に到着。バスでアカンダナ駐車場まで行き、デポしてあった車に乗って「神ノ湯」温泉(露天風呂、中ノ湯温泉の源泉)に行き、汗を流した後帰路に着く。天候に恵まれ体力的には楽な山行であった。
 梯子や岩場が多かったのでストック(2本)の扱いに苦労したが、長い梯子ではザックに仕舞ったり、急な岩場では畳んで片手で2本持ったりしてしのいだ。勉強になった。

乗鞍岳-焼岳登山

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 9月24日に乗鞍岳、上高地にある日本山岳会山岳研究所に一泊、25日に焼岳へ登る予定。24日は快晴に恵まれた。金山を朝6時30分に車で出発。小牧IC-名神-一宮IC-東海北陸自動車道-高山西IC-158号線-一般道-41号線-158号線-ほうのき平駐車場と走り乗鞍スカイラインのバスで10時15分ごろ畳平に着く。(高山市内に入らず郊外を走ったので短時間で到着) 
 準備体操をしてから10時30分ごろ登山開始。朝日岳-蚕玉岳(こだまだけ)を経由して11時50分ごろ剣ケ峰(3026m)に到着。昼食後、富士見岳経由(13時14分)で13時30分ごろに畳平へ戻った。山の花はまったく見かけなかった。

 ほうのき平では空はどんよりと曇っていたが、畳平(2700m)まで来ると雲海を抜けて快晴となった。
蚕玉岳(こだまだけ)からの眺望がすばらしい。左奥から笠ヶ岳(2897m)、鷲羽岳(2924m)、野口五郎岳(2924m)、(槍ヶ岳(3180m)、西穂高岳(2909m)、奥穂高岳(3190m)、前穂高岳(3090m)、常念岳(2858m、雲の中で見えない)、蝶ヶ岳(2667m)などが見える。奥穂高岳と前穂高岳の間にある雪渓の下辺りが上高地(1500m)、上高地左で写真中央にある赤っぽい山が明日登る焼岳(2455m)。

写真:蚕玉岳からの眺望(11時30分)。(以下、カメラはPanasonic DMC-FX9)


 12時前に乗鞍岳の山頂の剣が峰(3026m)に到着。畳平から剣ケ峰までの標高差は約326m。白山(2702m)が雲海に浮かんで見える。

写真:剣が峰からの展望(11時56分)


 帰路に寄った富士見岳(2818m)からの西穂、奥穂、前穂と、前穂の右奥に常念岳(2857m)が真近かに見えた。また木曽川の源流の鉢盛山(2446m)を見ることもできた(写真にはない)。

写真:富士見岳(2818m)からの展望(13時15分)


 下山後、車でアカンダナ駐車場に移動して車をデポし低公害ディーゼルバスに乗り換えた。平湯トンネル、安房トンネル、釜トンネル経由で上高地に入る。今夜の宿である上高地山岳研究所に着いたのは16時20分。明日の天気もよさそうだ。

写真:河童橋から穂高連峰をみる(16時14分)


写真:日本山岳会 上高地山岳研究所(16時20分)

 秋山山行のための鍛錬として猿投山に登った。今日は雨は降らないという予報であったが、グリーンロードからみると頂上辺りは雲の中であった。昨夜までの雨で山全体がしっとりと湿っており、沢にも豊富に水が流れている。ウィークデイなので、体力鍛錬の中高年は当然のこととして、先生に引率された高校生や授業合間を縫って?の大学生の数人組みなどが登っており淋しくは無かった。
 猿投山には山野草の花は期待していなかったが、下山途中でヤジノホトトギスが咲いているのを見つけて嬉しくなった。よく見て歩けばまだまだ色々な山野草の花を見つけられるかもしれない。

写真:ヤマジノホトトギス(ユリ科ホトトギス属)、山地に生える多年草、花期は8-10月
 (カメラはPanasonic DMC-FX9)

三ノ峰、別山平へ

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 昨日は鳩ヶ湯鉱泉に泊まり、今日(2日目)は別山(2399.4m)をめざす。上小池駐車場(920m)まで車で行き、5時25分に登山開始。標高差1479m。すでに周りは明るくなっている。できれば別山にピストン登山したいが果たしてどうか?右足首に若干痛みがあるのが気にかかる。

 六本檜(1430m)まで直登し休憩する。赤兎山(右端の一番高い山)が見える。その左にわずかに顔を出しているが経ヶ岳。左端に雲間から顔を出しているのが荒島岳。上小池登山口から六本檜(地元の資料では6本槍)までは急登(標高差510m)が続くが、登り易い登山道だった。

図:GoogleEarth を使って登山路を画像化したもの。刈込池から3本杉(6本檜が正しい)、三の峰避難小屋、別山平、別山への登山道の地形が理解しやすい。

写真:六本檜から赤兎山(右端の一番高い山)を見る(7時6分)。(以下、カメラはPanasonic DMC-FX9)


 さらに三ノ峰方面を見ると、右に三ノ峰避難小屋のピーク、中央左に三ノ峰のピークが確認できる。別山は見えない。三ノ峰の左裾野の奥辺りか? ここから別山までの標高差は969m。剣ガ岩を経て三ノ峰へ登る尾根道が見える。



写真:六本檜から三ノ峰方面を見る(7時6分)

 六本檜を過ぎてからは尾根歩きになる。見晴らせる山頂山腹の緑がまぶしい。剣ガ岩(1671m)には稜線解説版が置いてあった。

写真:剣ガ岩にある稜線解説版(8時0分)


剣ガ岩から振り返ると荒島岳(1523m)が雲に浮いていた(8時0分)。

写真:剣が岩から見える荒島岳(8時0分)


 三ノ峰避難小屋(2080m)に近づいたころ斜面に花畑があった。黄はマルバダケブキやメタカラコウ、ピンクはアザミやシモツケソウ(花なし)、紫はタカネマツムシソウ、白はセリ科の花(イブキゼリ)か?

写真:三ノ峰避難小屋の下あたりにある花畑(9時3分)


写真:タカネマツムシソウの群生(9時3分)


写真:タカネマツムシソウ(9時3分)(マツムシソウ科マツムシソウ属)、高山に咲く越年草、花期は8-9月


 三ノ峰避難小屋に9時25分に到着。30分ほど休んだ後で、別山に向かって登山開始。10時1分に三ノ峰、10時57分に別山平(2208m)に到着。空の色は下界とはまったく違う。冷たい風が肌に心地よい。御手洗池の周りにはお花畑もある。ここからは別山(2399.4m)がはっきりと見える。ここからの標高差は約190mである。

写真:別山平にある御手洗池から見える別山(10時58分)


写真:池の周りにあるお花畑。(11時9分)


 鳩ケ湯鉱泉で汗を流すには16時には戻らないといけないので、別山に登っていると間に合わない。別山への登山はまたの機会にとっておき、11時30分に下山を開始する。12時4分に三ノ峰通過。

 三ノ峰避難小屋からの下りの尾根沿いには、色々な花が咲いているが、夏の花はそろそろ終わりで花の数は最盛期よりも少なくなっているに違いない。一方、珍しい花も見かけても、そのような時に限り急坂を登り降りしている時だったりして撮り損ねた花(タカネナデシコ、コケモモ、ハクサンシャジンなど)も多い。

写真:ハクサンフウロ(風露)(12時36分)(フウロソウ科フウロソウ属)、高山、深山に咲く多年草。花期は7-8月


写真:ウメバチソウ(梅鉢草)(12時38分)、ユキノシタ科ウメバチソウ属、山地や山麓の湿り気のある日当たりの良いところに生える多年草。花期は8-10月

写真:ミヤマコゴメグサ(12時49分)、ゴマノハグサ科コゴメグサ属、高山の草地に生える一年草。花期は7-9月



写真:カライトソウ(唐糸草)(12時50分)、バラ科ワレモコウ属、中部地方の日本海側山地に生える多年草。花期は8-9月

写真:オヤマリンドウ(12時53分)(リンドウ科リンドウ属)。花は閉じているのが殆ど(平開しないらしい)。たまに開いているものもあったが種類が違うリンドウと思われる。花期は8-9月

写真:白いオヤマリンドウ(12時53分)、葉が傷ついているけれど、形はオヤマリンドウに違いない。白は奇形なのか?

写真:クルマバハグマ(14時9分)(キク科コウヤボウキ属)。樹林帯に入ってから見かけた。

写真:カニコウモリ(14時35分)(キク科コウモリソウ属)、亜高山帯付近の針葉樹林帯に生える。花期は8-9月

写真:ハクサントリカブト(15時4分)(キンポウゲ科トリカブト属)。多くは木の無い尾根まわりで咲いているが、樹林帯の中でも見かけた。花期は7-8月


 15時19分には登山口まで無事に下りることができた。別山平と小池駐車場との標高差1288m。六本檜に来るまでの尾根歩きは強い日差しに照らされて特に暑かったし、また標高が低くなるにつれて蒸し暑くなった。別山平や三ノ峰での風の冷たさが夢のようだ。

写真:登山口(15時19分)


 見かけた木の花は、

写真:ホツツジ(13時4分)(ツツジ科ホツツジ属)、日当たりの良い山地に生える。花期は8-10月。(以下、カメラはPanasonic DMC-FX9)。

写真:タマアジサイ(玉紫陽花)の蕾(13時22分)(ユキノシタ科アジサイ属)、山地の谷川沿いに良く生える。花期は8-9月

写真:タマアジサイ(花))(13時22分)

 去る7月16日に雨のため中止にした三ノ峰、別山(白山国立公園)登山のリベンジを計画した。第1日目は名古屋高速-小牧IC-名神高速道路-一宮IC-東海北陸自動車道-白鳥IC-158号線-勝原-173号線-鳩ヶ湯鉱泉-上小池駐車場(標高920m)と走った。ここに車を置いて上小池刈込池自然研究路を散策。刈込池を巡る一周4.3km、標高差100-150m程度のブナ林の中の道である。「熊に注意」の看板が目立つ。われわれ以外に散策者は見かけず、打波川の川音以外は聞こえない静かな環境だ。森の中はひんやりと涼しい。明日は三ノ峰、別山を目指す。
 見かけた野草の花々は、

写真:ツリフネソウ(11時45分)(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)、山地に生える1年草。道沿いに群生していた。花期は8-10月。(以下、カメラはPanasonic DMC-FX9)

写真:アキギリ(12時8分)(シソ科アキギリ属)、山地に生える多年草、花期は8-10月

写真:ミズヒキ(12時21分)(タデ科タデ属)、山野に生える多年草(名古屋市の公園でも見かける)、花期は8-10月

写真:キツリフネ(12時26分))(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)、山地の湿り気のあるところに生える1年草。花期は6-9月。ツリフネに比べてキツリフネは多くは見かけなかった。

写真:キオン(12時38分)(キク科キオン属)、山地に生える多年草、花期は8-9月

 昼食後、再び森に入る。見かけた野草の花々は、

写真:カワラナデシコ(13時46分)、ナデシコ科ナデシコ属、雑草が繁茂し雑草の中に埋もれてしまいそうだ。
  ここの山野草園では定期的に雑草を刈り取らないと山野草も生きてゆけない状態になっている。つまり、山野草を人が踏み荒らさないように道路などを作ると、道路周りの地面が乾燥して、雑草と称する特殊な草が繁茂を始めるのだそうだ。

写真:オミナエシ(13時57分)、オミナエシ科オミナエシ属

写真:タムラソウ(14時2分)、キク科タムラソウ属

写真:白いツリガネニンジン(14時4分)キキョウ科ツリガネニンジン属、白いツリガネニンジンは珍しいのではないか?普通は薄紫色。そういえば、本来は赤紫色のホタルブクロも伊吹山に自生するものは殆どが白色らしい。今回は撮り損ねたが。

写真:アカソ(14時10分)、イラクサ科カラムシ属

写真:ヨツバヒヨドリ(14時26分)、キク科フジバカマ属

写真:ゴマナ(14時29分)、キク科シオン属

写真:イブキフウロ(風露)(14時37分)、フウロソウ科フウロソウ属。


 この後で、薬草風呂で汗を流し、ロープウェイのゴンドラから近江平野を眺めながら帰路につく。山野草教室の参加費用はゴンドラ代、受講料、薬草料理代、展望風呂代の合計で2500円であり、安いと思った。山野草の料理もおいしかった

写真:ゴンドラからの眺め(15時33分)

 午前中の散策で見かけた野草の花々は、

写真:ワレモコウ(11時17分)、バラ科ワレモコウ属、日当たりの良い山野に生える多年草

写真:ミツバフウロ(11時20分)、フウロソウ科フウロソウ属、山地に生える多年草。
 今や名古屋の住宅街ではなかなか見ることができないバッタがここではいっぱいいる。ミツバフウロの右上で夫婦のバッタがこちらを見ている。昔はこのような風景は珍しくも無かったが、今では懐かしい風景だ。

写真:ヒルガオ(11時25分)、ヒルガオ科ヒルガオ属、名古屋市内の川縁などでも見かける

写真:キツリフネ(11時29分)、ツリフネソウ科ツリフネソウ属、山地に生える多年草

写真:イブキセリモドキ(ヤマゼリ)(11時40分)、セリ科ヤマゼリ属、深山に 生える無毛の多年草

写真:ヘクソカズラ(11時43分)、アカネ科ヘクソカズラ属、名古屋市内の公園でも見かける

写真:ノカンゾウ(11時44分)、ユリ科ワスレグサ属、名古屋市内の野原でも見かける、花期は7-8月

写真:ユウスゲ(11時44分)、ユリ科ワスレグサ属、山地に生える多年草、花期は7-9月

写真:ネジバナ(11時50分)、ラン科ネジバナ属、名古屋市内の野原でも見かける

写真:シデシャジン(11時51分)、キキョウ科シデシャジン属、山地に生える多年草

写真:ヒメヤブラン(12時7分)、ユリ科ヤブラン属、山地の木陰に生える多年草

写真:クサボタン(12時28分)、キンポウゲ科センニンソウ属、山野の明るいところに生える、花期は8-9月

写真:シオガマギク?(12時30分)、ゴマノハグサ科シオガマギク属

写真:センニンソウ(12時31分)、キンポウゲ科センニンソウ属、野原に生える

 
 午前の部の観察が終わり、薬膳料理をいただいた。なかなかおいしかった。

 料理のおしながき;
  一.山野草の天ぷら(よもぎ、しろよめな、いぶきふうろ、げんのしょうこ、とうき)
  二.伊吹産黒ごま豆腐
  三.茗荷粕漬、うり粕漬
  四.山野草三種盛り
    (おとこえしの酢味噌和え、ひれはりそうの胡麻和え、しろざのマヨネーズ和え、伊吹ハム(山椒入り)
  五.はないかだの菜飯
  六.きゃらぶき
  七.鮎の甘露煮
  八.おすいもの
  九.伊吹ヨーグルト

 山頂のお花畑を見た後に、頂上の駐車場から伊吹山ゴンドラの山麓駅まで1時間弱かけてドライブ。山麓駅からゴンドラに乗って3合目にあるピステジャポン伊吹へ行く。ここで山野草教室(11時-14時30分)に参加した。案内人の森先生について付近の森に入り、路傍の山野草(木)について説明を受けた。森先生は15年も案内人をやっておられるベテランで花の特徴、名前の由来などを面白く教えていただいた。

写真:中央丘陵部分の周辺が山野草の草原。イノシシが根っ子を食べたり、雑草(ススキや笹など)がはびこったりで山野草を元気に維持管理するのが大変そうであった。山野草の中には昔は平地でも咲いていた種類も多い。維持管理さえできれば都会の中でも育てられるはず。

 午前中の散策で見かけた樹木は、

写真:ゴマギ(11時54分)、スイカズラ科カマズミ属、山地や川沿いの湿地に生える。 5月に白い花を多数つけ、実は9~10月に赤から黒に熟す。写真は赤い実である。(以下、カメラはPanasonic DMC-FZ10)。

 山頂(1377m)で朝食をとってから、東遊歩道を降りる。

写真:オオバキボウシ(8時41分)、ユリ科キボウシ属、花期は7-8月

写真:イブキトリカブト(8時43分)、キンポウゲ科トリカブト属、花期は7-8月

写真:サラシナショウマ(8時45分)、キンポウゲ科サラシナショウマ属、花期は8-10月

写真:ミヤマアキノキリンソウ(コガネギク)(8時47分)、キク科アキノキリンソウ属、花期は8-9月

写真:キンミズヒキ(8時52分)、バラ科キンミズヒキ属。山野で普通に見られる。

写真:コオニユリ(8時54分)、ユリ科ユリ属、湿り気のある湿地帯に生える。花期は7-9月

写真:ヤマアジサイ(木)(8時57分)、ユキノシタ科アジサイ属、色は白、淡青、淡紅などがあるが、白のみ見かけた。

写真:シシウド(8時59分)、セリ科。草丈が1から2mにもなる。シシとかイヌなどの枕は、食べられるが人の食物にはならない山野草に付ける。

写真:ミツバフウロ(9時7分)、フウロソウ科

写真:マルバダケブキ(9時9分)、キク科メタカラコウ属、湿った草地などに生える。草丈は1m以上にもなる。

 伊吹山に何故このような山野草が豊富に育っているのか不思議になった。調べてみると、この付近には他に高い山もなく、日本海と太平洋の間の風の通り道になっていることが幸いしているらしい。夏は太平洋の湿気を含んだ風が伊吹山にあたってしばしば霧や雨を降らし、冬は大西洋の湿気を含んだ風が大雪を降らせる。その豊富な水がこのような豊富な草花を育てているのだ。お花畑はまさに自然の恩恵であり、大事に維持してゆかねばならない。
 まず、西遊歩道へ登る。

写真:トモエソウ(7時52分)、オトギリソウ科オトギリソウ属、山地の日当たりの良いところに生える。(以下、カメラはPanasonic DMC-FZ10)

写真:ルリトラノオ(7時59分)、コマノハグサ科、伊吹山頂にのみ自生する。
  クガイソウとの違いは葉が対生で葉柄が無いこと。

写真:ツリガネニンジン(8時3分)、キキョウ科ツリガネニンジン属、8-10月に山野で咲く

写真:アキノキリンソウ、ルリトラノオ、シモツケソウ(花が終わっている赤い色の株)(8時3分)

写真:ヒロハシモツケ(8時8分)、バラ科シモツケソウ属

写真:タムラソウ(8時10分)、キク科タムラソウ属、アザミに似ているが棘がない。

写真:メタカラコウ(8時11分)、キク科メタカラコウ属、深山に生える

 花の山として名高い伊吹山に出かけた。今回は登山ではなく、スカイラインとゴンドラ利用して野草観察をするのが目的だ。山頂のお花畑を見てから3合目で11時から開催される山野草観察会に参加する計画。朝5時30分に家を出て名古屋高速→小牧IC→名神高速→関が原IC→365号線→伊吹山ドライブウェイと走り、7時過ぎに山頂駐車場に到着。駐車場にはまだ20台くらいしか車は無い。ガスのために駐車場から頂上も下界も見えない。7時半ごろになって少しガスが晴れてきたので、2時間弱かけてお花畑を西遊歩道コース→東遊歩道コースと一周する。ガスの合間から広大なお花畑が見えてくる。歩道(登山道)の両側にはロープが張ってあって、お花畑に入れないようしてある。

写真:西遊歩道入り口付近の西斜面、サラシナショウマ、オオハナウド、アカソ などがにぎやかに咲いている(7時46分)。(カメラはPanasonic DMC-FZ10)

お花畑について:
 ドライブウェイが全線開通したのは1965年7月。自然にあったお花畑は、開通後観光客が踏み荒らした結果消滅し笹原になってしまった。そこで、関係者がお花畑の復活に努力し、今日のようにすることができた。笹や雑草を除去し、花の種をまいて少しずつ花を増やしていった。現在でもこの作業は続いているとのこと。

 地蔵尾根、文三郎尾根での行動はバランスの悪い筆者には難しいと判断。体を鍛えて将来再び挑戦することにする。今回は赤岳に登らずに美濃戸口まで下りる。再び柳川南沢の道を選ぶ。早く下りて茅野市で温泉に入ろう。道沿いの花を探しながら、急いで下山し、11時26分発 美濃戸口→茅野駅のバスに間に合った。

写真:ヤマハハコ(7時3分)、キク科ヤマハハコ属、山岳道路の縁など、日の良くあたる乾燥気味の礫地などに生える。花期は8-9月。(以下、カメラはPanasonic DMC-FX9)。

写真:アキノキリンソウ(7時4分)、キク科アキノキリンソウ属、花期は8-9月

写真:トリアシショウマ(7時47分)、ユキノシタ科チダケサシ属、花期は7-8月

写真:ヤマホタルブクロ(8時32分)、キキョウ科ホタルブクロ属、花期は6-8月

写真:苔むした岩々(9時14分)

写真:ソバナ(9時45分)、キキョウ科ツリガネニンジン属、花期は8月

写真:シモツケ(10時5分)、バラ科シモツケ属、花期は7-8月

写真:アカツメグサ(10時7分)、マメ科ジャジクソウ属、ヨーロッパ原産の多年草、花期は5-10月

写真:ヤマオダマキ(10時42分)、キンポウゲ科オダマキ属、花期は6-8月

 行者小屋(2350m)に一泊した。昨夕は夕立があった。ここ数日夕立があるそうだ。しかし、今朝は快晴だ。山は午前中、特に朝は晴れることが多い。小屋前から横岳、赤岳、阿弥陀岳が良く見える。
 赤岳に登るのに比較的安全なコースは、地蔵尾根から登り文三郎尾根に下りる道らしい。傾斜が30度前後の道を1時間前後で登ったり下ったりできる体力とバランス維持力が要求される。鎖や梯子が整備されているので注意して行動すれば危険は少なく小学生も登っているらしいが、脚力に自信がない向きは登るべきではないだろう。

写真:行者小屋前から見える横岳、赤岳、中山、阿弥陀岳(朝5時)(以下、カメラはPanasonic DMC-FX9)。
 八ヶ岳は南北30Km,東西15Kmの独立した火山群。100~300万年前に噴火してできた。山体はおもに輝石安山岩と集塊岩から成り、広大な裾野は火山灰が堆積してできている。

写真:行者小屋

 行者小屋の近くにある中山展望台(中山乗越、小屋から15分くらい、標高2370m)に登ると中央アルプスや北アルプスの山々が見えた。これほどきれいに見えることはなかなか無いらしい。ラッキーだった。

写真:木曽駒ヶ岳(中央左のピラミッド 朝6時31分)

写真:木曾御嶽山(朝6時31分)

写真:乗鞍岳(朝6時32分)

写真:阿弥陀岳(朝6時34分)

写真:赤岳(朝6時34分)

写真:横岳(朝6時35分)


 美濃戸山荘(1710m)からは車は入れない柳川南沢登山道になる。沢を横切りながらの比較的緩やかな登りとなる。

写真:ミヤマセンキュウ(12時15分ごろ)、セリ科ミヤマセンキュウ属。(以下、カメラはPanasonic DMC-FX9)

写真:柳川南沢(12時17分ごろ)

写真:花の名は不明(14時34分ごろ)

写真:白河原(しらつかはら)からの横岳が見える(15時00分)。行者小屋まで後わずか。河原の回りはシラビソ(マツ科モミ属)の林

八ヶ岳裾野散策

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 八ヶ岳最高峰の赤岳(標高2899m)を目指す。今日は行者小屋(標高2350m)まで登り一泊して、地蔵尾根などの情報を聞き、赤岳に登るかどうか決めようと思う。名古屋を「しなの1号(7:05発)」で出発し、美濃戸口(標高1480m)に10時過ぎに到着。10時40分ごろ行者小屋(2350m)を目指して出発。標高差870m。登山道沿いに咲いている花の写真を撮りながら登る。

写真:キボウシ(11時5分ごろ)、ユリ科キボウシ属。(以下、カメラはPanasonic DMC-FX9)

写真:キオン(11時6分ごろ)、キク科キオン属

写真:クサボタン(11時45分ごろ)、キンポウゲ科センニンソウ属

写真:美濃戸山荘前にて(11時47分ごろ)

 16日には鳩ヶ湯から三ノ峰(2128m)経由で別山(2399.4m)に登る予定であったが、大雨のために登山道が通行禁止になってしまった。またの登山を期して帰ることにする。岐路の途中で永平寺、さかな街(敦賀市、昼食)、甘棠園(かんとうえん)を観光。

写真:雨の永平寺

写真:甘棠園でみたヤマモモの巨木
・敦賀市指定天然記念物
    樹 種  ヤマモモ(ヤマモモ科)
    幹周り  2.2 m
    樹 高  約14 m
    樹 齢  約300年
 国道27号線沿いにある柴田氏庭園(=甘棠園)は、元禄初年(1688)豪農・柴田権右衛門が築庭した。現在も柴田氏の子孫が所有していると思われる。300百年前に建てられた(?)建物は壊れかかっており、屋根にシートが被せてあるような状態だが、樹齢300年のヤマモモは手入れが行き届いて生き生きとしていた。


写真:敦賀市郊外にある「さかな街」
 「さかな街」を作った趣旨はおそらく、「豊かな日本海の幸を観光客に味わってもらう」ことだったと思うが、現実には日本海では魚はほとんど捕れなくなってしまっているらしい。近海で取れた魚は地元の人々が食べてしまう位しか量がない。売っている魚は日本海とは関係のない遠洋物がほとんどではないのか。筆者が買ったさかな街で有名な「焼きさば」は近海物ではなくスウェーデン産であった。きびしい現実を見せられて他の商品を買う意欲もうせてしまった。

 赤兎山から鳩ヶ湯鉱泉への下りは樹齢200年クラスのブナの大原生林の中を通る。丁度、大雨が降ってきたので、幸運(?)にもブナの大木の幹を流れ下る帯状の雨水の流れ(樹幹流)を初めて見ることができた。その流れは非常に壮観であった。まさに幹の表皮上の川である。ブナの樹は葉に降り注いだ雨水を集めて、根元に貯める特性がある。葉の形、枝の形、幹の表皮の滑らかさなどが雨水を集めるのに最適な特性を持っている。樹幹を伝わって流れてきた水は、ブナの根元で地中に吸い込まれ、地表を流れる水は見えない。積もった有機物を多量に含む土壌は大量の水分をため込むことができる。ブナのダムといわれる由縁である。
 ブナの樹を200年計画で山に植林すればコンクリート製のダムを作らなくても、年中豊かな清流を得ることができるのではないか?21世紀の国土造りは自然の英知をうまく利用することを基本に据えるべきと思う。この方がより先端的な高い科学技術を必要とするからこそ21世紀的な手法となる。

 赤兎山(あかうさぎやま、標高1629m)は白山展望と豊富な山の花が特徴である。名古屋市から名古屋高速-名神一宮-東海北陸道白鳥IC-国道158号線-国道157号線-福井県勝山市-小原口-林道-赤兎・大長山登山口(920m)までマイクロバスで移動。11時40分頃登山開始。小雨が降ったり止んだりの天候となったが、道沿いにある夏の花を探しながら登る。頂上での視界は悪く、明日登る予定の別山は見えない。赤池湿原へ行く途中で雨足が強くなり、引き返す。ニッコウキスゲやササユリが豊富に咲いていた。13時30分に下山開始。鳩ヶ湯コースで、東南側にある「たんどう谷」の入り口にある「鳩ヶ湯」鉱泉(538m)へ下りる。大規模なブナの原生林を通る長い道である。沢の水が増水しており、特に二つ目の沢渡りには難渋した。また、二つ目の沢渡りの後の急傾斜面をトラバースする登山道が消失しかかっており、雨で滑りやすく危険であった。鳩ヶ湯鉱泉の林道に出たときには18時を回っていた。

 (参考1:鳩ヶ湯の湯は胃腸に良いらしい、料理は山の幸が大変おいしかった。)
 (参考2:梅雨前線の影響で、16日は石川、福井、岐阜県などで24時間雨量が数10mmになった。)

写真:頂上


 生憎の雨でかつ、カメラをゆっくりと構える時間もなく、花の写真は1枚もとれず。やはり、登山と山の花の撮影は両立しないか。出会った花は、登り口から順に、ヤマアジサイ(ユキノシタ科、アジサイ属、ガクアジサイに似る、白、紫、ピンクなど)、ホオノキの花(モクレン科モクレン属、タイザンボクの花に似る)、ギンリョウソウ(イチャクソウ科、ギンリョウソウ属),ゴゼンタチバナ(ミズキ科、ゴゼンタチバナ属)、オオバキボウシ(ユリ科、キボウシ属)、マイズルソウ(ユリ科マイズルソウ属)、その他。頂上ではニッコウキズゲ(ゼンテイカ、ユリ科ワスレグサ属)、ササユリ(ユリ科、ユリ属)。赤兎山から鳩ヶ湯への下りで、タマガワホトトギス(ユリ科ホトトギス属)、ツバメオモト(ユリ科、ツバメオモト属)。
 その他、筆者は認識できなかったが、オオシラビソ(マツ科、モミ族)、マルバマンサク(マンサク科、マンサク属)、オオカメノキなどを見かけたとの報告があった。

写真:ササユリ、雨で写真が撮れなかったのでhttp://www.geocities.co.jp/HeartLand-Hanamizuki/4556/sasayuri.htmサイトから写真を引用させていただきました。名前は良く聞くがなかなかお目にかかれず、今回赤兎山頂上で数多く見ることができ感激。ピンクの色が印象的な可憐な花である。葉が笹に似ていることからこの名前が付けられたとのこと。環境変化に弱いらしく、次第に数が減少しているそうである。


写真:タマガワホトトギス
 鳩ヶ湯温泉への下山途中で2株見かけた(岡本志保子さん撮影)。

 下山の途中で小八郎岳(1475m)に寄り道した。頂上はやはり360度の眺望がある。雲が出ていて詳しくは見えなかったが、烏帽子岳は全容を見ることができた。この辺りから小雨が降り出し、17時に登山口に着くまで雨の中を歩いた。

写真:小八郎岳から見た烏帽子岳

 烏帽子と名のつく山は日本で80以上あるとのこと。似たような形の山に冠山と名のつく山々がある。烏帽子も冠も帽子であり、平安時代の昔から人々になじみな形であったので、形が似た山に多く名付けたのであろう。冠山も烏帽子山(岳)も、筆者には同じような形に見える。

参考:奥美濃冠山

カラマツの林

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 標高1400m付近には美しいカラマツの林がある。マツ科カラマツ属。落葉針葉樹。葉は長さ2から4cmと短い。樹皮は暗褐色で長い鱗片状に剥がれ落ちる。枝は水平に張り出すが、老木になると垂れ下がる。
 その他、ダケカンバの樹が多く見られる。山の花としては、イワカガミが多かったが、その他、アカヤシオが所々に咲いていた。駒鳥、鶯、その他の鳥の声もにぎやかだった。駒鳥の駒は馬のことで、この鳥は澄んだ声だが、馬のいななきに似た調子で鳴く。鳴き声を聞いてなるほどと思った。

写真:カラマツの林

頂上からの展望

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 頂上では360度全方向が見渡せる。曇りがちであったが、中央アルプスの仙涯嶺、南駒ケ岳などが見渡せた。

写真:仙涯嶺(2734m)、南駒ケ岳(2956m)など、南駒ケ岳は仙涯嶺の右側で雲の中

 標高1900mくらいのところで、登り道の左側にそって二つ目の大崩壊があった。

写真2:セキナギ(その2)(下山方向を向いて撮影)

写真2-2:セキナギ(その2)(セキナギを覗いて撮影)

イワカガミ

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イワカガミの群生。あちらこちらに咲いている。イワウメ科イワカガミ属

写真:イワカガミの群生

セキナギ

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 1700mから1800mにかけて、最初の大崩壊(セキナギと呼ばれている)がある。登り道の左側が大きくえぐられるように侵食されている。谷から吹き上げてくる冷たい風が汗ばんだ肌に心地よい。

写真:セキナギ(大崩壊

 中央アルプスの南端にある烏帽子岳(2194.5m)と小八郎岳(1475m)に登る。中央道の松川ICを出て、鳩打ち峠登山口(1120m)まで車で入る。梅雨の最中で幸運にも晴れた土曜日。9時25分に登山開始し、烏帽子岳までの標高差約1100mをほとんど一気に登る。標高1700m付近にあるセキナギと呼ばれる大崩壊地の直前で烏帽子岳の全容が見えた。登山道は落ち葉の堆積で絨毯の上を歩くように心地よく、歩きやすい。(ただし、頂上付近は樹の根っ子が登山道を覆っており、昨夜までの雨で濡れて滑りやすかった。)

写真:烏帽子岳

千枚田

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 四谷への降り口から見た千枚田。きれいに整備されている。
 本日の終着点である。到着時間は15時38分、尾根筋を歩く約6時間の山行であった。鎖あり、梯子あり、眺めもよく、花もありの魅力的な、歩き甲斐のあるコースであった。


エゾタンポポ

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 鞍掛山からの降り口で、久しぶりに日本のタンポポに対面して感激。キク科、タンポポ属。中部地方以北に分布している種目。


アブラチャン

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 鞍掛山からの降り道で。クスノキ科 シロモジ属。
昨年の今頃、宇連山に登ったときには、アブラチャン(黄色の花)やタムシバ(白い花)がたくさん咲いていたが今回はアブラチャンはこの一本だけ。タムシバはまったく見かけなかった。宇連山とは比較的近い山なのに植生が違うのか、それとも今年の気候のせいなのか?



カタクリの花

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 鞍掛山の頂上近くで。ユリ科、カタクリ属。


 岩小谷山から鞍掛山への縦走路にはミツバツツジが咲き乱れている。ツツジ科 ツツジ属 。


奥三河の山々

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 宇連山の方向を展望。


 岩小谷山周辺は南北約2Kmから成る大岩塊から成っている。日本の原型が形作られた今から2000万年前の地質時代第三紀の後、海底火山が隆起して造山されたと言われる。火山岩の一種の玄武岩(黒色)、石英安山岩(白色)、流紋岩が露出して見られる貴重な場所らしい。これらは硬い大きな岩塊で風化浸食されにくいので 、険しい山容を残している。
 


岩小谷山の頂上近くで。上がアカヤシオで下がミツバツツジ。ミツバツツジの鮮やかな赤紫の花に比べると、アカヤシオの花は柔らかな色合いの淡紅色で、形も丸みを帯びているのが特徴だ。


27のコブ

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 岩小谷山登り口から鞍掛山降り口まで27の小山(コブ)を越えて行く。足の鍛錬に好都合な山行だ。


 岩小谷山の中腹から頂上近くで咲いていた。(10時19分)


アカヤシオ

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岩小谷山の中腹から頂上近くで咲いていた。ツツジ科 ツツジ属 。(10時16分)


 奥三河の東海自然歩道を歩いた。和市ー岩古谷山ー荒尾分岐ー塩津分岐ー鞍掛山ー四谷。今年の春は週末には雨天が多かったが、久しぶりに上天気であった。和市の駐車場を9時過ぎに出発。

 写真はエイザンスミレ。スミレ科、スミレ属。岩小谷山の登り口(和市)で咲いていた。

 午後からの雨が予測されたが、夜明けには青い空が見えていた。8時30分ごろ宇賀渓キャンプ村(約260m)からホタガ谷道に入る。分れ滝を過ぎるあたりから雪が深くなり、これ以降、竜ヶ岳山頂まで雪を踏みしめて登る。リーダの話ではこの程度の雪は「庭の雪」だそうだが、少し雪山の気分が味わえた。頂上ではあいにく雨になった。以降、石樽峠、小峠、国民宿舎、宇賀渓キャンプ村へと降りる。

 写真1:遠足尾根に向かって登る。11時38分。(カメラはSH506iC)

 写真2:遠足尾根に上がるとなだらかで丸い竜ヶ岳の山頂が見えた。竜の頭だそうな。12時13分。


 縦走路の終わり近くにある猿啄城址(さるばみじょうし)からの展望は非常に良い。伊勢湾、冠雪した鈴鹿山系の藤原岳、伊吹山がよく見えた。御嶽山、乗鞍岳、槍ヶ岳、恵那山などが遠望できるはずであるが、雲がかかってよく見えない。写真は恵那山方面の眺望である。


各務原アルプス縦走

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 2月4日(土)に桐谷坂(きりたにざか)から入って高山線坂祝(さかほぎ)駅まで11km強を約6時間かけて縦走した。名鉄各務原線の三柿野(みかきの)駅で降り、タクシーで桐谷坂の各務原アルプス登山口へ。午前9時から歩き始めたが、寒波が襲来していて登山道の霜柱を踏みながらの山行だ。霜柱で凍った路は硬くて滑りやすい。風は無く太陽の光を浴びながら歩けたので寒くはない。写真は縦走路の終わり近くで見た木曽川の風景である。

頂上からの眺望

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 御在所岳頂上から北の方角を見る。見える山々の紅葉はすでに終わっている。中央(最)奥の平らな山影が御池岳。右方向の奥には藤原岳や竜ヶ岳が見えるはずであるが、靄に隠れてはっきりとは見えない。


 朝10時ごろ登りを開始。快晴だ。紅葉が青空に映えてさぞきれいだろうと期待が高まる。期待にたがわず5から6合目の紅葉がすばらしかった(写真)。(下山はロープウェイを使ったが、空中から見た紅葉は絶品だ)


御池岳コルで

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 強雨の中、皆が元気の無い顔をしているときに、誰かが笑顔で写真を撮ろうと声をかけた。無理やりでも笑顔を作ると、なぜか元気が出てくる。


 10月23日(日)に、コグルミ谷出会(標高530m)-御池岳(1247m)-鈴北岳(1182m)-鞍掛峠-鞍掛トンネルの東口(620m)のコースを歩いた。天気予報によれば、降水確率は50%。国道306を走っているときは青空が見えていたのに、登山開始時(8時30分頃)には曇りとなり、8合目では雨が降り始め、鈴北岳と御池岳への分岐点辺りでは中程度の降りになった。強風も重なり寒い。立ったままの昼食は寒く震えてしまった。食後直ちに出発。歩きはじめると寒さはなくなった。以後、北鈴岳経由で鞍掛トンネルの東口に下りるまで降り続けられた。到着は13時過ぎ。強風と豪雨に見舞われたが、安全に下山できた。よい経験になった。
 写真は306号線を登り口へ向かうバスの窓から西方向を見た状況で、御池岳は藤原岳(採石場が見える)の右奥となる。怪しい雲行きではあった。

 雨飾山は深田久弥が選んだ日本百名山の一つ。紅葉をみる最適な時期とあって、山は登山客で大賑わいだ。
 昼の12時過ぎには宿に戻る計画で朝5時に小谷温泉の宿を出たが、登山道の混雑による渋滞と足場の悪さから、予定通りの時間では歩けない。登り口に着いたのが13時過ぎ。(写真は荒管沢付近、下り、午前11時頃)

 追伸:これだけ多くの登山者がおとづれる山なのに、頂上近くの危険な岩場にかけてある木製の梯子などが相当に痛んでいる。事故が起こらないかと心配だ。早めの修理が望まれる。

 生憎のガスで眺望はまったくゼロ。再度、晴れた日に登ってみたい。北峰には石仏が安置されている。これほどの重量物をどのように運び上げたのだろうか。
 頂上は2峰あるがどちらも狭い。紅葉のシーズンの日曜日ということで、登山者が多く、次から次へと登山者が上がってくるので、早く降りてやらないと頂上が人で溢れてしまう。ところが頂上への登りが急勾配の上、一本しかないので登りと下りの人が渋滞して大変だった。登り優先ルールはここでは適用できない。


笹平で休憩

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 最後の急登の前に広い笹平(1894m)と呼ぶ笹原がある。


ブナの木の紅葉

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 登山道沿いのブナの木。登山口の湿地帯には樹齢200年以上のブナの巨木が林立していたが、高度が上がるにつれて次第に細く低くなってきた。(写真は荒管沢付近、登り、2005年10月16日午前7時19分ころ)


雨飾山の紅葉

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 薄いガスを通して見事な紅葉が目を楽しませてくれる(写真は荒管沢付近、登り、2005年10月16日午前7時18分頃)。


雨飾山に登る

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 長野県側から雨飾山(1963m)に登る。小谷村「栃の樹亭」に一泊し、まだ暗い朝5時過ぎに登山口(1127m)まで車で送ってもらい登り始める。標高差836m。昨夜からの雨は上がったが、山はまだガスに煙っている。登山口から広がる立派なブナ林の広河原を過ぎるときつい登りに入る。ごつごつとした火山岩に足をとられる。


 津軽峠近くにあった樹齢400年のブナの樹。湿地帯に多く生育する。ブナ科、ブナ属。縄文時代の昔から日本人になじみが深い。実は食べられる。幹の表皮にできる白や灰色の斑点は菌類と藻類の共生体である地衣類,濃い緑褐色の部分はコケ植物。


 頂上からはぶなの原生林が深く続いているのが見られる。右上は向白神岳。中央右のV字型の渓谷には奥入瀬川の源流が流れている。 南東を展望すると中央左のV字型の渓谷には赤石川の源流が流れている。

 手付かずのぶなの原生林の中をアップダウンする獣道のような細い道だ。登る人は少なく、18日は7人だけ。何故かハエが多く、防虫ネットを持ってゆかなかったので悩まされた。
 天狗岳への登山道は白神山地を世界遺産に登録した際に国が整備したらしい。核心地域の外側を取り巻く緩衝地域に登山道はあるので、届け無しで自由に登れる。しかし、国の管理下にあるので登山道を覆う熊笹を刈り取ることさえもなかなかできないと地元の人が言っていた。確かに登山道の一部は熊笹に覆われていて足元が見えず、危険であった。登山道の整備などは民間に委託して、もっと多くの登山客が登りたいと思うようにできないものか。

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天狗峠から天狗岳への登山道 天狗岳と天狗岳までの登山道は世界遺産の緩衝地域にある
(地図は白神山地ビジターセンターから参照)
(地図は白神山地ビジターセンターから参照)
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写真:登山道周辺に密生しているブナの樹

ブナの古木

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 白神ライン沿いの登り口(天狗峠765m)から天狗岳(957.6m)までを往復6時間かけて歩く。天狗岳は世界遺産に登録されたブナの森の核心地域の北端にある。核心地域の外側を取り巻く緩衝地域のブナ森の中に登山道がある。核心地域に入るには届出が必要だか、緩衝地域には自由に入れる。

写真:登山道が迂回しているブナの古木

別名「弘西林道」。青森県西目屋村<==> 青森県深浦町岩崎を繋ぐ大部分(全長60.5kmの内37.8km)が未舗装(砂利道)のスカイライン。西目屋村キャンプ場(標高約200m)からスカイラインに入り、砂利道をしばらく走ると天狗岳への登り口となる天狗峠(標高約800m)についた。4WD車を借りたので砂利道でも快適に走れた。スカイラインからの展望は良くないが途中で野生の猿や兎が道をよぎって行く。

 世界遺産となったブナの原生林がある白神山地へ出かけた。明日は天狗岳に登ぼる予定。今日は青森県西目屋村(またたぎの里)村営の白神館にチェックインした後、ブナ林を歩き回った。奥深いブナの原生林から豊富な水量が流れ出てくる。

写真:暗門第一の滝

 今回の山行はここにて終わり。


 鬼ヶ城近くにある高台の東屋から熊野灘が見晴らせる。鳶が空高く悠々と飛んでいる。


観音道

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バクチの木

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賀田で一泊し再び熊野古道を波田須駅から泊観音、観音道、大泊、鬼ヶ城、獅子岩、熊野市駅へと歩く。波田須駅の近くの道路わきで、バクチの木の大木を見かけた。樹皮が灰褐色で、まるで木が皮をはがされたように見える。博打で身包み剥がれたようなので、この名があるとのこと。バラ科、サクラ属。


ユキノシタ

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三木里の町で、道路わきの石垣にたくさん咲いていた。花びらのうち、下向きの2枚が長い。花の形からダイモンジソウ(大文字草)とも言う。ユキノシタ科、 ユキノシタ属 、開花時期は、 5月~7月初旬。



ハンカイソウ

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 三木里近くの登山道で多く見かけた。キク科、メタカラコウ属 、山地や草原などの湿地に生える。深く切れ込んだ、大きな葉が特徴的。開花時期は6-8月。


 望遠レンズで撮影。八鬼山山頂(峠)から賀田湾岸の三木里へ下る。


 世界遺産に登録された熊野古道を歩いた。尾鷲駅で降りてタクシーで八鬼山上り口まで行き、登山開始。八鬼山の頂上から三木里へ下った。標高は低いが古道の難所といわれただけのことはあって、きつい登りだった。古道沿いに樹木の幹にペンキで書かれた「世界遺産化反対」の文字が延々と続く。地元は世界遺産化をかならずしも歓迎していないようだ。


タムシバの花

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 仏坂から宇連山山頂へ、また下山の途中で白い花があちらこちらに咲いていた。高さは6から9mにもなる高木だ。花は4月の初旬に葉がでる前に咲く。モクレン科、モクレン属。


ミツマタの花

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<花が咲いてから葉がでる。文字通り枝が三叉に分かれている。和紙の原料となるコウゾ・ミツマタのミツマタ。ジンチョウゲ科、ミツマタ属、開花時期は4、5月。



宇連山から棚山林道へ下りる途中で発見。満開であった。葉に先立って球形の花をつける。


明神山が見える

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 宇連山頂上から、北東に明神山(1016m)がそびえているのが見える。


 西山麓にある川売集落から入る。奥深い山である。登山口まで車で林道を登ったので、楽な山行であった。


全員写真

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 快晴に恵まれて皆幸せであった。リーダは70歳越えの青年。


 頂上から、360度の展望があり、見晴らしはすばらしかった。白山の連峰や乗鞍岳、御獄山、穂高連峰までが見えた。


初雪?の白山

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 水後山から鎌ヶ峰経由で上り下りが何度もあり、やっと大日ヶ岳(1708.9m)の頂上に到着。今朝方(?)に降った雪で冠雪した白山も見えた。左方向に別山(ピラミッド)が見える。


 水後山(1558.5m)を過ぎて鎌が峰で休憩。御嶽山が良く見える。


 朝9時20分に桧峠(983.4m)から登り始める。ウイングヒルズスキー場の横を登ってゆく。ゴンドラ最終駅付近(1350m?)で休憩。


 中道を選んで御在所岳に登った。頂上にある山上公園から南方面に鎌ガ岳が見える。積雲(底が平たく、上部は隆起)が流れている。これが夕立をつれてくるのか??15時までに下山した。17時過ぎに下界(東名阪自動車道)には夕立が来た。


徳山ダム

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 帰りに工事中の徳山ダムのダムの底を通った。もうすぐ通行禁止になるらしく、最後の機会だった。とてつもなく大規模な造成工事で圧倒された。日本最大の人工湖となるらしい。
  

 本日のコース配分は次のとおり。名古屋7:00出発→(名神高速)→米原→(北陸自動車道)→鯖江IC→(417号)→冠峠→冠山→冠峠→(417号)→徳山村→藤橋村(徳山ダム工事現場)→久瀬温泉白龍の湯(寄り道)→(303号)(417号)→大垣IC→(名神高速)→名古屋19:30帰着

 冠峠に帰着。登り開始の時にはガスで見えなかった冠山の全景が見えた。平安時代の烏帽子冠に似ているのでこの名がついた。奥美濃のマッターホーンと表現する人もいる。垂直に切り立った部分がガレ場(断崖絶壁)だ。たしかに、恐ろしげな絶壁であった。

冠平

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 登りの時には撮影に失敗したので、帰りに撮影。ニッコウキスゲが咲いていたが写真には写っていないのが残念。風の通り道なので、強風と雨に遭遇し寒かった。


断崖絶壁

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 頂上は狭く、南側は垂直な絶壁(ガレ場)だ。冠型の垂直部分に当たる。下は千尋の谷底だ。近づかないこと。


 大変に狭い頂上だ。定員は20から30人くらいか。同程度の高度の山が周辺にいくつか見える。美濃の山岳地帯の豊かさを感じる。

 福井県と岐阜県の県境にあり、揖斐川の源流として名高い冠山(1257m)に登った。もっとも冠峠(1050m)まで車で行かなければ、他に登山道はない。冠山峠から冠平(1170m)を経て冠山までの長い尾根を歩く。冠平から頂上までに岩壁があり、3点確保などの足の運び方を勉強した。

 ぶなの木は「木のダム」といわれるほど、根元に大量の水を蓄える。江戸時代に「たたら製鉄」で多くを伐採してしまったので、下流域にコンクリートのダムが必要になってしまった。冠山の西にある金草岳(金糞岳)(1227m)は鉱滓を捨てた場所だ。江戸時代の公害の現場である。「もののけ姫」の舞台だ。

 鎌が岳→武平峠の下山途中で見かける。時期的に1週間ほど早かったせいか、まだ満開とはいえない。同じ場所にアカヤシオもわずかに咲いていた。ゴヨウツツジの別名。ツツジ科、ツツジ属。


 標高1161mの山頂(360度の眺望)から北西を見る。すこしガスがかかっているが、中央左(最)奥に雨乞岳が見える。

 鎌ヶ岳への最後の急峻な登り道の途中で見かける。4月後半が開花期らしいので、大分散ってしまっている。5弁の花。花自体は普通のツツジより小さい。別名アカギツツジ(赤城躑躅)。ツツジ科、ツツジ属。

タテヤマリンドウ

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 リンドウ科、リンドウ属。本州に分布し、中部から東北にかけて高地の高層湿原に生える。高さ5~10cm。 曇りになるとすぐに花を閉じてしまうらしい。三ツ口谷から鎌ガ岳への登り道(ザレ地に出る前辺り)で数多く見かけた。


 鎌ヶ岳(1161m)に登る。湯ノ山温泉から三つ口谷分岐、三つ口谷、長尺尾根分岐、樹木のいないざれ地、ガレ場、岩峰急登、鎌ヶ岳頂上、武平峠、武平トンネル、三つ口谷分岐、湯ノ山温泉のコース。三つ口谷近辺でイワカガミ(イワウメ科、イワカガミ属)が所々に咲いている。三つ口谷の大滝の横の急斜面を急登するところがあって緊張した。

 黍生山に登った後で、香嵐渓「飯盛山」の山裾に群生するカタクリの花を見に行く。20日頃から咲き始め、わずか1週間ほどで散ってしまう可憐で短命な花。それも日中の明るい時間帯にしか開かない。午後3時には閉じてしまう。花は本来は紅紫色6弁だが、まだ咲き始めのためか紅色に色づいてはいなかった。百合(ゆり)科、カタクリ属、開花時期は、 3月25頃~ 4月10日頃。


 足助町にある黍生山(きびゅうさん)に登る。黍生山は足助町民にとって意味深い山のようで、毎年4月4日には町の人が頂上に集まって食事(酒盛り?)をするそうだ。頂上には広い平地がある。参加した人は1年間は無病息災だそうな。


 風の通り道になっており、非常に寒い。


猿投山 御門杉

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猿投山に登る。猿投神社の横からしばらく歩き、御門杉の脇から登山道に入る。途中で東宮コースを選ぶ。東宮の周辺には巨木が多く見られる。

 戸隠温泉で汗を流す。山腹では紅葉は既に盛りを過ぎていたが、標高1200mの町では真っ盛りだ。


 中腹にダケカンバの林が広がっている。カバノキ科カバノキ属。落葉高木。シラカバは樹皮が白色で葉に光沢はほとんどないが、ダケカンバは樹皮が灰褐色で葉にやや光沢がある。


 頂上はあいにくガスっていたが、わずかに鹿島槍ヶ岳が遠望できた。

 

飯縄山の頂上にて

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 飯縄山の頂上、1917m。冬季長野オリンピックの開催地がふもとに広がる。戸隠山はすぐ近くだ。

 飯縄山へは瑪瑙山(1748m)を経由していったん150mくらい下ってから再び登る。下りの山腹沿いにピークを過ぎた紅葉が迎えてくれる。


 朝6時に出発。スキー場のゲレンデ登る。振り返ると雲間から戸隠山の岩でごつごつした山肌が覗いている。


飯縄山に登る

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 長野県戸隠村越水ヶ原にあるタンネというホテル(標高約1200m)に一泊し、飯縄山(1917m)に登る。標高差は717m。


 紅葉には早いが晩夏の鈴鹿を楽しんだ。頂上から南南西方向を見ると、左奥に竜ヶ岳に続く長い尾根(遠足尾根?)、その後ろに御在所岳(三つのピークの中央の山)などが見渡せる(写真)。他の登山者の中には頂上でコーヒーを沸かして楽しむものもいた。温かくておいしそうだ。


 北西の方向に鈴鹿山系最高峰の御池岳(1247m)と天狗岩が見える


カワチブシソウ

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 花の百名山のひとつである。特に福寿草で有名。しかし、この時期には花は少なかった。わずかにカワチブシソウが頂上近くの標高で多く見られた。

 三岐鉄道の終点、西藤原駅。近くに登山口(標高200m)がある。藤原岳の標高は1145m。登山口からの標高差は945mあり、下山までに時間がかかった。この時期にはまだ蛭が居り、帰り道でやられてしまった。


妙高山の頂上

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 9時前に頂上に到着。中腹に広がる秋の紅葉がすばらしかった。これほど美しい紅葉を初めてみた。また必ず登りたい山だ。これほど標高差(1354m)の大きい登山は最近はご無沙汰だったので、下山時はさすがに足が痛くなった(13時頃燕温泉に到着)。しかし、燕温泉スキー場の無料の露天温泉に入って元気回復


妙高山の紅葉

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 早朝5時、暗い中をヘッドランプをつけて燕温泉登山口(標高1100m)から登山開始。北地獄谷分岐、天狗堂経由で妙高山(2454m)を目指して登る。標高差は約1354m。2時間ほど登ると一面の紅葉、黄葉が目に入ってきた。
(小原守生さん撮影)

堂狗天

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